【スーパーニュースアンカー】有本香さんのコメント 2014/12/17 #アンカー #anchor

こと💉💉💉💉 @coto_labo

【値上げの冬】（１）有本：いままでのあまりにも長いデフレに慣れているから、物価が上がっていくことにはショックがあるだろうし、私も個人的にこまるものはいろいろある。ただ、本来は物価が少しずつ上がっていくのはいいこと。賃金もそれに伴って上がっていけばいいことなので。 #アンカー

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【値上げの冬】（２）有本：吉野家の河村社長がメディアの長いインタビューにこたえている。もともとあの牛丼を４００円で売っていた時代があるが、そのころに比べても家賃も含めてあらゆるものが全部上がってきたと。 #アンカー

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【値上げの冬】（３）有本：いま現在の並盛は５００円くらいの価値があるものを提供しているという自負はあるが、とにかくデフレで消費者が絶対額として安いものを求めるという心理があったのでいままでこらえてきた、ということを河村社長は言っている。 #アンカー

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【値上げの冬】（４）有本：私たちもずっとデフレの中で、とにかく安いものがいいということに慣れてきた。 岡安：デフレマインド。 有本：それからあまりにも絶対的な安さを追求してしまうと、これは吉野家ではないが、じゃあ働いている人の環境はどうなんだという問題が一方であった。 #アンカー

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【値上げの冬】（５）有本：やっぱり働く側に今度はしわ寄せが行く。非常につらい環境で働かないといけないわけで、つまり私たちの賃金が上がるということと、ものの値段が上がっていくことは本来そういう意味で直接関連性がある。 #アンカー

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【値上げの冬】（６）岡安：ある程度の物価上昇に我慢の必要な時期もある？ 有本：その通りで、絶対とは言えないがどうしても賃金の指標の方があとからくる。また、ベースアップは１年に１回。どうしても物価の上昇の方が先にくる。だから、すこし時間が必要だろう。 #アンカー

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【値上げの冬】（７）有本：それから吉野家の社長はもうひとつおもしろいことを言っている。実は１０月の決算発表のときに河村社長自身が、牛肉は来年の２月くらいまでストックがあるといっていた。これが早めになくなってしまいそうで、だから早めに値上げするということを言っていた。 #アンカー

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【値上げの冬】（８）岡安：どうして？牛丼が売れた？ 有本：そうではなく、吉野家は１０月から鍋をはじめた。牛すき鍋は牛丼と同じ肉を使っているそうだが、この売れ行きが好調。また、既存の店舗の売り上げも２割ほど上がっているらしい。 岡安：牛丼より鍋の方が高いはずだが？ #アンカー

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【値上げの冬】（９）有本：高い。だから、安いものばかりを追い求めるという消費者のマインドでもなくなってきているということもある。そういう意味で相応のお金を払っていくことで、みんなの給料も追いついて上がってくればいいなあ、といまのところは希望を持っていいんじゃないか。 #アンカー

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【値上げの冬】（１０・了）岡安：８０円の値上げくらい給料が上がったから大丈夫、と言えるくらいに。 有本：そういう風に来年のいつごろからかに、なればいいなと思う。 #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（１）有本：いままで韓国に関する報道があるたびに、私も財閥支配経済と言ってきたがまさしくその典型。２０１２年に発表されたデータだが２０１１年の韓国経済、GDPの７６．５％が財閥企業１０社によって占められていた。（岡安アナ、おどろく） #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（２）有本：最大のサムソングループはGDPの２２％くらいを占めてしまっている。サムソンというと私たちは電気製品みたいなイメージがあるが、たとえば韓国で一番名門といわれる新羅ホテルもサムソンの系列。要するにあらゆる業態を財閥が全部抱え込んでいる。 #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（３）有本：私も韓国には田舎をふくめて仕事でいく機会がずいぶんあったが、韓国人といろいろな話をすると、財閥の傘下のところにちょっとでも引っかかってないと、もう韓国ではこの先いい暮らしは絶対にできませんと。 岡安：受験戦争も激しい。 #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（４）有本：国外に出る人が多いというのもそういうところがある。日本とはまったく比較にならないくらい韓国は格差が非常に大きい。それから韓国の財閥は単に富をもっているだけではなくて、もう無理難題が聞かせられる。非常に旧態依然、階級社会的。 #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（５）有本：では韓国の中小企業は一体どうなっているか。とくに９０年代後半の通貨危機以降、中小企業は全部淘汰されてしまった。 岡安：大企業、財閥系ばかりになってしまった？ 有本：要するに、財閥系が韓国の経済そのもの全部握っている。 #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（６）有本：なぜ中小企業が育たないか。中小企業がちょっといいビジネスをやっていると大手が買収をかけてしまう。がんばっている中小企業と大企業が一緒になってビジネスをやり、お互いに共存共栄というのは日本ではまだあるが、そういう風土が韓国にはない。 #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（７）岡安：では財閥以外の人からすると、怒りの矛先は財閥に行く？ 有本：その通りで、かなり典型的な弱肉強食社会。しかし怒りや不満の矛先でもある一方、それだけすごい格差があるとあこがれの象徴でもある。 #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（８）有本：たとえば韓国ドラマだと、ひとつのドラマにひとりは財閥の御曹司が出てきて、庶民の女の子が見初められるというストーリーが多い。これはやはり庶民にとってのあこがれ、夢の象徴。そういうストーリーは日本だといまどきさすがに、と思うが。 #アンカー

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【ナッツ・リターン問題】（９・了）有本：これがドラマのあらゆる場面で描かれるくらい、財閥というものは韓国の中である意味富の象徴だし特権階級の象徴。だから、そういう社会だということを私たちはよく理解した方がいいと思う。 #アンカー

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【民主党代表選、来年１月に】（１）有本：みなさん立候補されればいいと思う。VTRで名前もあがっていたが、前原氏は代表経験がある。細野氏は若いので世代交代とか新しい顔という意味あいがある。ただどうも聞いてみると、細野氏や前原氏では逆に党がまとまらないんじゃないかと。 #アンカー