【1999年3月に、国土庁と日本気象協会がまとめていた福島第一原発の津波浸水予測図】添田孝史さんのツイートまとめ(2015.4.9作成)

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添田孝史 @sayawudon

今日は、内閣府から資料が開示された。 1999年3月に、国土庁と日本気象協会がまとめていた福島第一原発の津波浸水予測図。1号から4号までしっかり浸水している。これは電事連がなりふりかまわずつぶしにかかるはずである。 pic.twitter.com/akmNydDdq0

2015-04-09 20:59:39
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添田孝史 @sayawudon

これまで、7省庁手引きの計算では津波高さ8.6mになることは電事連の資料でわかっていたが、敷地の上に遡上して原子炉建屋の裏側まで浸水域が広がることも予想されていたことが、これでわかった。

2015-04-09 21:00:53
添田孝史 @sayawudon

もとは、岩見さんが見つけた論文 ci.nii.ac.jp/naid/110007090… をもとに開示請求したもの。 開示された文書(福島第一地点のみ) 1drv.ms/1aMVq20 開示決定通知 1drv.ms/1NdVMQh

2015-04-09 21:04:49

岩見浩造さん ◆Pazz3kzZyMのブログ
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1656352/1666926

添田孝史 @sayawudon

従来はこのレベル(黄色は津波高5~10m)しか開示されていなかったから、今回の浸水予測はリアル。国土庁はなぜこれを活用しなかったのか。同じ頃福島県も独自に高い津波を予測していながら、対策は放置していた。謎はたくさん残っている。 pic.twitter.com/Sp8RKDbcg5

2015-04-09 21:31:00
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リンク onedrive.live.com 7.pdf PDF File
リンク onedrive.live.com 津波浸水予測図開示決定.pdf PDF File

リンク 岩見浩造 ◆Pazz3kzZyMのブログ 中央防災会議の想定は社会にどのような影響を与えるのか-津波対策を強化していった火力発電所の例- - 岩見浩造 ◆Pazz3kzZyMのブログ 今般、私のちょっとしたひらめきによる史料発見と添田孝史氏の尽力により、2つの津波...
添田孝史 @sayawudon

「そもそも、姿勢が火力発電所以下の原発防災って何だよ・・・」津波対策を強化していった火力発電所の例- iwamin12.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/p… 東電に、せめて四電並みの防災センスがあれば… (とはいえ、中央構造線直近の伊方は、ちと再稼働には無理がありそうですが)

2015-04-12 09:45:10
添田孝史 @sayawudon

『原発と大津波』の帯は、「あなたならどう行動したか」。東電の事故は、東電やら官僚やら研究者やら記者やらの「自己保身」の積み重ねで起きたのだろうなぁ、という感想でございます。原発の安全性を騙る巨大な陰謀、司令塔はなく、ささやかな自己保身の長年の集積が事故原因であると。

2015-04-12 09:57:13
添田孝史 @sayawudon

だからといって、大雑把に「一億総懺悔」で総括してしまうと、それはまた一種の自己保身なのであって、気分悪くて滅入りそうだけど、内臓に手を突っ込んで、自己保身の気持ち悪さを詳細に分析して、天日干しして丁寧に責任追及につなげていくしかない。さもないとまたやっちゃうから。

2015-04-12 10:00:31

1998年12月5日の報道(2016.7.16追加)

添田孝史 @sayawudon

津波浸水予測図の位置付けがどうもよくわからなかったのだが、当時の面白い新聞記事を見つけた。【1999年3月に、国土庁と日本気象協会がまとめていた福島第一原発の津波浸水予測図】添田孝史さんのツイートまとめ - Togetterまとめ togetter.com/li/806256

2016-07-13 18:13:47
添田孝史 @sayawudon

津波の浸水予測図 国が3月に完成へ 1998年12月5日朝日新聞夕刊社会面  津波の発生に備え、避難計画などの指針とする浸水予測図の作成が一向に進まないため、国土庁が全国の自治体に代わって、完成させることになった。今年度の第二次補正予算に約十億円がつき、来年三月までに海岸線を持つ

2016-07-13 18:17:04
添田孝史 @sayawudon

約一千の市町村の予測図を仕上げる予定だ。  予測図は来年四月から、津波の高さを数字で表す気象庁の新しい津波予報が始まることに対応し、国土庁、気象庁、消防庁が自治体に作成を呼び掛けてきた。  新しい予報では、これまで「高いところで三メートル以上」などと表現されてきた津波の高さが、

2016-07-13 18:19:45
添田孝史 @sayawudon

「最大八メートル」などと具体的な数値で発表される。予報区もこれまでの十八から六十六に細分化され、きめ細かになる。しかし、個々の海岸での津波の高さは、海岸付近や海底の地形などによって予報よりも上下し、浸水地域も防潮堤の高さや家屋などの密集程度などによって違ってくる。

2016-07-13 18:22:17
添田孝史 @sayawudon

このため、国土庁などでは今年三月、市町村や都道府県に「津波災害予測マニュアル」を配布。予報された津波の高さに応じて浸水区域がどこまで広がるか、予測しておくことが望ましいとして、浸水予測図作りを指導してきた。  しかし国土庁によると、作成した自治体はこれまでゼロ。過去の大津波の

2016-07-13 18:24:15
添田孝史 @sayawudon

浸水図で間に合わせているところが多いほか、自治体の担当者からは「予算がかかりすぎる」「マニュアルが難しすぎて読みこなせない」という声があがっている。そこで国土庁は1996年から運用している地震被害早期評価システムの中に、津波の被害予測を問い入れる形で作成を「代行」することにした。

2016-07-13 18:27:10
添田孝史 @sayawudon

以上記事おわり。国土庁に開示請求しても、浸水予測図のできあがったもの以外はなにも出てこなかったので、作られた経緯やらよくわからなかった。これで少しわかりました。しかし10億円もかけて福島第一が浸水する予測作っておきながら、何もしないとはお役所仕事ってすばらしい。

2016-07-13 18:29:47
添田孝史 @sayawudon

何もしないどころか、「国土庁の浸水予測図は粗くて役にたちません」と各地の裁判で政府側は必死でつぶそうとしている。それなら10億円返せよ。

2016-07-13 18:31:10
添田孝史 @sayawudon

この記事、昨年データベース検索したときはひっかからなかったんだが、どうしてなんだろう。今回は某所で講義する資料つくるのでえんやこらせと調べ直していたら見つかった。

2016-07-13 18:33:39

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まとめ 2015.1.22【東電元会長:再び不起訴へ 津波被災回避は困難…東京地検】不起訴理由を読んで 添田孝史さんと広告屋.. http://www.cnic.jp/6211 (当日の資料もこちらにアップされています) 1/24(土) 原発と大津波~警告を葬った人々~ 時間:13:00~16:30 場所:文京シビックセンター26階スカイホール 講演:添田孝史さん(サイエンスライター) 資料代:500円 主催:もっかい事故調 4885 pv 175 2 users 24