【STEINS;GATE】シナリオライター下倉バイオが語る『シュタゲがゲームとして優れていたこと』

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β世界線の物語を描く正統続編『STEINS;GATE 0』公式サイトを公開！ steinsgate.jp/zero/　#シュタゲ pic.twitter.com/1OWzLMAxmr

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下倉バイオ @shimokura_vio

シュタゲがゲームとして優れているのは、「選択肢」というゲーム的装置を挟むことで隔離される「主人公」と「プレイヤー」の関係性を、プレイヤーが擬似的に入力する「フォーントリガー」によって統合した点だと考えている。

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「選択肢」が存在する以上、プレイヤーは主人公の選択肢に嘘をつくことができる。「自分は本当はこう思わないけど、主人公にはこう行動させてみよう」というような操作を行う余地がある。

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だがフォーントリガーはその欺瞞を、「プレイヤーがメールを送ったという事実は揺るがない」という点で否定する。「プレイヤーが【直接】物語内の行為を操作する」ことで、プレイヤーはその物語に強制的に責任を背負わされることになる。

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（アクションゲームに欺瞞の余地はない。右を押せば右に移動する「主人公」は、「選択肢」よりもプリミティブに「プレイヤー」に紐付けられている）

下倉バイオ @shimokura_vio

ととの。で行おうとしたのは、「選択肢」が「欺瞞」であることを内包した物語を成立させることだ。恋愛アドベンチャーゲームはその性質上、基本的に「選択肢の欺瞞」と不可避的に結びつけられている。

下倉バイオ @shimokura_vio

「選択肢」が「欺瞞」であることを認める以上、「主人公」と「プレイヤー」の関係は寸断されざるを得ない。だがそれでも、「プレイヤー」がゲームと意味ある形で関与するためには何が必要だったか。

下倉バイオ @shimokura_vio

「プレイヤー」は「物語を読む」という一点で、ゲームに関与しなければならない。ただ物語を進める「クリック」のみは真実であり、その行為こそが、「ヒロイン」と「プレイヤー」の関係をかろうじて繋ぐ。

下倉バイオ @shimokura_vio

エロを保証する物は何もない。ただ「物語を読んでくれた」という信頼があるのみだ。

下倉バイオ @shimokura_vio

これが「ゲーム的でない」と言うなら、まあ、それはそれで全然構わないが、しかし自分は「ゲーム」以外の媒体で表現できるとは全く思えない。

下倉バイオ @shimokura_vio

などと思うなどする。

下倉バイオ @shimokura_vio

雑なメモしか残してないので時々まとめて書きたくなる

下倉バイオ @shimokura_vio

んー、普通の選択肢だったらあのシステムであの確率のトゥルー探すのって成立しないと思うの。