150425 第12回 居住環境デザインフォーラム記念講演 バリー・シェルトン氏『Looking East in Urban Design - a View from the West』( #12df )

記念講演『Looking East in Urban Design - a View from the West(日本の都市から学ぶこと)』 講師:バリー・シェルトン氏 日時:2015年4月25日(土)17:10-18:25 定員:200名(当日先着順) 会費:無料 場所:大阪市立大学学術情報総合センター10F 続きを読む
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はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

17時過ぎから、オーストラリアの都市研究家バリー・シェルトン氏の記念講演『Looking East in Urban Design - a View from the West(日本の都市から学ぶこと)』を実況します。 life.osaka-cu.ac.jp/faculty/course… #12df

2015-04-25 16:37:54
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ハッシュタグは #12df でいきます。今更すみません。

2015-04-25 16:38:43
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まもなくはじまります。シェルトン先生は英語で講演。日本人の奥様の翻訳を実況します。 #12df

2015-04-25 17:12:52
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藤田先生からシェルトン氏のご紹介:執筆活動、大学教育、都市デザイン実践の三本柱でご活躍。私より日本にお詳しいのでは。通訳は奥様のコヤマさん。翻訳文化の研究で博士号をお持ちです。 #12df

2015-04-25 17:18:09
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シェルトン氏:ご紹介&ご招待ありがとうございます。立って講演するのが好きなので歩き回りながらお話しします。先週代官山に行ってきました。なぜなのかは後ほどご説明します。 #12df

2015-04-25 17:19:27
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シェルトン氏:1985年、槇文彦設計『スパイラル』を見学し、気付きをノートに書き留めました。印象は4つに要約されます。1.伝統とモダン性 2.地域性と国際性 3.東洋と西洋 4.建築と都市、それぞれの関係性です。 #12df

2015-04-25 17:21:20
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シェルトン氏:それから20年後、槇さんの書籍の書評を書くことに。この本のなかで『スパイラル』で私が得たことと同じことを槇さんが強調していることに気付いた。「オブザベーション」がキーワードになる。 #12df

2015-04-25 17:23:22
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シェルトン氏:槇さんには一度も会ったことはないが、長い手紙をもらった。印象に残ったのは、日本の都市の研究に日本を代表してお礼を申したいとの内容。喜んだと同時に謙虚な姿勢を大事にしようと思いました。 #12df

2015-04-25 17:25:05
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シェルトン:槇さんは私の本において1.日本文化と空間の関係 2.日本の都市構造と街路の特徴の関係について重要であると書いていた。このふたつは日本人でさえ深く研究されていないとさえ書かれていた。なのでこのふたつの点について今日は話します。 #12df

2015-04-25 17:26:24
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シェルトン氏:それぞれの文化には特定の空間認識があります。文字のスケールから建築、都市のスケールまでに通底する空間認識についてこれから話します。 #12df

2015-04-25 17:27:13
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シェルトン氏:私たちが毎日すること、書くという行為。私が文字を習った頃は、横線が引かれているノートを与えられた。線と線の間に空間配置に気を付けながら文字を書いた。同じ文字の配列でもどこに隙間を設けるかで意味が変わる。cow slip/cows lipなど。 #12df

2015-04-25 17:29:45
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シェルトン氏:アルファベットは線的要素が重要である。いくつかの文字が集まって意味を成すのがアルファベットである。日本人の皆さんは升目に分けられたノートを与えられたでしょう。漢字は面的要素が重要になる。アルファベットは線的、漢字は面的。 #12df

2015-04-25 17:30:36
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シェルトン:漢字はそれぞれ特定の形をもとにして書かれています。それぞれの形は四角の中に不可視の中心を基準に、伝統的には筆で書かれている。直立させた筆はあらゆる方向に動く。筆は動き、跳ね、捻る。 #12df

2015-04-25 17:32:09
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:それと同時に、漢字は象形文字から発達している。もともと曲線であったものが象形文字を経て漢字になるまでに升目に合わせて直線になる。 #12df

2015-04-25 17:33:24
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:個々の漢字だけでなく、いくつかの漢字を組み合わせた漢字も、ひとつの四角を基準に書かれる。升の分割の方法にはいくつかモデルがある。畳のアレンジの仕方と似てなくもないですね。 #12df

2015-04-25 17:35:28
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:合成文字のもうひとつの特徴は、異なる意味を重ねることもできること。「雷」は、雨というelevationと田というPlanでできている。コラージュと異なる視線の合成によって成り立っている。 #12df

2015-04-25 17:37:26
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:このレクチャーをオーストラリアですると、聴衆は異なる意味の漢字を組み合わせて別の漢字になることを理解できない。漢字が作られた時代に遡って考える必要があるだろう。 #12df

2015-04-25 17:37:35
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:合成文字の合成段階で少し変形するが、変形方法が座標変換ととても似ている。複数の文字体系が並行していることも日本の文字の特徴。漢字はビジュアルな体系であるのに対し、かなは音声の体系である。カタカナは角張っていてひらがなは曲線的。 #12df

2015-04-25 17:40:15
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:3種類の文字体系を駆使してあなたたちは生活している。その体系は四角という基準をもとにしていることで共通している。日本の文字は多方向的であるからあらゆる方向から書くことができる。それぞれの文字が四角をベースにしているために、グリッドの体系に乗るためである。 #12df

2015-04-25 17:41:44
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:雑誌の表紙ひとつの中に、あらゆる文字の要素が並列する。こういった特徴は、西洋人が日本の都市を説明するのに使われる特徴と全く同じものになる。書くという行為が空間感覚に及ぼす影響を考えて欲しい。感受性の高い頃に学ぶ文字はその影響力が大きい。 #12df

2015-04-25 17:44:00
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:これらの特徴は、書くだけでなくあらゆるデザイン感覚に影響を及ぼす。1982年、芦原先生が日本の建築は床の建築である、西洋の建築は壁の建築であると仰った。 #12df

2015-04-25 17:45:34
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:日本の伝統建築で重要なのは、床と屋根とその間である。そこを閉じたり開いたりする。西洋の建築ではまず頑丈な壁を作り、窓を開けて繋がりを作る。これらは全く異なる特徴である。日本の建築は面の建築、西洋の建築ら線の建築であるとここでも言える。 #12df

2015-04-25 17:46:56
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

シェルトン氏:面である床を作る構成要素は、面である畳。面的特徴は、暖房器具を移動式にすることでさらに特徴的になる。はっきりとした中心もエッジもない。同じ性質のものが違ったレベルで繰り返し現れる。 #12df

2015-04-25 17:48:30