粥川準二さんによる理化学研究所・野依良治理事長の記者会見実況まとめ

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粥川準二 @kayukawajunji

(理研の記者会見会場にいます。閑散とした会場に、なぜかいま、記者たちがどさどさっと入ってきました。何かほかの記者レクでもあったのかな?)

2015-03-23 16:23:51
粥川準二 @kayukawajunji

野依:評価書をまとめていただいたところです。委員の方には五カ月の審議をいただいたことを感謝します。本日、下村大臣に理研に来ていただき、私から委員会を踏まえて説明させてもらった。さらに大臣は現場を視察。第1次、第2次調査委員会において、不誠実な結果が明らかに。なかったということを…

2015-03-23 17:03:15
粥川準二 @kayukawajunji

野依:評価書で述べられている通り、研究者間の相互的な検証批判が不足。心からおわび申し上げる次第であります。委員会からは、取り組みが機能し始めている、という評価をいただいた。さらに建設てきな提言もいただき、これを真摯に受け止め、職員で取り組んでいきたい、と考えています。

2015-03-23 17:04:47
粥川準二 @kayukawajunji

日経:今月退任。その理由を。 野依:いまの時点では申し上げることができないので、お許しいただきたい。 日経:やめる意向は。 野依:いま時点で申し上げるわけには…。

2015-03-23 17:05:59
粥川準二 @kayukawajunji

記者:重ねてお気持ちを。 野依:私は申し上げることができないといっているので、その点、ご理解を。

2015-03-23 17:07:04
粥川準二 @kayukawajunji

共同:このタイミングでの記者会見になった理由を? 野依:3月19日、評価書を報告していただきました。今日、大臣に来ていただいた。それを踏まえて、です。 共同:改革に一区切り、達成したと? 野依:大臣がおっしゃったことですけど、理研改革の道筋はついた、と。世に示すように、と激励…

2015-03-23 17:09:10
粥川準二 @kayukawajunji

共同:ご自身で改革を? 野依:私は、道筋がついた、と。評価書にはそれを強化するために、と。3つの項目について建設的な意見をいただいた。これは理研に対していただいたので、理事長というよりも、理研として。 共同:理研として。 野依:人事に関することはご遠慮いただきたい。

2015-03-23 17:11:06
粥川準二 @kayukawajunji

朝日:記者会見ひさしぶり。この1年の理研の動きについて。 野依:8月のアクションプランのとき、みなさんと 朝日:何度かタイミングがありましたけど、ひさしぶりなのはなぜ?あらためてこの社会に混乱を与えたこの問題についてお考えを 野依:いろんな機会に私より適当な人がいた。他意はない。

2015-03-23 17:13:09
粥川準二 @kayukawajunji

野依:当初は不注意な図版の取り違いにすぎないと認識したこともありました。反省している。インターネット上であたらしい疑義が出たことは承知しておりますけど、私たちなりに科学的なことを重視したところ、遅いとおしかりがあった。世間と私たちとの間に乖離があった。科学者社会全体の問題。

2015-03-23 17:15:08
粥川準二 @kayukawajunji

朝日:組織のトップとして体外的に発信していくことによって混乱を防ぐことができたのでは? 野依:そのつどそのつどステイトメントを出して発信してきたつもりです。 朝日:理事長としては適切? 野依:もっとも適切にしてきたと判断。

2015-03-23 17:16:22
粥川準二 @kayukawajunji

毎日:8月以来の記者会見、検証と調査委員会の結果をどう受け止めたのか? 野依:たいへん精緻にやっていただいたと思っています。困難でしたが、理研が総力を上げて。 毎日:結論については? 野依:専門家がそう判断したのですから。 毎日:それらはアクションプランより先。完全な虚構だと…。

2015-03-23 17:18:17
粥川準二 @kayukawajunji

野依:…よくわからないのですが。 毎日: 野依:そうであったことはたいへん遺憾ですね。原因をつきつめれば、現場でいろんな人がかかわって相互検証がなかったことが最大の問題であったと。理研としては倫理教育をしておきながら、ゆきとどかず忸怩たる思いを。

2015-03-23 17:19:42
粥川準二 @kayukawajunji

毎日:4〜6月あたりの対応は? 野依:川合理事が説明したと思いますので、その通りだと思います。当時は図の取り間違えただけだと思っていましたが、3月9日、学位論文の写真が使われていることがわかって、理事たちがたいへんなことが起こったと思い始めた。19日に試料を…。

2015-03-23 17:21:32
粥川準二 @kayukawajunji

野依:どこまで真相を解明しなければならないのかは、いろいろ考え方があるが、論文が撤回された時点で、もういいという考えもある。いろいろあると思うが、撤回されれば、記述されたことはもうないと考えることも。私も撤回をすすめたこともある。 毎日:矛盾する対応だと。 野依:いろんな混乱が。

2015-03-23 17:23:41
粥川準二 @kayukawajunji

毎日:再調査をしなかったことは…。 野依:いろいろ錯綜していたのが現実だったと。 毎日:いま振り返ると適切だったと。 野依:いま振り返ると、もっと早くすべきだったと。

2015-03-23 17:25:01
粥川準二 @kayukawajunji

記者:「研究を続けろ」と。 野依:私は続けろと言った覚えはまったくありません。 記者:3月9日に認識は変わったとのことだけど、14日には、図版と取り違えと。説明が違うと。 野依;混乱しているときにどこまで確証を持っていたかわかりませんけど、センター長からそのように聞いていたから。

2015-03-23 17:27:41
粥川準二 @kayukawajunji

野依:大きな取り違えがあったと。 記者:14日に、虚構であると感じているという発言があったとは思えなかったのですが。 野依:私は調査委員会のいう通り信じるしかなかったのですが。 記者:こういった問題、防護策を取らなかったことに。理研トップとして反省したというからには、そのことに。

2015-03-23 17:29:37
粥川準二 @kayukawajunji

野依:大臣の指示で、その書かれているプランを全うするように、これまで。 記者:退任の話が。あらためて会見を。それともこのまま公の場で説明することなくおやめになると。 野依;人事のことは。 記者:それで社会が納得すると。 野依:それ以上のことは。 記者:ご意向をお聞きしたい。

2015-03-23 17:31:50
粥川準二 @kayukawajunji

野依:私も自主的に給料を返納したりした。それ以上の責任をとるつもりはありません。 記者:何に対して厳重注意を。 野依:全体的に組織として防ぐことができなかったこと。事後対応についても瑕疵があったと判断しております。

2015-03-23 17:33:23
粥川準二 @kayukawajunji

日経サイエンス:3月10日に出たテラトーマの画像で事態の認識と。しかし中間報告のときには、まだ取り違え。科学コミュニティにまかせると。それから3月末、同じ項目で調査が終わってしまった。時間がかかるといったのに…。どなたが判断? 坪井:石井委員長が判断。

2015-03-23 17:35:40
粥川準二 @kayukawajunji

野依:調査委員会が決めたことですので、もっとたくさんとか、私の判断でいうことは出来ない。 日経:その後も画像に。 坪井:画像の疑義にはすると判断しなかった。一方で保存試料の調査。最終的には6月に始めることになってしまった。 日経:それは野依先生も。 野依:その当時、どのように…

2015-03-23 17:37:58
粥川準二 @kayukawajunji

野依:調査員委員会の判断に頼るしかなかった。 日経:ES細胞が…。 坪井:理研の科学者で3回ほど議論。 日経:さきほど野依先生、論文撤回されたらピリオドという判断も。ならば理研が組織として検証実験をしたことは科学的に適切? 野依:その真相についてもっと検証しろという考えもあった。

2015-03-23 17:40:07
粥川準二 @kayukawajunji

日経:検証実験についての説明、いまの説明と矛盾。 坪井:8月の文書。科学界ではなかったことに。科学界とは別に、一般社会への説明として。社会への説明として。そういう風に説明したつもり。 日経:不正の有無では。 野依:両面あったと思う。

2015-03-23 17:41:51
粥川準二 @kayukawajunji

日経新聞:二つ目の調査委員会、いろいろなことが明らかになり、にもかかわらずだれがなぜES細胞を、という一番肝心なことがわからず、さらなる結論も。理事長としては桂委員会の報告はクリアカットなものと? 野依:何をもって真相解明と。本研究が虚構であったということが最も大事な結論。

2015-03-23 17:43:37
粥川準二 @kayukawajunji

野依:一方で、誰が、ということがあるのも存じ上げていますけど、検討のうえ、法的な措置を行わない、と。 日経:いちばん確信的なことをわかったうえで立てる対策と、そうでない対策とが。 野依:調査委員会がこれ以上はわからないと。全貌がどうであったかということがいちばん大事だと。

2015-03-23 17:45:04