仕事の関係で、今、『さよならジュピター』のビデオを観てる。うん、最初の20分ぐらいは耐えられるぞ。無重力セックスのシーンまでは(笑)。
2015-05-17 13:22:10@hirorin0015 無重力セックスのシーンはどうにもだめ! 笑っちゃう。何でこれでいけると思ったんだろうな、小松左京は? しかも無意味に長いし。 あとミネルヴァ基地の構造って、ひとつの部屋だけ回転止められるように見えないんだけど。あの部屋は基地のどのへんにあるんだろう?
2015-05-17 13:25:52@hirorin0015 あと、今見るとすごく気になるのが、機器のボタンのでかさ。ビデオの停止ボタンとか、いちいちでかい。この時代(1984年)すでにビデオのリモコンってあったんじゃなかったっけ? テレビのリモコンはあったもんな。
2015-05-17 13:29:05@hirorin0015 コンピュータ関係の描写で気になるのが、月基地のコンピュータ・センターになぜか端末がひとつしかなくて、いちいちセンターまで出向かないとそれが使えないということ。これは今見て変だと思ったんじゃなく、公開当時から変だと思ってた。
2015-05-17 13:32:04@hirorin0015 で、そのコンピュータでジュピター・ゴーストの出してる信号を分析したら、いきなり〈DARK〉〈HEAVY〉〈DANGEROUS〉ってモニターに表示されるの。これも公開当時、「んなわけねー」と思ったよ。あと〈BLACKHOLE〉という文字が明滅したり。
2015-05-17 13:36:28@hirorin0015 とにかく、小道具をいちいち画面に大写しにするの、やめてほしい。走るスーツケースとかゾイドとかマクドナルドのハンバーガーとか。「こういう設定を考えました」と見せびらかしたいのは分かるけど、見せびらかしちゃだめなんだよ。
2015-05-17 13:38:16@hirorin0015 見直してみて痛感するのは「分かりやすすぎる」ということ。いちいち何かを大写しにしたり、説明的な台詞を入れたり、「SFを知らない観客には、これぐらい分かりやすく説明してやらないとだめだろう」みたいな思いこみがあったように思える。
2015-05-17 13:41:35@hirorin0015 凝った小道具をさりげなく登場させると、逆に 「見逃した!今度はよく見よう!」 というリピーターを期待出来る、と星新一先生のエッセイかなにかにありましたよね…。本当にその通りだと思います。 (スターウォーズを評した文章だったと思います)
2015-05-17 13:41:44@hirorin0015 分かりやすくするのは大切だけど、それで作品の質を下げちゃ本末転倒だろう。 『2001年』や『ブレードランナー』みたいな分かりにくい話が、ちゃんと評価されて、時代を超えて生き残ってるのとは対照的だ。
2015-05-17 13:44:06@hirorin0015 「さよならジュピター」をフルで見るって物凄い拷問ですよね。私も劇場でこれを見て頭を抱えてたので、同情します。
2015-05-17 14:05:06@hirorin0015 ▼「映画秘宝 底抜け超大作」の「さよならジュピター」解説記事は今でも時々読み返すのですが、あのフルボッコ記事にまだ付け加えることが何かあるのですか?(@∀@)))ガクブル ユネスコが「負の映画遺産」の選定に着手したとか?
2015-05-17 14:09:36@hirorin0015 鮫のシーンまで来た。このシーン、ほんとにいらんわ。 つーか、ジュピター教団関連のシーン、全部いらんと思う。はっきり言って。
2015-05-17 14:14:54@hirorin0015 もうね、あのピーターって教祖がすごくイラつくんだよ! 教団員がテロを続発させて犠牲者がいっぱい出てるのに、まったく止めようとしないの。どう考えてもお前のせいだろって。 こいつが悪役として描かれてるならともなく、何で好意的に描かれてるのかが理解できん。
2015-05-17 14:18:22@hirorin0015 映画版のさよならジュピターは、小松左京先生の擬似ノンフィクションドキュメンタリー調の面白さが完全に裏目に出ましたね。それ以前に映画の文法がめちゃめちゃで映画館内では失笑があちこち湧いてました…。
2015-05-17 14:19:37@hirorin0015 イルカが死んですぐに即興で歌いだすシーンも、当時、劇場で観て悶絶してた。静かに歌うだけならともかく、最後の方は「さようなら~♪」とか熱唱するし。
2015-05-17 14:23:14@hirorin0015 あと、分かりやすいと言えば、小野みゆきの悪役メイク! これは分かりやすすぎて、出てくるたびに笑える。さすが、のちにデビルタカマンになっただけのことはある。
2015-05-17 14:26:56@hirorin0015 わかりやすいのはいいとしても、ダサーっすからね。難易度と一緒に作品の格も垂直降下w。
2015-05-17 15:00:44@hirorin0015 ようやく観終わった。 世の中にはダメな映画はいっぱいあるけど、『さよならジュピター』がそれらの映画と違うのは、個々の要因を見る限り、ダメになる要素が見当たらないということだ。
2015-05-17 15:24:55@hirorin0015 原作・脚本・総監督:小松左京、メカデザイン:スタジオぬえ、音楽:羽田健太郎、特撮:川北紘一 このメンツで傑作にならないわけがない! でも、ならなかった。
2015-05-17 15:28:26@hirorin0015 科学者と技術者が未曾有の天災に立ち向かう、宇宙版「黒部の太陽」みたいな映画にすれば面白くなったのではないかと今でも思っています
2015-05-17 15:29:04@hirorin0015 で、その時に思ったのが、この映画を単に「つまらなかった」で済ませちゃだめだということ。 なぜつまらなかったのか、その理由をきちんと分析しなくちゃいけない。そうでないと、同じ失敗を繰り返してしまう。
2015-05-17 15:32:03