2010年2月27日土曜日 Vチャレンジリーグ東金大会
【Vチャレンジリーグ東金大会 土曜日第1試合】PFUブルーキャッツ(レギュラーラウンド7位)vs.フォレストリーヴス熊本(レギュラーラウンド8位)
2010-03-01 04:11:24開場直後からFL熊本の練習をじっくり見る。今シーズン2回目のFL熊本となるが、前回は日立佐和リヴァーレとの対戦で全くいいところが見られなかったのだ。ブロッカーが3セットを通して藤崎朱里が絡むコンビネーション攻撃に全く対応できていなかったり、悪いところばかり目に付いた。
2010-03-01 04:17:33何度も何度も藤崎をノーブロックで打たせていた。第3セット終盤まで。2セット目に入るあたりから問題視していたのだけれども対応無し。第3セット終盤、センターに上岡奈々瀬が入り、ようやく藤崎に対応しワンタッチ。
2010-03-01 04:24:15この状況の変化に気付かず、3セット目終盤に藤崎へのコンビを多用した松浦も評価を落とす結果になる。ほら、2本目もワンタッチ。そして3本目についに藤崎がキルブロックを喰らう。逆にFL熊本の1番上岡奈々瀬だけはアップゾーンで相手の攻撃パターンをきちんとチェックしていたのだと評価。
2010-03-01 04:28:40で、FL熊本の練習。ひと工夫を入れた練習方法に好感を持ったのでした。通常の3メンレシーブの反対側コートにプレイヤーを3人入れて、ダイレクトに返ってしまったボールに対してはネット越しからの攻撃を行わせてみたり。
2010-03-01 04:35:32実際にはありえない低い打点からのスパイクばかりを受け続けるという3メンレシーブの問題をこの方法で解決。ただ、ノーブロックでスパイクレシーブを受ける事にどれだけ意味があるのか…という問題は残る。
2010-03-01 04:37:52これはその日のPFU戦で3回機会があり、FL熊本は3発ともスパイクを決めました。サーブで攻めればAキャッチにこだわるチームになればなるほどダイレクトボールが返ってくる可能性が高くなるわけで、相手の「しまった!」につけ込む「してやったり」な攻撃は精神的な効果も大きい。
2010-03-01 04:42:37ネット越しで前方から上がってくるボールをダイレクトにスパイクするような練習というのは、自分の経験では全くない。練習でダイレクトボールが返ってくる光景をインプットしておけば、攻撃かレシーブかの貴重な判断材料になるはず。
2010-03-01 04:45:53もっちーもちもち餅田千佳しか決まらない悪い状態のPFUを、岸本監督更迭への期待から好ましいものとして見てきたのだけれども、松下琴美が戦力化した。違うチームになりつつある。えーと、試合に出るのと戦力化とはかなり違う。役割を担って戦えるのが戦力化。
2010-03-01 05:05:03東レからレンタルで来ているんだけれども、松下琴美はPFUにずっといるといいよ。同じ琴美でもリヴァーレの琴美とはずいぶん違う。それから東レから来た監督のほうはずっといなくてもいい。
2010-03-01 05:07:17PFUをサーブで攻略するにはリベロの足立を狙うのが簡単なのだが、松下が後衛に下がってもリベロが入ってこないという策でこの狙いを封じられる。そして丁寧に「間」も作ったサーブレシーブを見せる松下琴美。驚いていたのだけれども、元々WSだったのね。
2010-03-01 05:15:39後衛でもチームに声をかけ続け、『移籍新人』だとか『レンタル選手』だとかといった遠慮を払拭した印象。そして強力なのがブロック。松下の戦力化でPFUのブロックも組織化されつつあり。
2010-03-01 05:18:34松下はサイドへの寄せが速い。少なくともFL熊本の攻撃には充分に対応。FL熊本は対応が遅れ、この日の松下はブロックがなんと7本。しばらくして松下がいないコースを打ち始めるが、それはそれで思う壺。
2010-03-01 05:23:16松下と並ぶサイドブロッカーのブロック本数も増え始める。砂田遥の投入でブロックの高さを揃えてきた事に気付かず、砂田にブロックを喰らってしまうあたりがFL熊本らしいところというべきか。「松下のいないコース」ではなく「ブロックを利用して」を指示するべきだった。
2010-03-01 05:28:04FL熊本のセッターとリベロで何かいいなと思った点もあったけれども、松下祭りに印象が消えてしまった。PFU、監督さえ変わればすぐにけっこう面白いチームに化けるよ。
2010-03-01 05:33:41【Vチャレンジリーグ東金大会 土曜日第2試合】柏エンゼルクロス(レギュラーラウンド10位)vs.四国Eighty8Queen(レギュラーラウンド9位)
2010-03-01 05:53:31喫煙所で選手を「あいつは使えない」だの「3年経っても使えるようにならない」だの言うコーチやそれを黙らせず選手を「おまえ」呼ばわりする監督がいるチームは応援しない。つまり88は応援しないチーム。
2010-03-01 05:55:57つまり監督が変わるまで応援できない今期のPFUと同様、チャレンジの中では『敵』に入るチーム。選手が考えて行動する自立性とかを潰しかねない高圧的な指導方針は、シニアのバレーの世界では不要。高校バレー以降は不要だと考えている。
2010-03-01 06:00:24どこが気に入ったのかはあまりチェックしていないので断言できないけれども、スパイクの空中姿勢とか、腰の旋回を上手くスパイクのエネルギーにしているところなどが気に入ったはず。自分がレフトアタッカーを好きになる大切なポイントがそのあたり。
2010-03-01 06:09:05そして長い助走距離をジャンプのエネルギーに転換する姿が好きなのが、柏エンゼルクロスの山城未沙。コートネームはジョー。エースのジョー。
2010-03-01 06:10:54水口退団のニュースを聞き、長身センターの家志奈々江がスタメンに入らず…どうなることかと思っていたのだけれども、このジョーのキャプテンシーがよくわかる試合となった。ジョーはお馬鹿。当然いい意味。いい意味でバレー馬鹿。
2010-03-01 06:16:08