【視聴メモ】テレ朝『ザ・スクープ』原発と原爆 日本の原子力とアメリカの影⑤「原子力の平和利用という幻想:『原発ゼロ』政策が骨抜きにされた真相」編
- tkatsumi06j
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秀逸なサマリー的なまとめ(全容をすぐ掴みたい方向け)
第三章 1950年代 ビキニ-広島(後編)
「原子力の平和利用」と日本
「原発ゼロ」骨抜きの裏側
#日米原子力協定 1957年8月、茨城県東海村で第一号実験原子炉が臨界に達する。それからおよそ半世紀で、日本はアメリカの予想をはるかに超えて、世界第三にの原発大国となった。その中で原発ゼロ政策が骨抜きになった背後にもアメリカがいた。 http://t.co/YyMKEht0dy
2013-08-15 08:43:21#日米原子力協定 2012年9月14日、野田内閣は「2030年代に原発稼働ゼロ」を目指す原発ゼロ政策を政府方針として掲げた。しかしすぐに骨抜きになった。なぜか。「アメリカの強い反対があったので、政府として考慮せざるを得なかった、という情報は入ってきている」元内閣間簿参与・田中広志
2013-08-15 08:47:50※訂正:田中広志⇒田坂広志―以降も田坂氏に言及するところを「田中」としている場面があると思われます。この場で訂正するとともにお詫び致します。
#日米原子力協定 この元内閣官房参与の言葉を前出のアルバレス氏はいとも簡単に肯定する。「圧力があったのは周知の事実だと思う。秘密でもなんでもない。何人かのエネルギー省高官は、日本は原子力を放棄するべきではないと緊急声明を出している」 http://t.co/2w6SWPYnQw
2013-08-15 08:52:38#日米原子力協定 「ザ・スクープ」は野田内閣の『原発ゼロ政策」』が閣議決定されなかった背景に、米保守系シンクタンクCSIS戦略国際問題研究所が直前に出した報告書の影響があったと分析。報告書の執筆者はリチャード・アーミテージ元国務副長官とジョセフ・ナイ元国防次官補。
2013-08-15 08:57:55#日米原子力協定 「近未来における原子力エネルギーの欠如は、日本に重大な影響を及ぼす。」 (2012年8月発表のCSIS通称「アーミテージ・ナイ報告書」より) http://t.co/YPZvoXGTu5
2013-08-15 09:01:52#日米原子力協定 このCSIS報告書について、当のアーミテージ氏は「ザ・スクープ」の取材に対しこう応えている。「日本が再び強く活気に満ちた国になることがアメリカの国益になる。しかし原子力がなくてはそうはなれない。」 http://t.co/B2yroypwhG
2013-08-15 09:05:20#日米原子力協定 当時総理の安全保障担当補佐官を務めた長島昭久は「原発ゼロ政策」めぐってアメリカ側との調整に当たった。鳥越氏はストレートに「原発ゼロ実質見送りにアメリカの懸念の影響はあったのか」と長島氏に訪ねた。
2013-08-15 09:08:06#日米原子力協定 鳥越氏の質問に対し、長島元総理安全保障担当補佐官は短くこう述べるに留めた「全くなかったとは思わない」と。そして、ある電子メモをその場で公開して見せた。 http://t.co/QndQLywwWT
2013-08-15 09:12:15#日米原子力協定 長島元総理補佐官が2012年9月14付で野田前総理に報告したメモには、アメリカの一連の懸念事項と日本政府は具体的回答を示すことができなかった事実が示されていた。その中で、とくに米側が懸念している事項があった。 http://t.co/xxPdbGTTua
2013-08-15 09:16:15アメリカ側の懸念①原子力産業の衰退
日本の人材・技術確保の困難という課題
#日米原子力協定 長島メモの中でとくに日本政府が回答に窮したのは「原子力人材・技術確保の困難性」だった。日本企業はアメリカの原子力産業の買収・統合を進め、その技術を担う立場にある。つまり、日本が原子力技術の最先端なのだ。 http://t.co/TrpmST1Fri
2013-08-15 09:23:43#日米原子力協定 前出の元内閣参与の田中氏はこう語る。「日本の原子力の技術がなくなっていくということは、技術的サポート・バックアップの部分が弱くなってくることを意味する。この懸念が、(米側の)産業界の方からもたされたのだと思う」
2013-08-15 09:25:42#日米原子力協定 このオブラートに包まれた表現をぶち破り、前出のアルバレス元エネルギー省顧問はこう明言する。「日本は今では世界で原発を推進するアメリカの代理人だ。日本こそアメリカの影響下で原発を持続させることができる唯一の希望なのだ」 http://t.co/dezNv5uzlm
2013-08-15 09:29:13アメリカ側の懸念②日米原子力協定の縛り
核拡散努力へ懐疑という懸念
#日米原子力協定 野田内閣が「原発ゼロ政策」を推進できなかった背景に「核不拡散努力への懐疑」がある。ここに「日米原子力協定」の縛りが登場する。日本は使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを作り原発に再利用できる特権を認められている。 http://t.co/V9Pe0hsWZI
2013-08-15 09:35:55#日米原子力協定 この核燃料の再利用の権利を認められているのは、「非核国では日本だけ。ある種、特権的な地位。(アメリカは)その前提が崩れてしまいかねない。北朝鮮とかイランとかがどう見るかというところが多分、頭にあったのだと思う。」(前出・長島元総理補佐官)。
2013-08-15 09:39:27#日米原子力協定 に基づき、非核国では唯一、日本のみに認められた核燃料の再利用の特権。再処理という工程により作り出されるのはプルトニウム。これは純度を高めれば兵器転用が可能なため、核拡散防止条約に違反することになる。 http://t.co/H0GAYz4xvq
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