20150616 #NHK クローズアップ現代「そのパソコン遺して死ねますか?~デジタル時代の新たな“遺品”~」

写真や動画などの日常の記録から、株取り引きなどの資産運用まで、生活のあらゆる場面に浸透するパソコン。死後、その管理をどうするのかが、いま問われ始めている。写真や日記など、パソコンに遺された膨大な“故人情報”とどう接したらよいか、悩む遺族も多い。パソコンの利用者が、口座名やパスワード、データをどう処分してほしいかを生前に記す、専用の「エンディングノート」も登場している。こうした中で、パソコンやネット上のブログなどを、生きた証としてとらえる人もいる。息子を病気で亡くした女性は、息子が開設したブログを引き継ぎ、更新を続けている。息子が書き残した詩や言葉をアップすると、息子とのつながりを強く感じるという。口座情報から思い出まで、あらゆる情報が端末に集積される時代。パソコンを遺品としてどう遺せばいいのか、遺族はどう向き合えばよいのかを考える。 http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3669.html
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NHK「クローズアップ現代+」公式 @nhk_kurogen

今夜(6/16)は、「そのパソコン遺(のこ)して死ねますか? ~デジタル時代の新たな“遺品”~」です。普段、何気なく使っているPCやスマホ。 突然、自分の身に万が一のことがおきたら、ネット上のデータをどうするのか? プレビュー記→nhk.or.jp/gendai-blog/10…

2015-06-16 10:52:55
ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現「そのパソコン遺して死ねますか? ~デジタル時代の新たな“遺品”~」写真やブログ、ネットショッピング、株取引の履歴…PCやネット上に残されたデジタル遺品をどう整理すればよいのか。

2015-06-16 19:31:30
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 京都市の高田さん。PCを愛用して20年。去年、脳溢血で倒れたことを契機に、PC内のデータを整理しようと考えた。株取引の情報のほか、家族に残したい情報の整理もするが、フォルダの中にさらにフォルダ…写真だけで5000枚を超える。削除する決心がなかなかつかない。

2015-06-16 19:35:02
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 削除できるデータはあまりなかった。「不要なものは全然ありませんから、私としては。もう後に託すしかないのかな」しかし妻・元子さんはPCが大の苦手。

2015-06-16 19:36:08
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 名古屋市の池田さん。6年前、夫をガンで亡くし、デジタル遺品の整理に追われることに。「これきょう見つけて、これは昨日…」この日、新婚旅行の映像が出てきた。「えーっ、これ何?こんなもの(自分のスッピンの顔)撮ってたんだね…」

2015-06-16 19:37:37
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 夫はゲームに興味がなかったはずなのにゲーム会社に登録をしていたり、ネット口座を開設していたり。「想定外のものがいっぱい出てくる」それぞれの生き方を尊重しあってきた。これ以上夫のプライバシーに踏み込まないよう、結婚前のデータは開く前に削除することに。

2015-06-16 19:38:50
ほんのこ @shbttsy74

#NHK デジタル遺品を扱う遺族を支援するビジネスも。デジタル遺品整理サービス。遺族の依頼を受け、パスワードを解除。顔認識技術を使って、本人や家族が写っている写真だけを抽出。きわどい写真を排除することも可能。たとえば、水着の女性の写真があると、怪しいものを排除する。

2015-06-16 19:40:23
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 最後は社員が目で見て確認し、ディスクを粉砕して処分。「遺族の方々でも、見なくてもいいものがあると思うので」

2015-06-16 19:41:03
ほんのこ @shbttsy74

#NHK ゲスト、東京女子大学教授・黒崎政男氏「パソコンは、外から見て何が入っているかわからない。情報のデジタル革命というか、情報はそれまで紙に載っているとか、メディアに載っていたけれど、それを0と1の情報に置き換えて保存することで、場所を取らないように」

2015-06-16 19:42:42
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 黒崎氏「取捨選択が不要になり、どんどん貯めこんでいく。以前はきちっと整理して保存していたが、とにかく入れておけばよいと。PCの中身はプライベートな、クローゼットなもの。一方でネットワークに生きる拠点としてもある。それを見たほうがいいかどうか、という」

2015-06-16 19:44:06
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 黒崎氏「遺される側からいうと、PCの中身は濃密な情報の塊。パンドラの箱のようにも感じられる。最後に希望が…という構造もあるが、開かずにそのまま破棄するというのも、故人を偲ぶ一つの方法でもある。対人関係上の私の背後にある『私』も入っていて、見なくてもいい側面もあると」

2015-06-16 19:45:58
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 黒崎氏「パソコンのエンバーミングというか『おくりびと』。死化粧をしてあげる。パソコン上に残った情報を整理して遺族に渡すという方法も、今日はあるということ。パソコンの場合、あまりにパスワードをかけすぎて自分で開けないなど問題があるが…」

2015-06-16 19:47:34
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 長崎県佐世保市の三谷さん夫婦。10年前、一人息子を病気で亡くした。筋ジストロフィー、22歳だった。10歳を過ぎたころから思うように動けなくなった。次第に、一人で外出することも難しく。母「人がする恋愛とか喜びを知らないで、かわいそうねって内心思っていた」

2015-06-16 19:49:02
ほんのこ @shbttsy74

#NHK PCの前から離れなかった息子。亡くなった後、息子が書いていたブログがPCから見つかった。自作の英語の詩が綴られていた。いつか映画の翻訳家になって、自分の名前をスクリーンに残したい、というのが息子の夢だった。ネットを通じて親しくやりとりをしていた女性がいたことも知る。

2015-06-16 19:50:09
ほんのこ @shbttsy74

#NHK ネットの中でいきいきとしていた息子。ブログを読み進めていくと、亡くなった半年後にブログ読者からのメッセージが。「また見に来ますね」亡くなった後も、息子の言葉は読者の心を動かしていた。母親、PCの操作を息子の同級生に一から教わり、息子の死を明かし写真などをUP。

2015-06-16 19:51:45
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 子供の頃の詩を掲載すると、さらに読者からの反響が。ネットの中で息子は生き続けている、と感じるようになった。母はいま、自分の日常をブログに綴っている。息子への報告として。「そこに存在があるような気がする。息子が遺したものが」

2015-06-16 19:53:27
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 黒崎氏「ネット上の私というのは、多重な私というか、現実の私とは別の生き方をしている。肉体が滅ぶときに何が滅ばないのか、ということ。ネット上でゴーストとして彷徨う。電脳空間でもしかしたら、私というものが時空を越えて生き続ける可能性もある」

2015-06-16 19:54:25
ほんのこ @shbttsy74

#NHK 黒崎氏「遺品の整理は喪に服す作業、死を悼む要素を占めているが、デジタル遺品の場合、故人があたかもこの世から消えるのでなく、ネットの中で新たな形で生き続けるのではないか、という形での死の需要がありうるんだと感じる」

2015-06-16 19:55:32