【お玉さんの読書マラソン】「名探偵図鑑完読作戦」第4部

お玉さんの読書マラソン企画「名探偵図鑑完読作戦」第4部です。青山剛昌『名探偵コナン』単行本の付録「世界の名探偵」で紹介された名作を読んで「名探偵」を勉強し直そう!というお取組みの続き。第4部は、チャーリー・チャンからソーンダイク博士、遠山の金さん、マイク・ハマー、ファイロ・ヴァンス、赤かぶ検事、ドルリー・レーン、キャサリン・ターナー、ヘンリーと黒後家蜘蛛の会、伝七、リュウ・アーチャー、御手洗潔に番外編の吉敷竹史までを紹介しています。
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、「名探偵図鑑完読作戦」 コナンくんの29巻で紹介されているのは「チャーリー・チャン」 ホノルル警察の中国人警部。調査の合間にちょくちょく東洋の故事を引用したりする、たどたどしい、しかしそれ以上バカ丁寧な言葉使いの名探偵♫ pic.twitter.com/Uddm991wvz

2015-02-19 23:34:06
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

作者はE・D・ビガーズ。 今回の読書マラソンで何人か存在していた全くの未読の作家さん(>人<;) というか、チャーリー・チャンの存在自体が全くの未知という不勉強っぷり(>人<;) 誰? 世間では大人気で、俺だけ知らない現象なのか?

2015-02-19 23:35:08
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

チャーリー・チャンのお話は、1925年〜32年の期間に発表された長編6本が実作者の手によるオリジナルの全てみたいなの。 あら、少ない? けどしかし、そこから派生した映画やラジオドラマとかがたくさん製作されたんだって( ´ ▽ ` )ノ☆ 銀幕の世界での大スター名探偵ってことかな?

2015-02-19 23:35:54
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

「中国人」の名探偵というのがウけたのか? はたまた、中国人の「名探偵」というのがウけたのか? はてさて? 青山先生のオススメのシリーズ五作目『チャーリー・チャンの活躍』(創元50周年企画のとき芦辺先生もオススメしてましたね)と第三作『チャーリー・チャンの追跡』にチャレンジしたわ

2015-02-19 23:36:35
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『チャーリー・チャンの活躍』 1930年刊行。前年、現実の歴史上では世界大恐慌とかがあったけど、そんなツライ現実はフィクションでは忘れよう。 作品の舞台は世界一周クルーズの旅の道中なのであります。 ツアーに参加した客たちが、世界のあっちこっちで死ぬ死ぬ死ぬ\(´Д` )

2015-02-19 23:37:59
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

そして軽いネタバレ。 『チャーリー・チャンの活躍』……あまりチャーリー・チャン、活躍しないのよ(´Д` ) 前半はロンドンの鬼刑事(……あまり役には立ってない)、後半はチャーリー・チャンの助手の謎の日本人カシマ(!)が謎の大活躍! というか、こいつ危険すきるΣ(゚д゚lll)

2015-02-19 23:39:13
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

チャーリー・チャンが世界一周殺人ツアーに合流するのは旅の終盤の終盤。やっと登場したなぁ、と思ったら「刑事さぁ〜〜んΣ(゚д゚lll)」ビックリ→ 謎の日本人助手カシマの非合法スレスレの捜査開始なんですもの。 真相を解き明かすのは流石にチャーリー・チャンなのですが「えっ」

2015-02-19 23:40:17
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

世界一周旅行中に起こる謎の連続殺人が謎すぎるのでサスペンスのドキドキ感は満載、横浜がかなり好意的に描かれてることへの喜び、一癖二癖もあるツアー参加者、謎の日本人助手カシマが楽しすぎる、とかなり長い話をグングン引っ張ってくれるのですが、 ……最後の真相がかなり弱いんですよね。

2015-02-19 23:40:48
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『チャーリー・チャンの活躍』 チャーリー・チャンの推理の決め手が「えっ、それでいいのΣ(゚д゚lll) もう一捻りくらいは入れられなかったのかしら?」 シチュエーションの面白味。巻き起こる事件のドタバタ感と緊張感の背中合わせ。ここらは本当サイコーなのになぁ〜

2015-02-19 23:41:45
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

活躍〜、でちょっぴりガッカリした私が次に手に取ったのは『チャーリー・チャンの追跡』(1928年) ……。 ……。 ……。 あれれ、こっちのほうが面白いんじゃないのかしらΣ(゚д゚lll)

2015-02-19 23:42:27
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『チャーリー・チャンの追跡』 とある冒険家との会食の席で話題に上がった、イギリスとかインドとか世界のあっちこっちで過去に起こった神秘的な女性の失踪劇。 そして、それらの事件を調べていた捜査員がサンフランシスコで殺される。 過去の失踪劇と殺人事件には関連があるのか?

2015-02-19 23:42:49
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

10人の子供。子沢山の愉快なチャーリー・チャン一家。 そんなチャーリー・チャン、新しい赤ちゃんが生まれたのに、事件の進捗がイマイチで家族の待つハワイに帰ることが出来ないのよ。カワイイ♫ 活躍〜、と違ってチャーリー・チャンが出ずっぱりだし、脇役のロマンスも味があるぜ

2015-02-19 23:43:24
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

チャーリー・チャンに興味が湧いてきました♫ 活躍〜、は登場人物が多過ぎて整理しきれなかったけど、キャラクターの数が絞られているので、しっかりと魅せ方も決まっている。犯罪部分での着想も申し分ないよね。それぞれの事件は繋がるのか、無関係なのか? そういう興味での引っ張りも上手い

2015-02-19 23:44:07
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『チャーリー・チャンの追跡』 ある人物が怪しすぎるので、ゼッタイ怪しくないんだけど、それをどういう風に反転させるんでしょ? じゃあ怪しくない人物は、どうやって怪しい人物へと反転させるんでしょ? それよりもチャーリー・チャンを早くハワイに帰してあげて……\(´Д` ) 赤ちゃん……

2015-02-19 23:45:10
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『チャーリー・チャンの追跡』 チャーリー・チャンの物語を楽しむんだったら、活躍〜、世界一周旅行殺人事件よりこっちの方がカッチリしてるような気がします♫ 活躍〜、以上にお話がはずんでいるよ♫ この時代、探偵小説黄金時代に相応しい突飛な意外性が待っているぜ♫♫

2015-02-19 23:46:04
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ここ数回の「名探偵図鑑完読作戦」が異常に濃かったので、チャーリー・チャンはこれくらいで。 活躍は、「中国人」の名探偵 追跡は、中国人の「名探偵」 にバランスが置かれているみたいね。 他の長編も読みたいなぁ〜、という興味も出てきた。おっ、残りの長編作品も完訳版があるのね☆

2015-02-19 23:47:12
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というわけで、サッとお終い。 これからの数回はこんな感じのペースで行こうと思います。 けど、次はソーンダイク博士なんだよね〜。好きなんだよね〜。語りたいよね〜。 ではでは〜 pic.twitter.com/fv4qDjwCES

2015-02-19 23:47:39
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

そして現在は『レーン最後の事件』を読んでいるのよね( ´ ▽ ` )ノ これを読み終えたらコナンくん30巻台もおしまいだぁ

2015-02-19 23:49:22
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

あと、有栖川有栖の火村シリーズ(コナンくんの50巻)の課題作品を決めかねているので、何かオススメとかありますか? 老後の楽しみとして全然読んでいないので、全くシリーズの全貌が分からないマンなので……

2015-02-19 23:52:59
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、「名探偵図鑑完読作戦」 コナンくんの30巻で紹介されているのは、ジョン・イヴリン・ソーンダイクこと「ソーンダイク博士」でございます。 いわゆる「シャーロック・ホームズのライバルたち」ジェネレーション。 趣味・謎発明 pic.twitter.com/0THJ6Nmlnw

2015-02-21 00:45:06
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ソーンダイク博士を生み出したのはオースティン・フリーマン。 長編21本、短編41本がシリーズ作品としてある、……みたいなんですよ。 邦訳があまりに少ないので、ほとんどが読めないわけですが(>人<;) 一番手に入りやすいのは、東京創元社のソーンダイク集Ⅰ & Ⅱ なのかな?

2015-02-21 00:45:24
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

創元のソーンダイク集Ⅰ & Ⅱ (絶版だけど)で、17/41本の短編を読むことが出来るんだけど、「倒叙ミステリ」を確立させたといわれている歴史的名短編、僕のATB海外短編堂々第一位「オスカー・ブロズキー事件」は読むことが出来ない、そんな悪魔仕様なの(『世界短編傑作集2』を買え!)

2015-02-21 00:46:23
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ソーンダイク博士といったら「オスカー・ブロズキー事件」でしょ\(>人<;) というわけで、青山先生のオススメは「歌う白骨」なので、同短編が表題作となっている短編集『歌う白骨』で「オスカー・ブロズキー事件」をしっかり拾い、もう一冊は長編一作目の『赤い拇指紋』をセレクトしました♫

2015-02-21 00:46:55
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