茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1537回「ツイッターテレビ、ツイッターラジオ!!!」

脳科学者・茂木健一郎さんの6月26日の連続ツイート。 本日は、感想。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1537回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、感想。

2015-06-26 07:05:46
茂木健一郎 @kenichiromogi

インターネットが登場した当時、隕石論があって、テレビやラジオ、新聞などの既存のメディアは衰退し、滅びる、という議論があった。しかし、実際に起こったのは、ある種の共存であった。ネットはもはやメディアの重要な一翼だが、マスメディアも、唯一のメディアであることはやめたが、存在している。

2015-06-26 07:08:30
茂木健一郎 @kenichiromogi

さらに、マスメディアとツイッターなどのソーシャル・メディアの共進化のようなことも起こった。ツイッターはテレビなどのマスメディアの報道をネタにする。一方、マスメディア側も、ツイッター上で話題になったことを拾って、報道する。お互いにボールをやりとりして、どっちも得をする。

2015-06-26 07:09:43
茂木健一郎 @kenichiromogi

最近気になっているのは、ツイッターのトレンド欄で話題になっていることが、すべて地上波テレビなどのマスメディアで報じられるわけではないということ。とりわけ、ツイッターでは重要度が高いネタが、テレビでは、少ししか、あるいは全く触れられない傾向が出てきている。

2015-06-26 07:10:52
茂木健一郎 @kenichiromogi

この瞬間で言えば「報道批判続出」、「小林よしのり氏」がトレンド入り。どちらも、ネット上ではプレゼンスの高いテーマである。ところが、今見ているNHK総合のニュースを始め、民法でも、これらの問題が同じ重みで報じられることは、まずない。

2015-06-26 07:12:09
茂木健一郎 @kenichiromogi

もちろん、ニュース・ヴァリューや、報道価値に関する判断はあるだろう。一方で、「タブー」や、「自主規制」も存在すると推測する。ツイッターのトレンド・ワードにのるということは、本来、人々の関心が高く、放送すれば視聴率にも結びつくであろうに、それを避けることで安全運転している。

2015-06-26 07:13:37
茂木健一郎 @kenichiromogi

そこで、逆転の発想だが、「ツイッターテレビ」、「ツイッターラジオ」はどうだろう。生放送ならば、その瞬間に、トレンドワードになっているものを、ストレートに論じたり、VJ的にビデオを使ったりして報じ、論じ、コメントする。そういうメディアが、24時間あってもいいくらいだと思う。

2015-06-26 07:14:50
茂木健一郎 @kenichiromogi

ツイッターのトレンド欄には、地上波も報じる芸能、スポーツネタや、時事もあるが、一方で、なかなか地上波には「浮上」しない、潜在的大ネタもある。ツイッターのトレンドワードに取材することを謳うことで、スリリングかつ、大衆的欲望に沿った、つまり視聴率、聴取率の高い番組ができるだろう。

2015-06-26 07:16:38
茂木健一郎 @kenichiromogi

この瞬間のトレンド欄には、「普天間居住」「勉強会中止」といった言葉が並んでいる。これらのネタをテレビやラジオで(特にテレビで)扱うことは勇気がいるだろうが、生番組でリアルタイムに評論家やキャスターがこれらのネタを論ずる番組は、必ず話題にあり、視聴率も集めるとぼくは思う。

2015-06-26 07:18:17
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1537回「ツイッターテレビ、ツイッターラジオ!!!」をテーマに、8つのツイートをお届けしました。

2015-06-26 07:18:59