計算錯覚学のせかい─錯覚美術館に行ってきたよ!
- kisopsy_kun
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…そんな訳で,錯覚美術館に行ってきました!前回の悪夢(twitter.com/kisopsy_kun/st…)から7か月経,ようやく見学することができました♪ pic.twitter.com/sFhPQJaKtt
2015-03-28 15:57:24前回の悪夢については過去のまとめを参照
錯覚美術館レポート
数学を用いて錯覚を研究する「計算錯覚学」の研究成果を体験できるところ,それが錯覚美術館です! 詳しくはWebサイトをご覧ください!compillusion.mims.meiji.ac.jp/museum.html
2015-03-28 16:00:28今回, #第3回博物館オフ会東京 で東京に来たので,せっかくの機会ということで,ここ錯覚博物館にも足を運んでみましたー♪非常にワクワクする展示の数々で,スタッフさんもとても親切にしてくれて,すごく充実した時間を過ごせたよ!老若男女,多くの方が楽しんでおられました(o゚▽゚)o
2015-03-28 16:06:42ここに映っている階段は,上っても上っても上り切れない無限の階段。「これは二次元の絵だからできるんでしょー?」って思う人もいるかもしれないけど… pic.twitter.com/ZHaYRaiyJE
2015-03-28 16:12:22じゃじゃーん!なんと実物もあります!(ちょっとボケちゃってますが許してね><) pic.twitter.com/6wN0rxMl1Y
2015-03-28 16:16:36…もちろんこれは目の錯覚。ちょっと角度を変えてみると,物理的に可能な構造をしていることがよく分かります。これは,ヒトの奥行き知覚の仕組みを逆手に取った錯覚で,ある特定の位置から片方の目で(またはカメラ越しに)見たときに生じます! pic.twitter.com/JDfnJOItqg
2015-03-28 16:21:51最初にお見せしたこの画像も,別の角度から見てみると… pic.twitter.com/kGp7iVBU4M
2015-03-28 16:24:14…この通り,実は棒はまっすぐじゃなかったのでした!僕たちは当たり前のように世界を三次元的に知覚することができるけど,目の網膜に映る二次元の像というのは,三次元の像を再現するには情報が少なすぎるんだよね。 pic.twitter.com/NJWdvaruZx
2015-03-28 16:31:14僕たちの脳は,二次元の網膜像から三次元の表象を作り上げるという無理難題を解くために,かなりスゴいことをしているんだよね。この過程は僕たちの意識には上らないから普段は実感できないけれど,その副産物として生じるこのような錯覚を体感すれば,脳のスゴさが分かるかも?
2015-03-28 16:37:27錯覚美術館では,このような実物を実際に手に取って,自分自身で試行錯誤しながら錯覚を体験することができます!いま紹介したふたつの不可能図形以外にも展示はたくさんあるので,ぜひご自身の手で触れて,目で見て,騙されてみてください!
2015-03-28 16:41:37他の展示としては,例えばこんなのがありました。左のボールと右のボール,どっちのほうが大きいでしょうか? pic.twitter.com/xbqkcxQNPB
2015-03-28 16:43:20正解は,どちらも同じ大きさでした!これはエイムズの部屋 (Ames room) と似ているね。知らない人はぜひググってみてください! pic.twitter.com/WVZ9vaOhmT
2015-03-28 16:47:06見る距離によって見える物が変わる絵。理論上,どんな二枚の絵を用いてもこのような絵が作成できるそうです。計算錯覚学,スゴい! pic.twitter.com/bvVcck9O9K
2015-03-28 16:50:14↑この作品は,Peeraya Sripian氏と山口泰氏による「ハイブリッド画像」です。
館内には映像もたくさん用意されていて,飽きることはありません!例えばこの映像はフットステップ錯視と呼ばれる錯視のデモンストレーションで,物理的にはただ平行移動しているだけのコウモリが羽ばたいて見えます! pic.twitter.com/5Aff6HsSMo
2015-03-28 16:53:45@kisopsy_kun Youtubeに動画があります!youtube.com/watch?v=a1zm5S…
2015-03-28 17:24:44館内には錯覚に関する本も陳列してあって,座って読むこともできます! pic.twitter.com/Ldv4e8kmM8
2015-03-28 16:56:07錯覚美術館のスペース自体はそこまで広くはありませんが,その内容量はすさまじく,本当に飽きません(気が付いたら3時間も滞在していました><)。僕が紹介したのはほんの一握りに過ぎないし,実際に見てみないと凄さが分からないものもあるので,ぜひ機会があれば足を運んでみてください!
2015-03-28 16:58:59