モーニング編集長・島田英二郎氏「「俺が○○を育てた！」とかいう意識を持ってる編集者って実は案外見たことない」

島田英二郎 @asashima1

先日あるところである作家さんが「正直私は編集者に育てられたという意識はもってない」という趣旨の発言をされていたそうです。でも「俺が○○を育てた！」とかいう意識を持ってる編集者って実は案外見たことない気がする。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

「いっしょに成長した」ってことはある。育てたり教えたりってのは、育てられ教えられることと表裏一体だと思う。教壇からたくさんの学生に一方的にしゃべってはい終わりってのならともかく。でもそういうのは単に「伝えた」だけであって「教える」ってほどの行為じゃない。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

自分がつくったものを世に問う手段がこんだけたくさん出てくると、出版社に作品持ち込んでデビューする本質的な意義って何だろうってことを考えざるを得ない。同人や電子出版でもうまくやれば儲かりそうだから、カネが欲しいってのは理由にならないでしょう。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

やはり大規模な社会性のなかでアカの他人だった奴と関係して「育て、育てられる」ためにプロを目指すんじゃないでしょうか。プロの作家になると関係するのは編集者だけじゃなく、デザイナー、販売部ほか意外なくらいいろんな人といっしょに仕事することになります。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

繰り返し言ってますが、新人さんをデビューさせたいのは、そうすることで我々の編集力が成長するからです。新人さんを育てるのは、こっちが成長するための最大の手段なんです。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

というような話を先週の「ちば賞」受賞式のあいさつでお話しさせてもらいました。今回はなかなか活きのいい新人が多かった。よく飲むし。次回のちば締め切りは2月28日です。http://morningmanga.com/news/923 #morningx2