NY在住ドキュメンタリー映画監督、佐々木芽生さんインタビュー 太地町は捕鯨問題の縮図「対立する問題は、みんなで話し合えればいい」

「ハーブ&ドロシー」で米映画界から評価された佐々木芽生さんの次回作品は「クジラ映画」。賛同者に協力を募るクラウドファンディングで資金を集めている。詳しくはこちらのサイトで https://a-port.asahi.com/projects/whalemovie
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Masaaki Sasaki @izasasakima

①NY在住の映画監督、佐々木芽生さんが国際的な論争となっている「クジラ映画」の制作に挑もうとしています。前作「ハーブ&ドロシー」は映画評論家の評価を受け、映画祭の賞を受賞した実力は監督です sankei.com/premium/news/1… pic.twitter.com/m0ouNf9LxA

2015-04-30 12:53:07
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Masaaki Sasaki @izasasakima

②4月に撮影とPRのために来日、都内でインタビューに応じました。佐々木芽生さんの「クジラ映画」についてはすでに朝日新聞、週刊新潮など他メディアも取り上げ、注目されつつあります。産経インタビューのエッセンスをいくつか紹介します。sankei.com/premium/news/1…

2015-04-30 12:56:53
Masaaki Sasaki @izasasakima

③【佐々木芽生インタビュー】映画「ザ・コーブ」について「見終わった時見事なストーリーだと圧倒された。隠し撮りの手法でイルカが殺されていく様子を『漁師たちが悪なのだ。悪を退治してやろう』と描いているように思えた。退治する相手が権力者だったらそんな感情はわいてこなかったでしょう」

2015-04-30 12:59:43
Masaaki Sasaki @izasasakima

④【佐々木芽生インタビュー】「太地町が『ザ・コーヴ』のおかげで世界中のスポットライトを浴びている。米国では報道ぶりが“言いたい放題”になっているような印象を受けた。しかし、NYでは日本から有効な反論は聞こえてこなかった。日本政府も政治家も誰も反論しているようには感じなかった」

2015-04-30 13:02:09
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑤【芽生インタビュー】sankei.com/premium/news/1… 「以前取材したIWC会合では、非難の応酬で反捕鯨国も捕鯨推進国もまったく歩みよろうとはしない。なぜクジラを捕獲するのか、なぜ鯨肉を食べるのか、日本の捕鯨の歴史が海外に伝わっていないのは、とてもおかしいと感じた」

2015-04-30 13:07:03
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑥【NY在住映画監督、佐々木芽生インタビュー】「海外の方々は、クジラは賢くて絶滅の危機にひんしていると感じてる。イルカも特別な動物であるというイメージ。クジラやイルカは人類共有の財産という意識に近いのかもしれない。そうしたことに反論する情報も少なく、異議を唱える人は誰もいない」

2015-04-30 13:10:06
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⑦【芽生インタビュー】「環境団体がお金もうけのために活動しているという見解は、大きな誤解です。彼らは、すごい情熱を持っている。団体幹部をのぞいては無給です。移動費や諸経費を自分で出していて、ものすごい情熱があると私は思います」 pic.twitter.com/Gnj18mkGsC

2015-04-30 13:13:39
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⑧【佐々木芽生インタビュー】「自然や動物を守りたいというパワーは素晴らしい。反捕鯨にそって活動することは彼らの正義です。環境NGOに参加する人たちは、権力にも立ち向かう勇気がある人。シー・シェパードのことが大きく報じられていますから、NGOのことを日本では誤解されている面も多い」

2015-04-30 13:16:08
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑨【芽生インタビュー】太地町で「漁船がイルカを追い込んで湾に帰ってきて、大きな騒動になった。警察官や街宣車もやってきてめまぐるしく変化した。目の前で異文化の衝突が繰り広げられていた。相手が言っていることは間違いで自分の主張が正しい。太地町は世界で起きている捕鯨問題の縮図だった」

2015-04-30 13:20:57
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑩【NY在住、佐々木芽生監督インタビュー】sankei.com/premium/news/1… 「和歌山県太地町では活動家と漁師たちの対立はさらに深まっていた。この町の様子を撮影することで、捕鯨問題の本質が見えてくるのではないか感じた」 pic.twitter.com/T4l8B6bdbg

2015-04-30 13:23:33
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⑪【佐々木芽生インタビュー】「制作中の私の映画は日本政府のPRにはなりません。世の中には自分とは価値観が違う他者がいることを提案する作品です。捕鯨を支持することが愛国心だと思うことは危険だと感じる。そう考えることで、相手側の意見が見えなくなってしまうのではないかと思います」

2015-04-30 13:26:36
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑫【佐々木芽生インタビュー】「私は日本人だし、クジラの問題が歪められて広まることに嫌悪感を抱いている。でもナショナリズムの意識とは違う。私は人生の半分以上を外国で暮らているが、世界中が日本が大好き。だから、シー・シェパードが日本全体に対して嫌がらせをしているようには思えない」

2015-04-30 13:29:56
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑬【NY在住、佐々木芽生インタビュー】「米国での私のパートナーは50代の女性で、世界的なドキュメンタリー制作のトップエディターです。協力を依頼したとき『この仕事をするのは嫌だ、クジラ、イルカは殺してはいけない』と拒否感を示した。『日本は違法でクジラを取っている』とも言っていた」

2015-04-30 13:32:38
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑭【佐々木芽生インタビュー】「米国のパートナーに捕鯨にまつわる事情を丁寧に説明した。すると『クジラって1種類じゃないの?』と聞いてきてくれた。米国ではそういうことさえ知られていない。今では『自分の考えを他人に押付けようとするから、米国人は嫌われる』と全面的に支援してくれている」

2015-04-30 13:35:37
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑮【佐々木芽生インタビュー】「『ハーブ&ドロシー』のエグゼクティブプロデューサーはNYメトロポリタン美術館の副館長でした。彼も最初は私のクジラ映画にためらっていました。でも映像を見せたり、企画書を見せたりすると、今では『すごい意義のある映画だ』と言って応援してくれています」

2015-04-30 13:37:00
Masaaki Sasaki @izasasakima

⑯【NY在住、佐々木監督インタビュー】sankei.com/premium/news/1… 「米国には捕鯨やイルカ漁に関して本当に情報がないのです。私はそのことにフラストレーションを抱いてきた。多くの方々に太地町で起きていることを見てほしい」 pic.twitter.com/qvZg3KY4kw

2015-04-30 13:39:07
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Masaaki Sasaki @izasasakima

⑰【佐々木芽生インタビュー】「クラウドファンディングは一つの目標を実現するための一つの手段です。共感する人たちや仲間を集めるための民主的なプロセス。クジラ映画はこの手法に親和性がある作品だと思います。このテーマを真剣に考えてほしい」a-port.asahi.com/projects/whale…

2015-04-30 13:43:27