その２、カタナ

クロカジー @RBssBO

敵をしり得物を知れば百戦危うからず 冒険者になりたいキミも、そうでないキミもとりあえず聞いておけ クロカジーの武器学だ、今日のテーマは・・”カタナ”

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今回はこれだ、カタナ 言語としては刀とも書くし、あるいは片刃とも書く、つまりは片方に刃のついた刀剣類を指してる、と思ってもいい つっても中には先端から半分くらいまで両刃作りの物もあるんだけどな

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何のためかって言うとだ、主に刺突の効果を上げるためだ しかし、こうしたカタナは斬る事への効率は落ちる、あくまでカタナは”斬る”ための武器と言う事だ ソードとの違いはそこにあるな

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そして・・ソードはその重量を利用して、たたき斬る事が主な利用法となるこれは西洋剣全般に見られる特徴と言っていい、レイピアとかはまた別だけどな 対して、カタナはやや軽く、何より刃が薄い、そして反りがついている 重さではなく円運動での押し、引きで斬るためだ

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また、一部地域では基本的に生産の容易なソードが用いられていた時代があった、しかし時と共に銃器の登場があり、重い鎧は一部を除いて適さなくなったんだなぁ そこで、騎乗動物にのった兵士が使う武器として、カタナが見直される事となる

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実はこのカタナと言うのは元々騎乗時に使う武器として登場したものなんだ 登場した当時は強度、威力、共に最強と言って差し支えなかった どっちかっていうとそのイメージに近いのはツルギだな

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カタナに似た形状武器はかなり沢山ある、シャムシール、サイフ、プルワー、タルワール・・サーベルもそうだシャムシールは別名でシミターと言う つまりそれだけ反った刃というのは斬撃に適した武器であると言えるな

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そうそう、白銀のショーテルも忘れてはいけない、ショーテルと言うのはカタナよりさらに奇妙な形をしている カタナのように反っている、と言うより湾曲していると言ったほうがいいその形状は相手の盾をよけて攻撃を加えるためのもの、とされている

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しかしだ、その反った形状から、通常の斬撃での切れ味もすばらしいんだ、これが 問題は・・その独特な形状から、重心がえらい位置にあるんだなぁ そのためシロートが容易に扱える武器ではなかったんだ

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主にこのカタナ達が登場したのは東洋が中心だ、アマツ等だな それはなぜかというと、製鉄、及び加工技術に差があったからだ 玉鋼とよばれる砂鉄を原料にした鉄や、鉄を一度溶かし、刀剣用にもう一度鉄にもどしたりする刀工もいた それだけではなく、ご当地鋼や自家製鋼なんてのもあったくらいだ

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昨日言った通り、ソードは騎士のシンボルだ 対して・・カタナは武士の魂と言われている シンボル、魂・・この差からくる物なのかもしれないなぁ・・なんてな

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ちなみに、だ さっきも言ったがカタナというのは片方に刃のついた刀剣をさす、と言ったな これは反りの有無や・・ついてる面は関係ないんだ つまりアマツの忍者刀のような反りのないカタナだって存在する

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そしてアマツのお話には逆刃刀と言う物がある 本来は峰、つまり刃のついてないほうに刃のついたカタナだ 作中では特別なカタナとして、主役しか帯刀してなかったな

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しかしだ、実は世界でみるとそもそも刃が内側についているカタナと言う物が存在する ハルパーとかコピスと言った物だがな この内側に刃のついたカタナ・・実はとーっても近い武器・・と言うか道具があることに気づいたか？

クロカジー @RBssBO

さて、ここに一本の槍がある、名前をクレセントサイダーと言う そう、鎌だな 農具の鎌も同様に反った刀身の内側に刃がついている すなわちーだ、あながち間違ってもないんだよなぁ

クロカジー @RBssBO

さて、最後にソードとカタナの違いについてもう一度まとめておこう １・重量、ソードは重い、カタナは軽い ２・用途、ソードは重さで斬る、カタナは押し引きで斬る ３・ソードはシンボル、カタナは魂 とまぁこんなところだな、簡単に言ってしまうとな、ははは

クロカジー @RBssBO

そしてもう一つ、カタナはその存在の裏に、１本のカタナのために沢山の人間がかかわっている、と言う事を忘れないようにな、言ってないけどな、ははは よっしゃ、今回はここまでだー、眠いだろ？顔あらっとけ、顔ー