茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第1418回【金のエンゼルがどこかにいる】連続ツイート

2015.1/30 茂木健一郎氏 【金のエンゼルがどこかにいる】連続ツイート …今でも、チョコボール、コンビニで突然買ってしまうことがある。それで、「銀のエンゼル」は当たったことがあるけど、「金のエンゼル」は当たったことがない。(おもちゃのカンヅメには、交換したことがない。)それで、俄然、「金のエンゼル」っていいな!と思ったのである…
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茂木健一郎 @kenichiromogi

雪の中での移動の対応で、いつもより遅れました。すみません。連続ツイート1418回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、今朝、思い出していたこと。

2015-01-30 09:12:02
茂木健一郎 @kenichiromogi

人間の連想記憶というのはふしぎなものである。今朝、トイレでぼんやりしていたら、「だぁれもいないと思っていても」で始まる森永製菓のコマーシャルが思い出された。「どこかでどこかでエンゼルは」と続くんだけど、あれ、いい歌だったなあ、と思って、それで、突然チョコボールのことを思い出した。

2015-01-30 09:15:06
茂木健一郎 @kenichiromogi

今でも、チョコボール、コンビニで突然買ってしまうことがある。それで、「銀のエンゼル」は当たったことがあるけど、「金のエンゼル」は当たったことがない。(おもちゃのカンヅメには、交換したことがない。)それで、俄然、「金のエンゼル」っていいな!と思ったのである。

2015-01-30 09:16:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

作詞はサトウハチローさんだということだが、「だあれもいないと思っていても」、ちゃんとエンゼルが、「いつでもながめて」くれている、そんな心強い、うれしいことはないじゃないか。しかも、それが「金のエンゼル」なのだ。ところが、その「金のエンゼル」に、なかなか出会うことができない。

2015-01-30 09:18:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

そして、ここからが肝心なのだが、「金のエンゼル」は、もし当たったら、それ自体がもの凄くうれしいことで、それを、一枚で「おもちゃのカンヅメ」に換えられるというのもうれしいけど、ひょっとしたら、「金のエンゼル」のうれしさの方が、純粋で、高いところにつれていってくれるんじゃないか。

2015-01-30 09:19:10
茂木健一郎 @kenichiromogi

思い出すのは、「チャーリーとチョコレート工場」である。チャーリーは、金のチケットを当てて、チョコレート工場に行く。チョコレート工場で見聞きするもの、その冒険ももちろんうれしいんだけど、「金のチケット」自体の方が、さらにピュアなうれしさなのではないだろうか。

2015-01-30 09:20:22
茂木健一郎 @kenichiromogi

「金のエンゼル」も、「金のチケット」も、何かに引き換えられることも価値だけども、その、ピュアで天上につながるようなうれしさの気配自体が、より貴い。そして、「金のエンゼル当たらないかなあ」「金のチケットないかなあ」とあこがれる子どもの心の中に、いちばんステキな元素があるのだろう。

2015-01-30 09:22:58
茂木健一郎 @kenichiromogi

子どもにとって、だれもいないと思っていても、「金のエンゼル」は、どこかにいて、自分のことを見つめてくれているのだ。それが、幼い頃の、ふしぎの時間の正体である。

2015-01-30 09:24:20
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1418回「金のエンゼルがどこかにいる」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。

2015-01-30 09:24:38