古代世界の神権的世界とヘレニズム君主化したアントニウス
ちなみによく言われる「浮気してばっかりのゼウスをなんで古代ギリシャ人は崇拝してるの?」は原因と結果が逆で、ゼウスは偉大な最高神なので、各地の人間がそれぞれ「俺達の先祖はゼウス神だぜ!」と主張して結果として浮気神話が量産されている、という事なので、そこのところ宜しくお願いします!
2015-01-04 20:54:16つまり、ゼウスが浮気ばっかりで最低な男に見えるのは、「最高位の神である彼の血が欲しいから」という人間側の都合なのですね…。たまに「ポセイドンやアポロンあたりで我慢しよう」という慎み深い古代ギリシャ人の一族もいるけど!
2015-01-04 20:59:47古代ギリシャ人、転じて一般的な古代世界というのはその社会基盤に非常に神権的なものがあり、大昔は都市や集落において、神の王、人の副王、そしてそれを崇め従う市民、都市外集落外のそれ以外(野蛮人)というものでした。
2015-01-04 21:05:18古代のさらに昔の王国帝国において神こそが王であり、人の王はあくまで副王であった、ということは珍しくない。だが、何時しか人の王こそが神格化され、元の神は統治という面では君臨することが無くなる傾向が出、神は別の席を与えられ、人心の安定など裏向きの支配に置かれるのである(大味な話ですが
2015-01-04 21:05:46人の神格化…とは別に人の王は人であり、さらにそこに一段階挟んで、君臨する神々、という構図になったともいえる。神々に普遍的に触れ得るのは神と交信できる神官や神の血を引く(とされる)王族であり、庶民は神々に触れ得ざる存在であった。※ただし、神々に興味持たれた場合は別である
2015-01-04 21:06:09@centurio_P 厨二病こじらせてその逆を極めようとした後醍醐天皇と織田信長とかいう(ry
2015-01-04 21:08:41つまり、ゼウスがあちこちで女を抱き、その血筋を残したというのは、神々が裏向きの支配になり、人の王による直接的な統治というものに移り変わることによって、その人の王の権力基盤や人心の安定に神々の血を欲したという事情もあり、その中で最高神のゼウスの需要が多かったということですね(RT
2015-01-04 21:09:12古代地中海世界は「直接的に君臨し支配する神の王とそれを補佐する人の副王」「崇められ、気紛れに干渉する神々と統治する人の王」二点で時代性というのが大きく分けられてきたりします。例えば古代メソポタミアのシュメール期やアッシリアは前者が、紀元前1200年のカタストロフ以降は後者が目立つ
2015-01-04 21:13:29@futaba2010 日本は結局古代気質なところをずっと残したまま今に通じてる感じがします
2015-01-04 21:18:06@centurio_P でもだからって黄金の雨になってまで子作りしたり、白鳥に卵産ませるのは、やっぱり変態の誹りを免れないよなと思わせるのが、ゼウスクォリティ。
2015-01-04 21:11:49@KITEis 偉大なゼウスが如何にして我が祖先に血を残したかという伯付けという見方もできますが、「なぜにそんなプレイを選んだ」と突っ込みが入れたくなるのは確かですねw
2015-01-04 21:17:31@centurio_P とくにゼウスのプレイは「現代日本人のかなりの変態でも敗北感を覚える」みたいなレベルに到達していて、どうしても、理由がはっきりしていても「ほどほどにしろよ!」ってなってしまうから一周回って感心してしまう。
2015-01-04 21:21:21あれこれ上手くいかなくても技術が足りてないのが明白でこれから如何こうするのも難しいので開き直ってとりあえず描くことにした>お絵かき
2015-01-04 22:42:56@centurio_P 隊長的には、内乱の一世紀でアントニウスが勝ったらどうなりそうだと思います? あまり深く考えずに、まあノリでw
2015-01-04 22:44:48@SPQR_RomeFan ふーむ。プトレマイオス朝(ラゴス朝)エジプトを基盤としたアレクサンドロスーディアドコイーエピゴノイと続いていた王制的慣習と存命王族を神格化した信仰のヘレニズム的東方王国を築いたと思いますよ。エジプト、シリア、アルメニア、そしてローマの領域全土に跨る。
2015-01-04 23:04:14@SPQR_RomeFan 紀元前34年に彼はアレクサンドリアのギュムナシオン(公共競技場)で王家の祭儀を挙行し、クレオパトラを諸王の女王、カエサリオンをその後継の諸王の王として従来のエジプトとパルティア遠征前後にエジプトに与えたシリア・キリキア・キュプロスを継がせ(続
2015-01-04 23:09:44@SPQR_RomeFan クレオパトラとの間にできていた子ら、アレクサンドロス・ヘリオスにはアルメニアとユーフラテス以東の地を。クレオパトラ・セレネにはエジプトの裏庭キュレナイカ(リビア)を、プトレマイオス・フィラデルフォスには後々にシリア・キリキアを継がせると宣言してますから
2015-01-04 23:12:14@SPQR_RomeFan 自分もヘレニズムの慣習に沿った神格化を行い、供とするクレオパトラを新しきイシス、自身を新しきオシリスにしてデュオニソスとして神になり完全にヘレニズムの王族になってますしね。内戦勝利後、ローマ風に立ち返ることは彼はないでしょう。
2015-01-04 23:18:03@SPQR_RomeFan より強権的な支配か、緩やかな連合体かは不明ですけどねー。同時にローマの従来の領土、そして、未来に征服するであろう領土も子らとカエサリオンに相続権を与えるとしてましたから、存命時には一大帝国、死後は新たなヘレニズム世界になったんじゃないでしょうか
2015-01-04 23:22:50キリキアのタルススにて、小アジアからシリアにかけてがカエサルの内乱からフィリッピの戦いまでにかなり荒廃していたことで、古き東地中海世界の統治者クレオパトラに相談を持ちかけたときからアントニウスは、ヘレニズム的王制と神格化による信仰の世界観に興味を持っていた。
2015-01-04 23:26:49彼は小アジアからシリアの復興と統治に性を出す間にヘレニズムと東方世界的な神格化された讃え方にかなり影響を受けている。例えばエフェソスの民からは「新しきデュオニソス」として挨拶され、讃えられており、その後の相談を受けてきたクレオパトラのオリエント式の豪奢で華麗な訪問に魅せられている
2015-01-04 23:29:11