【連載企画】日本が”核のゴミ捨て場”になる日-震災がれき問題の実像-

今日から「核のゴミ」について、このブログ上に連載記事をアップしようと思う。老朽化した原発が次々と廃炉を迎える日本で、これからおこるであろう「核のゴミ」処理についての話だ。
14
あざらしサラダ @azarashi_salad

震災がれき広域処理は一部の断面だけを見ると「被災地のため」というイメージで「正しい政策」だと騙される。だから始めから終わりまで一部始終を本にしてまとめたのだ。これを最後まで読んでも胸を張って「正しかった」と言えるのか、が問われている。 azarashi.exblog.jp/21240240/

2015-05-30 02:36:35
あざらしサラダ @azarashi_salad

[【連載企画】日本が”核のゴミ捨て場”になる日-震災がれき問題の実像- (第1回:はじめに)] azarashi.exblog.jp/21240240/ 今日から「核のゴミ」について、このブログ上に連載記事をアップしようと思う。→ pic.twitter.com/31jHIV3tbV

2015-05-19 06:05:04
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

→老朽化した原発が次々と廃炉を迎える日本で、これからおこるであろう「核のゴミ」処理についての話だ。→

2015-05-19 06:05:59
あざらしサラダ @azarashi_salad

→私は「核のゴミ」の専門家ではないが、「震災がれき広域処理」に反対する住民運動を4年以上続けてきた。この4年間の運動を通じて、何が問題の核心なのか見えてきたので、その経験に基づく事実について紹介しようと思う。→

2015-05-19 06:06:16
あざらしサラダ @azarashi_salad

この連載記事では、「市民勉強会」のために作成したスライドと一緒に、本書に執筆した内容のごく一部ではあるが概要を紹介しようと思う。 ※本を読んでみたいと思われた方はこちらから →  ■旬報社のページ junposha.com/catalog/produc…

2015-05-19 06:45:03
あざらしサラダ @azarashi_salad

はじめに、いま私たちの周りで起きている出来事について紹介する。 次に「震災がれき広域処理」とはいったい何だったのか、そのスタートから時系列に追いながら事実関係について説明する。 pic.twitter.com/upTtB7E9Qv

2015-05-19 06:07:34
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

→次に「広域処理」を多額の税金、それも復興予算を使った「公共事業」としてみた場合、どのような問題があるか説明する。 私たちの税金を使った公共事業であれば、事業の必要性や合理性、効率性が求められて当然だが、その点において広域処理にどのような問題があったか説明する。→

2015-05-19 06:07:55
あざらしサラダ @azarashi_salad

→そして「絆」や「みんなの力でがれき処理」と言った耳障りの良いかけ声の裏で、多額の復興予算が被災地以外に流用されていた事実を紹介する。 最後に「震災がれき広域処理」で既成事実化された放射性廃棄物の杜撰な処理が、「核のゴミ」の全国処理に繋がっていることについて問題提起する。

2015-05-19 06:08:18
あざらしサラダ @azarashi_salad

このスライドは2012年4月20日の朝日新聞報道で、柏崎刈羽原発で出た低レベル放射性廃棄物の処理についての記事だ。→ pic.twitter.com/8xuSaBpMsY

2015-05-19 06:08:55
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

→多くの方が放射能マークのついた黄色いドラム缶を一度は見たことがあると思うが、原発事故が起きる前は、放射性廃棄物はこのような黄色いドラム缶に入れて厳重に保管・管理していた。→

2015-05-19 06:09:11
あざらしサラダ @azarashi_salad

→しかし原発事故以降は、以前とは全く違って放射性廃棄物の「杜撰な処理」が目立つようになった。その一例として二つの「事件」を紹介しよう。

2015-05-19 06:09:25
あざらしサラダ @azarashi_salad

これは2014年1月31日の朝日新聞報道だ。→ pic.twitter.com/xXcl6zwJqI

2015-05-19 06:09:54
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

→この日、高島市内を流れる一級河川・鴨川の河川敷や近隣の民有地で、大型の土のうが77袋見つかった。中身は木材チップ。鴨川が琵琶湖に流入する付近だったこともあって、住民は「放射能に汚染されているのではないか」との懸念を強めていく。

2015-05-19 06:10:06
あざらしサラダ @azarashi_salad

もう一つの「事件」は鳥取で起きた。これは2015年2月1日の日本海新聞報道だ。→ pic.twitter.com/F7gVzL9N3q

2015-05-19 06:10:38
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

→2013年1月末、鳥取市内でも放射性廃棄物が見つかった。各紙の報道によると、発見場所はJR鳥取駅から東へ約4キロの山中。市道脇の斜面に20リットル入りの金属缶10個とビニール5袋が投棄され、その上に土のうが置いてあったという。

2015-05-19 06:10:50
あざらしサラダ @azarashi_salad

滋賀、鳥取の両県で発覚した「事件」は、いったい何を物語っているのだろうか。→ pic.twitter.com/ydnEZz1CW7

2015-05-19 06:11:16
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

→実は、双方の「事件」の背後には、別の大きな問題が潜んでいる。それは、こうした特殊な「事件」によらなくても、原発事故後の法律制定や制度の改訂などにより、日本列島の各地が「核のゴミ捨て場」になる可能性が膨らんでいる、という事実だ。→

2015-05-19 06:11:30
あざらしサラダ @azarashi_salad

→本書は「震災がれきの広域処理」をめぐって起きた各地の反対運動を通じて、日本列島の全域が「核のゴミ捨て場」になる可能性を明らかにすることに大きな目的がある。滋賀や鳥取のような特殊な「事件」が起きなくても、それは着々と進行しているからだ。→

2015-05-19 06:11:45
あざらしサラダ @azarashi_salad

→これから始まるであろう「原発廃炉」、その作業過程で発生する「廃炉廃棄物」の処理においても、「震災がれき広域処理」と同じことが繰り返される恐れが極めて濃厚だ。だから、再稼働反対や原発廃炉を願う方にこそ「震災がれき広域処理」についての事実を知って欲しいと願っている。→

2015-05-19 06:12:02
あざらしサラダ @azarashi_salad

→このため、連載の前半では「震災がれき広域処理」のかげで政府や政治家が何をやろうとしていたか復習し、連載の後半では、いま被災地で起きている指定廃棄物処理の問題や、これから全国各地で起こるだろうと思われる廃炉廃棄物処理の問題について説明する。(第2回につづく)

2015-05-19 06:12:16
あざらしサラダ @azarashi_salad

【連載企画】日本が”核のゴミ捨て場”になる日-震災がれき問題の実像- azarashi.exblog.jp/21244037/ (第2回:「震災がれき広域処理」とは①)→

2015-05-19 18:37:17
あざらしサラダ @azarashi_salad

震災がれきを全国で受け入れよう、みんなで東北を助けよう。そうした声が震災後、日を置かずに広まった。 pic.twitter.com/ZmBpDABlAs

2015-05-19 18:37:41
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

震災がれきの受け入れを全国で初めて表明したのは川崎市だ。震災から間もない2011年4月7日、阿部孝夫川崎市長(当時)が福島県を訪れ、震災がれきを川崎市で受け入れて処理したい、と表明したのである。 pic.twitter.com/aznvxIHNPD

2015-05-19 18:37:57
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

阿部市長の受け入れ表明直後から、がれきに付着する放射性物質の汚染拡散を心配する住民から川崎市に対し、問い合わせや抗議が相次いだ。報道によると、13日午前までに電話や電子メールによる苦情は約1700件に達したという。 pic.twitter.com/Ba04U1q6a6

2015-05-19 18:38:12
拡大
あざらしサラダ @azarashi_salad

このころ、川崎市の担当者は市民の問い合わせに対し「放射能を測定して問題のない廃棄物だけを受け入れる」と回答していた。しかし、この回答だと「低レベル(基準値内)であれば放射能汚染された廃棄物を受け入れて処理する」とも解釈できる。 pic.twitter.com/0kAq3myJNq

2015-05-19 18:38:27
拡大
1 ・・ 9 次へ