◆獅子◆フロッグ・ジャンプト・イン・オールドポンド #7 ◆二次創作な◆

ししジニー @jiny3jiny34643

(｢'ω')｢◇獅子だ◇ これから連投するツイートは、ツイッター連載翻訳小説「ニンジャスレイヤー」の私的二次創作小説です。 原作の設定諸々を用いますが、原作ストーリーとの関連は一切ありません。あくまで趣味の物としてお楽しみ頂ければ幸いです。 (｢'ω')｢◇構えだ◇

ししジニー @jiny3jiny34643

(｢'ω')｢◇ありがとうございます◇  拙いアソビではございますが、お楽しみ頂けましたら嬉しく存じます。 また、もし実況頂けるというブッダ同然な方がいらっしゃいましたら、#shishi_nj タグをお使い下さい。  (｢'ω')｢◇ありがとうございます◇

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過去分 #1 togetter.com/li/804322 #2 togetter.com/li/806656 #3 togetter.com/li/806657 #4 togetter.com/li/808501 #5 togetter.com/li/808503

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(｢'ω')｢ #6 のまとめは今少し待て

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【これまでのあらすじ】 ファイアワール一党に蹂躙されたミズチ・カラテ・ドージョー。セラギ・ニンジャは非業に斃れ、娘のレンゲも炎の中に消えた。あえなく打ち倒され、カイシャクを待つリプルリング、その時。絶望のドージョーに響くカラテシャウト！現れたのは赤黒のニンジャだった！イヤーッ！

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フロッグ・ジャンプト・イン・オールドポンド #7

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「ドーモ皆さん、ニンジャスレイヤーです」突如現れた赤黒いニンジャのアイサツに、ファイアワール達は動揺の色を隠せなかった。『ニンジャスレイヤー』。このような場所で聞くはずのない名前。ニンジャ社会では、現代の伝説…タチの悪い怪談の類としてさえ知られている、ニンジャ殺しのニンジャ。1

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「いったい何の用で…」ハイウェイマンが一同の思考を代弁する。ニンジャスレイヤーはジゴクめいた一喝で応えた。「アイサツせよ…！」張り詰めるアトモスフィア。ややあって、ファイアワールが前に出て両手を合わせた。2

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「ドーモ、ニンジャスレイヤー＝サン。ファイアワールです」「ブラックマンバです」「ハイウェイマンです」古事記にもある通り、アイサツは大事だ。訝しげな数秒の沈黙が、荒れ果てたドージョーを支配した。3

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沈黙を破ったのは、地面に這うリプルリングだった。「モリタ＝サン…だろ」ニンジャスレイヤー……モリタは、沈黙で応えた。リプルリングは続けた。「俺は……ダメだった…俺は…センセイも……アア…レンゲも……」「立て」「エッ」4

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リプルリングは顔を上げた。ニンジャスレイヤーがこちらを見ていた。リプルリングはその眼を知っていた。底知れぬ何かを湛えた眼。それは、初めてドージョーの門前で見たモリタの眼だった。無限の怒りと葛藤、そして慚愧。それは今しがた、リプルリングの心に深く刻み込まれた傷の色だった。5

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ニンジャスレイヤーは言った。「立て、リプルリング＝サン。オヌシの心臓はまだ動いている」リプルリングは、ニンジャスレイヤーの言葉の意味を、モリタが闘ってきたものの意味を悟った。そして彼は初めて涙を流し、そして、ブザマに身を捩って立ち上がろうとした。6

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「そいつを助けようってのか、ニンジャスレイヤー＝サンよォ」ファイアワールが侮蔑的な言葉を投げる。「何の用だと言ったな」ニンジャスレイヤーは決断的な視線をファイアワールに向けた。「無論、オヌシ等ニンジャを殺すためだ。そこのサンシタと同じようにな」グレイウィングの生首を一瞥する。7

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「ハイクを詠むがいい…！」猛烈な殺気に、ブラックマンバとハイウェイマンの肩がビクリと震えた。「ビビってんじゃねェ！」ファイアワールが怒声を上げ、睨めあげるようにニンジャスレイヤーに挑む。「だったらやろうじゃねえか、死神さんよォ。だがそこのボーヤは役立たずだ…当てが外れたなァ」8

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ニンジャスレイヤーには微塵の動揺も無い。「当てになどしておらぬ。それに…」「アァ？」「リプルリング＝サンに負けてブザマに爆発四散するオヌシには関係のない話だ、ファイアワール＝サン」ファイアワールの目が瞬時に血走る。「…テメエ…！」9

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「俺の…俺のカラテ…」リプルリングが苦心して立ち上がった。「フゥーッ…スゥーッ…！フゥーッ…スゥーッ…！」リプルリングの呼吸が深まる。ボロボロの身体に闘志と活力が湧き出し、波紋めいて全身に広がってゆく。「俺の…カラテで…！」ゆらりと構える。彼に唯一つ残った、ミズチ・カラテを！10

ししジニー @jiny3jiny34643

「スゥーッ…ハァーッ…！」山彦めいてニンジャスレイヤーのチャドーの呼吸が深まる。チャドー、フーリンカザン、そしてチャドー。「ニンジャ殺すべし！」ニンジャスレイヤーは威圧的なジュー・ジツの構え！11

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「ザッケンナコラーッ！」ファイアワールの両手が唸る！「ホノオ・タツマキ・ジツ！イヤーッ！」猛烈な熱風が渦を巻き、超自然の炎が生まれる！「イヤーッ！」リプルリングが右へ跳躍前転！「イヤーッ！」ニンジャスレイヤーは左へ！炎竜巻が両者の中央を行き過ぎる！12

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「シィーッ…！」リプルリングの行く手に立ちはだかるブラックマンバ！「イヤーッ！」ハイウェイマンがウルフ・ファング・ボーでニンジャスレイヤーに打ち掛かる！「イヤーッ！」ファイアワールが腕を打ち振る！炎竜巻はニンジャスレイヤーへ！13

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「ＡＲＲＲＧＨ！」ブラックマンバのドク・カミツキ！「イヤーッ！」リプルリングは平手でブラックマンバの顔面をスパンク！「グワーッ！？」顔面に傷を負ったブラックマンバが怯む！リプルリングは旋回し背後へ！流れるようにブラックマンバをホールド！これは！「イヤーッ！」14

ししジニー @jiny3jiny34643

バックドロップめいて投擲！ウラ・ナゲ！「グワーッ！？」ブラックマンバはタタミ十枚の距離を飛び、ファイアワールに激突！「グワーッ！？何しやがるテメェ！」ファイアワールはブラックマンバをケリ・キック！「グワーッ！」無慈悲！15

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一方のニンジャスレイヤーはハイウェイマンと斬り結ぶ！「イヤーッ！」「イヤーッ！」ウルフファング・ボーが唸り、ニンジャスレイヤーの背中から炎竜巻が迫る！ハサミ・ウチ！「イヤーッ！」ニンジャスレイヤーは踏み込み、ウルフファング・ボーのサボテンめいた先端に全力の右裏拳を合わせる！16

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ＫＲＡＳＨ！！「グワーッ！」ウルフファング・ボーのスパイクが折れ飛ぶ！「ヌゥーッ！」ニンジャスレイヤーの右拳から出血！ブレーサー越しとはいえなんたる暴挙！だがニンジャスレイヤーは意に介さぬ！「イヤーッ！」ジゴクめいた左フック！17

ししジニー @jiny3jiny34643

「グワーッ！」ハイウェイマンは後退！「イヤーッ！」ジゴクめいた右ロー！「グワーッ！」ハイウェイマンは後退！「イヤーッ！」ジゴクめいた左ミドル！「グワーッ！」ハイウェイマンは後退！その間にもニンジャスレイヤーの背後に炎竜巻が迫る！18

ししジニー @jiny3jiny34643

ニンジャスレイヤーの右手は燃え上がり、出血が凝固！鋼鉄のブレーサーと化す！「イヤーッ！」ジゴクめいた右チョップ突きがハイウェイマンのボディに突き刺さった！「グワーッ！？」ＫＲＡＡＳＨ！！ハイウェイマンの胴鎧を破砕！19