ばたこさんの、死因別死亡者数からみた戦前戦後の違いなど
このとき私は、明治30年前後の、宮城県内某村の死因別死亡者数の帳簿を整理してた。この頃は、こういう帳簿バラしてふすまの下張りにしちゃうのね(^_^;)
2014-12-21 14:20:04乳幼児死亡者数がほんと多い。5歳くらいまでにたくさん死ぬ。で、70台以降の死亡者数はほとんどゼロ。つまりそれより前にだいたい死ぬ。明治30年だから、そんなに大昔のことじゃないよ。
2014-12-21 14:22:05全年齢通して「消化器病」の死者が多い印象。たとえば「胃がん」なんかも消化器病に含まれてるのかもしれないが、腸チフスとかコレラとか赤痢の流行が繰り返しあったようなので、そういったものか?と想像してみたり
2014-12-21 14:27:00村の帳簿なので、同じ頃の水害の被害報告や、地震後の道路や建物の復旧工事予算や決算、なんかも出てくるのだけど、こんなに重なるか?というくらい、天災多い。明治三陸津波のあった明治29年など、6月に大地震と大津波、8月と9月に大雨(台風か?)による水害があったようだ。
2014-12-21 14:30:50作業そのものは、バラバラになった帳簿を、たとえば死亡者数統計なら、まず筆跡でだいたい分けて、足し合わせて合計した数字が合うかどうか確認する…という地味〜なもので、なのでたぶんテレビには出てませんw
2014-12-21 14:34:55ぜんぜん別件でコレの版下作成 kingendai.com/books/kindaito… などにちょっと関わってたりする。いろいろつながってくるねえ。
2014-12-21 14:38:25私自身は研究者ではなくて、近現代史資料収集や保全のお手伝いしてるだけなんだけども。かいま見えることがだんだんつながって立ち上がってきて、どうするんだろうこれw
2014-12-21 14:40:13死ぬ病気だったものが、治療薬や予防法の発見で治る病気になる。その変化は富める者には早く届き、貧しいところには届かない。
2014-12-21 14:44:38ふすま下張りからたくさん出てくるむかしの新聞の薬の広告、おおむね、滋養強壮でなんでも治ることになってる。肺病も淋病も滋養。仙台弁で「ずよう」。
2014-12-21 14:51:47私の目が偏ってんのか実際そうなのか分からんが、性病の薬や治療法の広告が多いと感じる。淋病、梅毒。梅毒は戦後まで、治らない死病だったのね。
2014-12-21 15:00:31また別の現場で、県内某小学校の、戦後の職員日誌を扱ってる。GHQ指導の数々の流行病の予防策。児童への予防接種予防接種予防接種、消毒消毒消毒。ほんの数年前までの死病が死病じゃなくなる。
2014-12-21 15:04:40かかる人が少なくなれば、うつる人も少なくなる。かかっても治療法がある。これらが「なかったらどういうことになるのか」を知って、震える。
2014-12-21 15:10:01「戦後、死病じゃなくなった病気」が幾つもあることを知る。海外で治療薬が発見されてても、それが戦中で敵国だと、入ってこない。
2014-12-21 15:32:13