福島第一原発「アンダーコントロール」破綻の内幕

島薗進 @Shimazono

１福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）1/19作業員事故死の背景。2014年に労災は倍以上に急増。東電は今回初めて「スケジュール順守のプレッシャー」があることを認め、無理なスケジュールを再考すると。 fujisan.co.jp/product/1017/?…

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２福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）布施祐仁氏の取材記事。「しかし、こうした東電姿勢の”変化”に作業員の多くは半信半疑だ。…この４年間、現場の実情に合わない無理な工程に散々苦しめられてきた彼らが、そう思うのも無理はない。」

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３福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）タンク内の高濃度汚染水の14年度内の全量浄化処理の断念が発表されたのは1/23のこと。「だが、現場は廣瀬社長が安倍首相にこの工程を約束した13年9月以降、ずっと苦しんできた。」

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４福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）「そもそも、この”約束”のきっかけは安倍首相の東京五輪招致活動だった」現場は無理だと分かっていたがやらざるをえなかった。その結果、現場で何が起こったか？仕事が増え、無理な工程が増えた。

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５福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）ある協力企業の社員（仮称根本氏）曰く。無理といっても「休みを削ればできるでしょう」と言われる「体調を壊す人も出るし、安全意識も散漫になる。労働災害が増えるのも当然です」。作業員の数が1日３千人から６千人に。

島薗進 @Shimazono

６福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）「増えたのは経験のない素人の作業員が大半で、ベテラン作業員や管理者の数はむしろ減る一方だ」。やりがいがないからやめていく。「東電や国の計画性のなさも、作業員のモチベーションを下げる要因」と根本氏はいう。

島薗進 @Shimazono

７福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）下請け作業員で「プロ野球に例えれば、２軍の中継ぎ投手が1軍の試合で先発し、それでも足りなくて野手に投手をやらせている感じ。そういう中で、自分の仕事のレベルをこんなに低くしていいのかという葛藤がある」。

島薗進 @Shimazono

８福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）「原子炉建屋内は高線量のため、作業は時間との勝負になる。現場にいられるのは、せいぜい15分が限度だ。それでも、一般人の年間被曝許容量とされる1mSvを超える」素人では仕事にならないからベテランがカバーする。

島薗進 @Shimazono

９福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）ベテランの仕事量も被曝量も増える。佐藤氏（仮称）「以前なら、新人でもある程度の基礎知識を叩き込まれてから現場に来たのですが、今はゼロどころかマイナスからのスタート。正直、１人でやった方が早いと思いました」。

島薗進 @Shimazono

１０福島第1原発「アンダーコントロール」破綻の内幕（サンデー毎日3/15号）「アンダーコントロールでないのは、汚染水の海洋流出だけではない。目には見えないが、廃炉作業を支える人的基盤が崩壊寸前まできているのだ。」「国も東電も、これ以上現実から目を逸らすことは許されない」。