「現代の奴隷」からの脱却

調明等 @Khristos_David

形式と様式しか見ない者に、思考的価値は存在しない。 思考的価値とは俗に言うなれば「中身」であり、 「中身」とは「精神」である。 私は、思考的価値の存在する事象及び人物と それらを効果的に表現する形式及び様式にしか、 全くして興味を持つことができない。

調明等 @Khristos_David

判然と言っておくが、「思考的価値の存在しない者」とは 私の目には奴隷としか映っていない。 誰かに飼われ、誰かに依存し、誰かの支配の下で生殖する。 ……見よ。奴隷制がなくなってから、 現代では巧妙に市民が奴隷にされている。 それに気付かない者に私は興味を持たない。

調明等 @Khristos_David

精神が自己意識の発露であり、自己の尊厳発見への萌芽であり、 他者の尊厳への理解の始まりであることを肯んじて欲しい。 私は言う。それが存在しない者…… 「思考的価値の存在しない者は、全き奴隷なのだ」と。 この命題は重要である。この命題から全人が解放される日とは、 人類繁栄、或は……

調明等 @Khristos_David

亡滅の日なのだから。終末には全てが集約される。 当然の話であるし、分かっていただきたい。 「形式や様式を通して得られる精神を持て」と言うだけのことである。 これを怠るならば、あなたが奴隷であり、 あなたが愚かにも人類滅亡の程度的数的加担を演ずることは 私は全くして証言できる。

調明等 @Khristos_David

「思考的価値の存在しない者、と言うのは畢竟、奴隷である」 ということを肯んじれば分かることだが、 「思考的価値が人間として生きる価値」であるならば、 現代の奴隷とは市民の一階層であり、市民は社会の生産手段の奴隷であり、 「思考的価値がない者は道具としての価値しか有しない」のである

調明等 @Khristos_David

全ての建前を取り払えば、 社会を維持するためだけに必要な奴隷、 そのために家族を含める僅かな娯楽を与えられた哀れな家畜。 それが精神を保有しない市民と言う一階層なのである。 先進国現代人、特に日本国国民には、これを分かってもらいたい。 あなたがあなたのために存在する、それは建前だ

調明等 @Khristos_David

私は思う。 「なぜ多くの人は、精神を持たずに生きていくような 　不毛なことをするのだろう」と。 精神を持たない者は、偏見程度にしかならない中途半端な知識と 一時の感情だけに支配される人生を送り、 その内容は一刻一秒に人々にとって有害極まる。 私は言いたい「精神を持て」と。

調明等 @Khristos_David

「精神＝思考的価値＝中身」とは知識でもなければ感情でもない。 「自分が生きて来た全てに価値を付与する『思考の結論』」である。 知識、経験、発想、感情、感性……それらの人生的総体なのだ。 これがあれば、人は自分の尊厳を正しく主張し、 他者の尊厳に正しい認識と理解が得られる。

調明等 @Khristos_David

日本国民の恐ろしく大部分には、これが欠如している。 余りに煩雑で、面倒だからと言う理由で放置されているのだ。 然しながらこれがないなら、 人は、他人を傷つける偏見にまみれた感情的な奴隷であり、 社会生産手段の家畜でしかない。 私は日本国民にはここから脱却して欲しいと思う。

調明等 @Khristos_David

脱却された先には、誰もが住みよい社会があり、 人々の精神構造によって根拠づけられた言動によって 人々が自衛される国がある。善い生活があり、善い隣人があり、 善い政治があり、善い経済があるだろう。 日本国民のみならず、世界の人々には 面倒がらずに「自己の精神」を育てて欲しい。