南幌 祖母・母殺害事件「誰も気づいてあげられなかった」「失われた10年」経た少女の決断 - 北方ジャーナル 2014年12月号

鉄馬 @tetsumah

南幌 祖母・母殺害事件「誰も気づいてあげられなかった」「失われた10年」経た少女の決断 - 北方ジャーナル 2014年12月号

鉄馬 @tetsumah

【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"「ついに起きたかって、って」詳細を欠く速報に接した時点で、複数の地域住民が瞬時に事情を察したという。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"当初強盗の被害を装っていた少女は取り調べ素直に罪を認め、「しつけが厳しく、逃れたくて殺した」とその動機を話したという。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"人口8000人あまりの小さな町とて、情報の拡散は早い。午後3時半に3度目の警察発表を受けたメディアが競って少女の逮捕を報じ始めたころには、彼女と関わったことのある人の多くが自責の念に駆られていたようだ。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"なぜ気づいてあげられなかったのか。 発生１カ月以上を経た今、その声は少女をよく知る町民のみならず、報道を通じて「厳しいしつけ」を知った人たちの口からももれ聞こえている。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"「テレビのニュースとかで、しょっちゅう雪かきや草むしりをやらされていたとか、夕方5時までに帰らないとおばあちゃんに怒られるとか、冬に車庫の前にずっと立たされてたとか、『しつけ』の話いろいろやってますよね。あれ、全部ほんとのことですから」 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"「あの子だけ、表玄関を使わせてもらえないの。車庫の方から裏にまわって、勝手口から家に入る決まり。家の周り、立派な生垣でしょう。手入れ、全部あの子ですよ。おばあちゃんが窓から顔を出して、杖で指示してましたから」 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"小学校時代の少女が鞄ならぬ風呂敷を持って登校してたとの逸話は、中央の週刊誌が「ランドセルを買ってもらえない」という文脈で報じていた。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"自身の孫を追い込んだ「しつけ」萌芽がいつ頃生まれたのかは、定かではない。前段に引いた近隣住民の言「5時までに帰宅」の理由は、祖母の愛玩する柴犬の散歩が少女の仕事の1つだったためだ。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

工藤年泰 @retoshi6

北方ジャーナル2015年1月号が本日発売となりました。各誌新年号らしく目出たい感の編集はいつものことですが、ジャーナルは中身の濃さで勝負です。特に南幌殺人事件の深層レポートはウチでしか読めません。是非！ hoppojournal.sapolog.com/e428241.html

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"少女が自宅わきの"離れ"で寝起きしていたという逸話も、すでに複数のメディアによって報じられた。物置小屋のようなそれの内部を窓越しに確認すると、確かに二段ベッドのような寝床があり、今も布団が敷かれたままであることがわかる。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"ただ、家族と離れて1人そこで床に就くことが祖母の強制の結果なのか、少女が望んで1人時間を確保していたのか、真相ははっきりしない。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"「社会復帰をする時、好奇の目に晒されて欲しくない。彼女が必死で隠してきたことを、これ以上世間に知って欲しくないんです」 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"事件の翌週から署名活動を始めた同級生の保護者の1人は、少女の心労に気づいてやれなかった悔いを吐露する。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"11月4日午後、少女の友人らとともに札幌市中央区の札幌地方検察庁を訪れ、南幌町の人口を優に超える計1万0534筆の署名を、嘆願書とともに同庁に提出した。 【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"事件後にの保護者らが耳に挿んだ逸話の１つを、真偽が定かでない伝聞情報であることを承知した上で、敢えて結びに。【北方ジャーナル】 2014年12月号

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"制限がある留置施設での昼夜を、少女はむしろ快適に過ごしているようだ。 「暖かい布団と、きちんとした食事があるから」という。 【北方ジャーナル】 2014年12月号