3.介護は、近い将来、確実に多くの人が直面します。75歳以上の要支援・要介護は3割以上なので、例えば両親・義両親4人健在で75歳以上になると、あくまで確率ですが1人以上は該当することになります。
2014-12-26 16:07:454.(両親に限らず、近くに一人で住んでいる親族などの介護に関わることになる可能性もあります。一度家系図書くなどして洗い出してみるとよいです。)
2014-12-26 16:08:425.介護は育児と比べて、全般に、突然始まる・個別性が高い・長期化する(平均で4年9カ月)・先の見通しが立たないといった特徴があります。突然始まり、初動が大事なので、事前の備えが重要。
2014-12-26 16:10:146.備え① まず、介護に直面したときに、自分だけ・家族だけで抱えこまないこと。仕事をしていないからといって、誰かに抱えこませないこと。もし仕事をしているなら、休む時期はあっても極力辞めずに続ける前提でどうするかを考える。…といった意識を持つことがとても重要だと思います。
2014-12-26 16:11:017.介護に専念するために仕事を辞めてしまうと、費用面、心身の負担は高くなり、いつまで続くか見えない状況で、行き詰まってしまうことも。また、現実として、再就職の道も険しくなります。
2014-12-26 16:12:018.備え② 勤務先の介護支援制度・介護休業法の概要・公的介護保険の概要を知っておくこと。介護は突然来るので、予め取っ掛かりだけでも知っておくのが大事です。最低限、人事の詳しそうな人を押さえておくだけでもよいかも。以下、さわりだけ少し。
2014-12-26 16:13:319.介護休業は法令では93日。介護に専念するための期間というより、初動の緊急対応と両立準備の期間という位置づけで、この日数。休業期間を介護そのものに使った人より、手配調整を進めた人の方が、仕事が継続できている、というデータあり。
2014-12-26 16:15:1410.公的介護保険は、40歳以上が被保険者。サービスを受けられるのは、一部の疾患を除き、65歳から。認定(要介護・要支援)を受けると介護サービスが受けられる。介護が発生したら、まず被介護者の居住地の地域包括支援センターに相談して認定を受ける。
2014-12-26 16:16:0411.備え③家族と普段からコミュニケーションを良好にしておくこと。被介護者のかかりつけ医、介護になった場合の希望や普段からの好みなど把握しておく。連絡を密にすることで早めに不調に気づくこともできる。
2014-12-26 16:17:2212.あと大事なのが金銭面のこと。介護費用はまずは被介護者が負担するのがベースなので、どこでどう管理しているのか、いざという時把握できるようにしておく。なかなか聞きづらいので、”エンディングノート”などを活用するとよい。
2014-12-26 16:18:2313.(おまけ。エンディングノートは、書いたら冷蔵庫の中にしまっておいてもらう。そこなら、もしも何かあったときに、早い段階で見つけられるので。)
2014-12-26 16:19:0514.備え④ 働き方の見直し。時間制約や急な不在に耐えられるよう、情報共有、非効率の見直し、生産性向上。切羽詰まってからより、いざという時に備える。この辺、育児との両立経験者は先駆者として重宝される、はず。
2014-12-26 16:19:52