☆横山裕＆錦戸亮　【2番手】

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【２番手①】 約束の時間は過ぎてるのに なんの連絡もこない… 「残業？待ち合わせの時間すぎてるよー♡」 かわいくメールしてみた …だって 電話しても、いつも出ないから それから15分 〈ごめん 行けん〉 …ん …そっか やっぱりなー 諦めて一人飯して帰るかな

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【２番手②】 ドタキャンはいつもの事 待ちぼうけもいつもの事 …全部、わかってるんだけど 離れなきゃいけないんだけど ズルズルしてる だらしない私 ブルッ メールだ！ 慌てて開く 『飲みいかへん？』 アイツだ ちょっと、迷ったけど 「いいよ どこ行く？」 ズルい私

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【２番手③】 『いつもんとこ、おるで』 『早うおいでや』 「ん ここからなら20分ぐらいで着くよ」 『おん 待っとるで』 …きっと、来ない人を待つのはシンドイ 私を甘やかしてくれる人のところに そんな私はズルい？ 待ち合わせのはずだったカフェを後にした アイツが待ってる

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【２番手④】 「おまたせ…」 『なんや、元気ないやん。どないしたん？』 「なんでもないでーす」 ちょっと拗ねてみた 『仕事でミスでもしたん？』 「…んーそんなとこ」 『ええよ、いくらでもこぼしや』 …なんでそんなに優しいのかなー 涙が出るよ あの人とは大違い

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【２番手⑤】 他愛ない楽しい会話 寂しさも相まって 飲むペースが早い私 『…やろ？』 「ん？…ん、そうだね」 ちゃんと、聞いてなかったけど 生返事した 『ほな、行くで』 私の手を取る 「えっ？ちょっ？」 『へっ？聞いてなかってん？』 『俺んち行くで、ええやろ？って』

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【２番手⑥】 『ええ言うたやん』 「あっ、う、うん」 『ほな、行くで』 会計を済ませ 私の手を取り歩き出す アイツん家は こっから歩いて15分ぐらい？ 何度も行った 最初から家飲み誘えばいいのに いつも思う 私が断るかもしれないから？ 優しいなぁ 主導権は私なの？

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【２番手⑦】 …だけど 部屋に入ると違う 玄関の三和土で 靴を脱ぐ前に 壁に押しつけられて 口づけられる 部屋の中は アイツのテリトリー 一歩踏みいったら 私はアイツのモノ 「…ぁ…ふぁ」 『ん…あ…』 甘く優しいアイツじゃないキス 構わない… だって忘れたいもの

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【２番手⑧】 『なんや、今日エロいで』 「ふふふ、欲しがりの日かもね」 『アカンやん、ほな早うベッドいかな(笑)』 そう言って またキスをする 舌を欲しがって 痛いキスを繰り返す 「…」 『我慢できひん』 パンプスを脱ぎすて コートを脱ぎすて アイツが抱き上げる

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【２番手⑨】 ベッドに投げられ 乱暴に跨がってくる ワンピースの中に手が入ってくる 『可愛えぇけど、脱がしにくいやんな』 後ろのファスナーを もどかしげに下げる あとは慣れた手つきで 全てを剥ぎ取る 「あ…ん…」 今日の私は綺麗？ 酔いも手伝って 体は桃色に染まる

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【２番手⑩】 アイツの舌が指が 私の胸を捉える ぞわぞわと ゆっくりと 気持ちよさが 私の中を走る 「あぁっ…ん…ゃ」 ゆっくりと 這う舌 目指すところはどこ？ 『足…開いて…』 言われるがまま 足を開く 『どんくらい濡れとるん？』 『あー、すげー』

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【２番手⑪】 『ホンマ今日は欲しがりの日なんやな』 くちゅ… 嬉しそうに指を挿れる 「あ…はぁ…」 『気持ちえぇ？(笑)』 「…ん…ゃ…ぁ…あっ」 くちゅくちゅ くちゅくちゅ 『も１本入れちゃおっかなぁ♡』 くちゅくちゅくちゅ くちゅくちゅくちゅ 止まらない…

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【２番手⑫】 『ここ…好きやろ？』 滴り流れるモノを 指で掬い 熟れたトコに クルクルと擦り付ける 「…ふぁ…んっ」 …気持ち…いぃ 瞳がトロンってなって 口が半開きになって 腰が浮いてきて シーツを握りしめた 一つ…二つ… 快感のステップを上がる 『挿れてえぇ？』

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【２番手⑬】 「ん…挿れて…」 さっきとは違う 優しく でも 躊躇うことなく 一気に奥まで だけど 与えらる律動は激しく 私を揺さぶる 「…ぁん…あぁ…」 「あ…ゃ…も…だめぇ…」 『くっ…はあ…あぁ…』 「イ…っ…ぁん」 『俺…も…』 首に手をまわして 絶頂を味わう

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【２番手⑭】 「あぁ…ゆ…う」 繋がってる音しかしない部屋に 聞きなれた音が微かに響いた 一気に落ちる あの音…は… 起き上がろうとしたら 抱きしめられた 「…えっ」 『ええやん、出んでっ』 「…でも」 さらに強く抱きしめられた あの人から…あの人からなの

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【２番手⑮】 音が消えた… 「あ…」 『忘れてや、今は』 『俺とおるんやろ？俺だけ見てやぁ…』 また 微かな音が聞こえてきた 耳に、首筋に、顎に、鎖骨に 舌が這う 「あっ…やっ…」 また、切れちゃう… お願い… 『なんでぇ…そない悲しそうな目ぇすんのぉ…』

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【２番手⑯】 今にも泣きそうな瞳で 私を見下ろす …ごめんね 私を抱き起こし 肩に顔を埋めて囁く 『なぁ…今は俺だけ見とって…』 そう 今はここにいるんだ… 「…ん…ごめんね…亮」 『わかってや…』 「寝よ…っか」 『ん…』 亮の腕の中で眠る 優しい腕…

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【２番手⑰】 可愛い寝息が 頭の上から聞こえてきた 深く眠る事が出来ず さっきの電話が気になる そっと抜け出して スマホを確認にしに あの人 裕からの着信だった… 震える指でリダイヤルを押す 「…」 コール音が聞こえる 〈…おん〉 「…ゆ…う」 〈ごめんな、今日〉 涙が…

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【２番手⑱】 涙が頬を伝う 〈今、どこや？〉 『…』 〈今から会いたいんやけど、アカン？〉 〈明日休みやし、泊まってええ？〉 『…ちょっと…友達と飲んでて…』 〈ほな無理か…〉 『あっ…でも…一時間ぐらいで…帰れる』 〈なら一時間後に行くわ〉 「ん…待ってる…」 電話を切った

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【２番手⑲】 『帰るん？』 亮の声にびっくりして 振り返った 怖い顔して亮が立ってた 「亮…」 私の肩を掴む 『なぁ、なんで？俺やアカンの？』 『俺なら寂しい思いさせへんで』 「亮…ごめんね…」 「裕が来るの 帰る…」 私は馬鹿だ 亮の手を取れば それだけでいいのに

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【２番手⑳】 『いやや！帰さへん！』 強く腕を引かれ 寝室に戻る ベッドに投げ飛ばされた 「あっ…」 『このまんま、おってや…』 私の上に覆い被さり 震える亮… そっと背中に手をまわす 『俺…２番手でもええ思っとったけど』 『もう、いやや…我慢できひん』

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【２番手 21】 『やから、帰らんとって…離したない』 『オマエやって…そうやん…』 …そう でも、裕が私に会いにくるの 帰らないと… 私は酷い言葉を亮に言う 「亮、送って」 ガバッと顔を起こす 今にも死んでしまいそうな 哀しみに染まった亮の瞳 『服、着てや…』

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【２番手 22】 服を着て 亮の車に乗る 咥え煙草で 夜の道をとばす 「亮…」 「もう…」 『いやや』 『２番手でええ』 『いつか１番手になったる』 『やから、もそっとこんまんまでおって』 何回繰り返したの？ このやり取り 強く言えない私が １番ズルイ

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【２番手 23】 そして、いつも 「ん…わかった…」 って答える そうすると ちょっとだけ 辛そうな笑顔で 『…よかった』 って亮は言う 亮 ホントにいいの？ 私、ズルイから 亮の手 離さないよ 裕の代わりに キスするよ pic.twitter.com/eTZuAFkY4j

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【２番手 24】 部屋に帰って 暫くすると 裕が来た

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【２番手 25】 『裕…』 そっと腰を引き寄せ 腕をひかれ 裕の腕の中… 髪が煙草の匂いがして カラダからは 他のオトコの匂いがする それでも 何も言わない… 頭を撫でながら 〈一緒にシャワー浴びよ…〉 優しい裕 ねぇ私は何番手？ 私は裕の何番手？