日本という国号

たられば @tarareba722

日本という国号は、その成立経緯から明らかに“中国大陸から見て日出ずる処”という意味であり、中国本意の国名なのだから、オリジナリティを尊重するネトウヨの皆さんは、例えば憲法を「米国が作った押しつけだ」というのと同じく、「日本などという国名も変えよう」という話にならないのだろうか。

悠希ヽ(^o^)丿非公式 @youkiwi

@tarareba722 少なくとも当時の列島西部の住民が自分達で考えてひねり出した名前なので、中国に押しつけられたわけではありません さらに、当時の航海術で日本列島が人間の居住範囲の東限であることを知っていたという証左でもあります。 そこのところも考慮していただきたいですよ。

たられば @tarareba722

@youkiwi 「中国中心の世界観で付けられた国号であり、それを少なくとも1300年以上変えずに使い続けている」という状況が共有されていれば、私はそれで構いません。

たられば @tarareba722

えーと、何名かの方に「違うだろ」というリプライ（エア含む）をいただいていますが、それぞれ思うところもあるでしょうし、個々のお返事は自粛しまして、網野善彦先生の『「日本」とは何か』（講談社刊）を引用し、その補足といたします。以下、引用。 amazon.co.jp/dp/4062689006

たられば @tarareba722

①この国号（「日本」）は、西郷信綱氏や吉田孝氏の指摘する通り、太陽神信仰、東の方向をよしとする志向を背景としており、中国大陸の大帝国を強烈に意識した国号であることは間違いない。「日本」は「日の本」、東の日が出るところ、「日出づる処」を意味しているが、

たられば @tarareba722

②いうまでもなくそれは西の中国大陸に対してのことであり、ハワイから見れば日本列島は「日没する処」に当たることになる。 　この国号は「日本」という文字に則してみれば、けっして特定の地名でも、王朝の創始者の姓でもなく、東の方向をさす意味であり、しかも中国大陸の大帝国を強く意識しつつ、

たられば @tarareba722

③自らを小帝国として対抗しようとしたヤマトの支配者の姿勢をよくうかがうことができるが、反面、それは唐帝国にとらわれた国号であり、真の意味で自らの足で立った自立は言い難いともいうことができる。

たられば @tarareba722

④それゆえ、穏健なナショナリストである岩橋小弥太氏は、この解釈をとると、自分が左の人からは右さん、右の人からは左さんといわれることになり、「分裂症」的になるとして、ヤマトの枕詞に「日の本」とある点に着目、そこに国号の淵源を求めている。

たられば @tarareba722

⑤しかし吉田孝氏のいうように、『万葉集』の中で「日の本」がヤマトの枕詞となったのは一例しかなく、しかもそれは「日本」という国号の決まったのちであり、岩橋小弥太氏の説は成り立ち得ないであろう。 　この国号はまさしく「分裂症」的であり、中国大陸から見た国名であった。

たられば @tarareba722

⑥1996年、NHKの人間大学で「日本史再考」というテーマで放送したとき、かつて一部の支配者が決めたこの国号は、われわれ国民の総意で変えることができると述べたところ、「日本が嫌いなら日本から出て行け」という警告のはがき、手紙をいただいた。

たられば @tarareba722

⑦しかしこうした立場に立つ人々こそ、さきの「国家神道家」の「筋の通った」主張を継承し、「日本」を「大嫌い」というべきであろうし、中国大陸側に視点を置いたこの国号など、ただちに変更すべしという運動をおこされるのが当然だと思う。（P87〜94より、引用ここまで）

きゃしゃん＠てつや @chasyan

@tarareba722 歴史は割りと素人ですがそれでも遣隋使に聖徳太子が「日出処の天子から日没するところの天子へ」という書簡を持たせて隋を激怒させた有名な逸話は存じております。中国を意識したものではあるでしょうが、中国が日本をこう読んだから日本になったは誤りではないでしょうか？

たられば @tarareba722

@chasyan 私も網野善彦氏も「中国が日本をこう読んだから日本になった」とは書いていません。