- HayakawaYukio
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そうしたら、こんなのやこんな記事があった。(やっぱ写りが悪いな) pic.twitter.com/SrkGM3qgjZ
2014-12-31 00:48:16富士山の噴火で火砕流でたら、シェルターに逃げ込んでも、蒸し焼きになるだけだよ。 pic.twitter.com/HbulMPOLkz
2014-12-31 00:53:53富士山が噴火しても火山灰は東京に積もらない。
ここで、富士山噴火の東京への影響で、巷間に広まっている重大な誤解を指摘しておこう。おとといの池上特番でも誤解したまま放送されたから。
2014-12-31 07:21:18内閣府のページに置いてある富士山火山防災マップ bousai.go.jp/kazan/fujisan-… の右下にある地図は、富士山が噴火したときの東京への影響を示すものとしてしばしば引用される。 pic.twitter.com/VqKfSfBy20
2014-12-31 07:21:51東京23区にも10センチの火山灰が降り積もるようにみえる。しかし、よく見ると、10センチは緑の線だ。10センチ積もるのは横浜だ。東京23区は5センチくらいだと読める。これは小さな過大表示だが、過大表示して住民を怖がらせようの意図がこの地図の随所に見える。それを指摘しよう。
2014-12-31 07:24:55この地図は、右下に置いてある江戸時代の宝永噴火の積灰実績に基づいてつくられている。宝永噴火は、富士山10万年の歴史の中で、もっとも多くの火山灰を放出した噴火だった次の富士山噴火が宝永と同じ量の火山灰を出す確率はとても小さい。宝永の1/1000程度がもっともありそうだな量だ。
2014-12-31 07:28:26「季節によって風向きが変わるため、火山灰の到達範囲は変わります。この図はすべての季節を重ねて描いているため、実際の降灰範囲は異なる場合があります」と内閣府は注釈をつけている。
2014-12-31 07:30:26そうだ。この地図は、1回の富士山噴火によって積もる灰の厚さを示しているのではない。地図上の各地点に、次の宝永噴火で積もるだろう最大の火山灰の厚さをしめしている。「異なる場合があります」ではない。かならず異なる、のだ。
2014-12-31 07:32:02富士山から見て、ひとつの方角にだけ火山灰が降る。残りの方角に火山灰は降らない。その方角は風向きによる。宝永噴火で火山灰は上空20から30キロを移動した。
2014-12-31 07:33:26というわけで、次の富士山噴火で東京に火山灰はたぶん降らない。降ったとしても、ほんのわずかだ。2009年2月2日の浅間山噴火で川崎に降った火山灰と同じくらいの量だろう。(あの浅間山噴火、ほとんどの人がもう忘れてるでしょ?その程度の被害だ)
2014-12-31 07:36:36東京の地面を作っている関東ローム層が富士山の噴火でできたと思っている一群の人がいる。そう思っている人は、富士山が噴火したらたくさんの火山灰が積もると信じるだろう。なにせ、関東ローム層は1000年で10センチ積もったのだから。
2014-12-31 07:38:01しかし、関東ローム層は富士山の噴火で(直接)降り積もってできた地層ではない。材料は確かに富士山の火山灰粒子が多いが、関東ローム層という地層は、毎春何日かある強風の日に吹き荒れた砂塵あらしが草地の上に積もらせた地層だ。
2014-12-31 07:40:07関東ローム層は、むしろ富士山が噴火しなかったときに積もってできた地層だ。富士山が噴火して降り積もった火山灰(軽石)は、関東ローム層の間に挟まっている。江戸時代の宝永噴火の軽石(スコリア)は、地表近くの黒い関東ローム層の間に挟まっている。
2014-12-31 07:42:03富士山が噴火しても東京に(実質的な)影響はない。いつもの都市機能が維持できる。桜島の火山灰と50年もつきあってきた鹿児島市をみよ。
2014-12-31 07:44:44Q 内閣府が富士山噴火をなぜ過大表示したか。 A 噴火被害を大きく言えばと、自分たちの予算と人事に好都合だから。それは、火山専門家たち(学術と民間双方)の利益と一致した。 つまり利益相反が発生した。
2014-12-31 07:55:56・富士山噴火は1ヵ月前に予知できる、 を行き過ぎた楽観論として却下するなら、 ・富士山噴火で降り積もる火山灰で東京の都市機能が壊滅する、 は行き過ぎた悲観論として、同じように却下すべきだ。
2014-12-31 07:59:00