手を抜けないこだわりが作る高級ワイン ~知的障害者が造る「ココ・ファーム」のワインのお話~
昨日見学した「こころみ学園」(足利)「ココ・ファーム」は、いわゆる知的障害者がぶどうの栽培からワイン作りまで全て行っているワイナリー。創設から60年ですが、すばらしいワインをつくっていて、JALのファーストクラスに供されたり、北海道洞爺湖サミットでも出されるほどのレベルの高さ。
2015-01-26 15:41:10知的障害者といってもいろいろな特性がありますが、昨日見学してきたワイナリーは自閉症で「こだわり」の強い人が多いようです。そのこだわりの強さは、絶対に手を抜かない(手を抜けない)という仕事ぶりとなってレベルの高い味に仕上げています。
2015-01-26 15:47:31スパークリングワインは、ボトルをある角度に並べて手で一定の角度で回すことが大事なんだそうですが、そのボトルはタテに並んでいるので、下の方は腰をかがめなくてはらならず、めんどうになります。でもこだわりが強い人はそんな甘いことはいいません。ボトルの位置に関係なく仕事が丁寧。
2015-01-26 15:51:59@shogakukan_edu 案内してくださった女性は、「千円のワインでも1万円のワインでも仕事の丁寧さは変わらないんです。繁忙期はできれば1万円のワインを優先してほしいんですけど(苦笑)」。いえいえ、手を抜く事を知らない人が集まっているからこのワイナリーは黒字続きなんですよ
2015-01-26 15:56:03先ほどからツイートしている「こころみ学園」のココ・ファームはこちら。ワインの通販もありますよ。cocowine.com
2015-01-26 16:19:36@shogakukan_edu ちなみにJALのファーストクラスで採用されたのが「足利呱呱和飲」、洞爺湖サミットで供されたのが「風のルージュ」。どちら通販で買えます。
2015-01-26 16:31:20ココ・ファームワイナリーの成功はビジネスとして成立させる才覚のある人のいたのだと思うが、それはその人のビジネスの才覚という特性が活かされている。みんなが同じ特性をもっていては逆にうまくはいかないのかもしれない。仕事も多様性が大事。 cocowine.com
2015-01-26 16:46:39- 以下のツイートは余談になりますが、発達障害者つながりで収録しました。
日本語が話せなくて発達障害、となると受け入れてくれる日本の学校はほぼゼロ。変わり者に見えて、いじめられて、ひきこもり、という悪循環。見かねて発達障害の外国人の子のためのインターナショナルスクールを立ち上げたのが坪谷ニュウエル郁子さん。続く。
2015-01-26 16:53:03この学校に通っている子たちは、みんな変わっているから、と転校してきた子はとても安心するらしい。そして「We are big family 」とみながいうとか。カリキュラムはひとりひとりの特性にあわせているので、みんな時間割が違う究極のオーダーメード。とてもうまくいっている。
2015-01-26 16:55:08- おまけ:ツイートを使わせていただきましたので、お礼代わりに募集ツイートを最後に収録。
- 追記:ココ・ファームHPに素敵な話が載っているのを見つけてくださった方が。抜粋をご紹介します。
手を抜けないこだわりが作る高級ワイン ~知的障害者が造る「ココ・ファーム」のワインのお話~ togetter.com/li/779766 ↑でご紹介したココ・ファームの創設から沖縄サミットで供されるまで。cocowine.com/vineyard_winer… 素敵なお話なので抜粋を流します
2015-02-08 00:35:21“「障害をもったひとたちといえども本物のワインをつくらなければならない」という信念” “障害をもったこどもたちが採算づくでなく、本物を手間隙かけて、馬鹿正直につくろう” cocowine.com/vineyard_winer…『九州・沖縄サミットとNOVO』
2015-02-08 00:42:33“園生たちは、普段は滅法明るい農夫の修道士だ。しかしこのリドリング(動瓶:ルミュアージュ)の作業に関しては妙に寡黙になる。このとき自閉症が才能になるのだ” “障害をもったこどもたちが採算づくでなく、本物を手間隙かけて、馬鹿正直につくろうということ”『九州・沖縄サミットとNOVO』
2015-02-08 00:44:49ワイン造り技術者ブルースさん「僕は日本にきて何処へいってもガイジン、ガイジンとして扱われた。しかしここにきて最初から園生は普通の人として受け入れてくれた。それがとてもうれしかった」 cocowine.com/vineyard_winer… 『九州・沖縄サミットとNOVO』
2015-02-08 00:45:19「私たちは障害をもつた者でもちゃんとしたワインがつくれるということを目指して今日まできました。今日からは、障害をもった者だからこそ、まじめに、正直に、手抜きせず。効率や採算を度外視して、本物をつくることが出来るのだ。と胸をはって生きて行きましょう」『九州・沖縄サミットとNOVO』
2015-02-08 00:46:20