湊かなえ『告白』英訳版が全米図書館協会アレックス賞を受賞!(過去の受賞作の邦訳一覧付き)

全米図書館協会のヤングアダルト図書部門が毎年授与している「アレックス賞」(Alex Award)の今年の受賞作が2015年2月2日に発表された。湊かなえ『告白』(英訳版)やアンディ・ウィアー『火星の人』など10作品が選ばれた。 この賞は「ヤングアダルト世代に薦めたい一般書」を選出する賞で、1998年から授与されている。前年に刊行された書籍(ノンフィクション含む)から毎年10作に贈られる。
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ilovelibraries.org @ILoveLibraries

Alex 2015: Confessions, by Kanae Minato, translated by Stephen Snyder, published by Mulholland Books #alayma #alamw15

2015-02-02 23:02:56
ilovelibraries.org @ILoveLibraries

Alex 2015: The Martian, by Andy Weir, published by Crown Publishers #alayma #alamw15

2015-02-02 23:03:47
夜鳥 @nightbird_y

全米図書館協会2015 youth media award。ニューベリー賞、プリンツ賞、モリス賞、アレックス賞など一挙発表。 live.webcastinc.com/ala/2015/live/

2015-02-03 00:37:43
夜鳥 @nightbird_y

アレックス賞(ティーンにお薦めの一般書10作に贈られる)にアンディ・ウィアー「火星の人」などと一緒に湊かなえ「告白」(英訳版)が選出。日本の作品が入るのは初では。

2015-02-03 00:39:17
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

過去には『解錠師』『卵をめぐる祖父の戦争』などが受賞している全米図書館協会アレックス賞湊かなえ『告白』英訳版が受賞(アンディ・ウィアー『火星の人』なども同時受賞)。「ヤングアダルト世代に薦めたい一般書」が毎年10冊選出される。 togetter.com/li/777888

2015-02-03 07:27:58
  • 全米図書館協会のヤングアダルト図書部門が前年の優れたヤングアダルト書籍に贈る賞としては「プリンツ賞」(Michael L. Printz Award)がある。それとは違い、「アレックス賞」は一般向け(大人向け)の書籍の中からヤングアダルト世代に薦めたい書籍を選ぶものである。
  • なお、「アレックス賞」という賞の名前の由来になっているのは、ヤングアダルト向け図書館サービスの先駆者である図書館員、Margaret Alexander Edwards(1902-1988)。ヤングアダルト図書部門にはほかに同じ人物の名を由来とする「エドワーズ賞」(Edwards Award)というのもあるが、これはヤングアダルト小説のジャンルでの功労賞的な賞で、作家に対して授与される。

2015年のアレックス賞受賞作

 全米図書館協会の公式サイト、2015年2月2日の記事より。
 2014年にアメリカで出版された書籍が対象。

  • 湊かなえ『告白』(英訳:スティーヴン・スナイダー Stephen Snyder)
  • アンディ・ウィアー『火星の人』
  • ジョン・スコルジー『Lock In』 【早川書房から邦訳出版予定】
  • マイクル・コリータ『Those Who Wish Me Dead』
  • アンソニー・ドーア『All the Light We Cannot See』
  • Kate Racculia 『Bellweather Rhapsody』
  • James A. Levine 『Bingo’s Run』
  • Celeste Ng 『Everything I Never Told You』
  • John Darnielle 『Wolf in White Van』
  • Zak Ebrahim & Jeff Giles 『The Terrorist’s Son: A Story of Choice』
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

【RT】全米図書館協会アレックス賞、湊かなえ『告白』、アンディ・ウィアー『火星の人』以外の受賞作8作(未邦訳)についても、夜鳥さんのブログであらすじが紹介されています(日本語)。 ameblo.jp/librarian-nigh…

2015-02-04 02:40:05
Confessions

Kanae Minato

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

アンディ・ウィアー

早川書房 翻訳SFファンタジイ編集部 @hykw_SF

全米図書協会アレックス賞が発表されました。ヤングアダルト世代に読ませたい大人対象の書籍10冊に与えられる賞です. 受賞作にアンディ・ウィアー『火星の人』、ジョン・スコルジー Lock In が!(つづく) ala.org/awardsgrants/n…

2015-02-05 12:47:45
早川書房 翻訳SFファンタジイ編集部 @hykw_SF

(つづき)ほかに、湊かなえ『告白』の英訳、弊社で刊行していたこともあるマイクル・コリータの作品などが受賞されています。 スコルジーのLock Inは刊行の予定ありです。〈老人と宇宙〉シリーズではなく、単独長篇。お楽しみに。

2015-02-05 12:58:18
早川書房 翻訳SFファンタジイ編集部 @hykw_SF

ジョン・スコルジー作品は〈老人と宇宙〉シリーズのドラマ化、『レッドスーツ』のドラマ化などの話題がありましたが、このLock Inにもドラマ化のはなしもあるのだとか。 スコルジー作品については、こちらをどうぞ> hayakawa-online.co.jp/shopbrand/auth…

2015-02-05 13:05:12

2014年の受賞作

 邦訳されているものはない。この年の主な受賞者は、マーク・スロウカ、ジョン・サールズ、マックス・バリー。

 なお、1998年(第1回)~2014年の受賞作は公式サイト内の「こちら」で確認できる。

2013年の受賞作

2012年の受賞作

ロボポカリプス

ダニエル・H・ウィルソン

夜のサーカス

エリン モーゲンスターン

ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

アーネスト・クライン

2011年の受賞作

解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーヴ・ハミルトン

2010年の受賞作

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