短刀を使う技はなんていうのか?短刀術とは言わないよ小具足だよ。
- inuchochin
- 28495
- 22
- 10
- 1
刀剣用語でいう「短刀」(刃渡り約30cm以下の刀)を使う武術はなんというのでしょうか?
その辺は当方もあんまり知らないで砂。小太刀や脇差の術でも長さが違うし、1尺以下の短刀を使う流派とかあったかしらん? @nokkaranoumu 剣術はともかくナイフ術はまだイケるんじゃないかなと思います。そういや日本ってナイフがあまり発達しなかったのかしら。
2010-07-25 14:44:46一尺未満の脇差を使った武術は小具足や腰廻といって竹内流系統が有名です。柔術の元になった武術の一つですよ。@k_hisane その辺は当方もあんまり知らないで砂。小太刀や脇差の術でも長さが違うし、1尺以下の短刀を使う流派とかあったかしらん?
2010-08-19 08:16:25おお、腰廻で使う脇差って一尺以下なのですか。ありがとうございます。竹内流の竹内久盛といえば、片山伯耆守との逸話が色々ありま砂。@inuchochin 一尺未満の脇差を使った武術は小具足や腰廻といって竹内流系統が有名です。柔術の元になった武術の一つですよ
2010-08-19 20:21:51実際は流派によって違うみたいですが小具足、腰廻というと概ね一尺前後のようです。竹内流をそのまま取り入れた片山流以外にも関口流や制剛流の小具足もそんなもんです。小脇差です。柳生でも小脇差居相って宗矩が伝書出してますが内容は竹内流の小具足と似たようなもんです。@k_hisane おお
2010-08-19 20:39:14※なぜ小具足というか、ですが、「短刀を持つだけで小具足姿と同じくらい身を守れる」という説が竹内流には伝わっているそうです。また、武道史研究家の中には「槍や長刀など大きな武器を大具足というが、それに対して小さな武器という意味で小具足」とする人もいます。
以前ツイートした関口流の小具足。古流柔術というと、合気道みたいに手首を掴まれたのに関節技で反撃、というイメージがある人が多いかもしれないけど古い流派だと胸倉掴み合う、こういう想定の技が多い。pic.twitter.com/wfeaOQsukC
2014-09-27 17:00:45平成27年川越での天心流演武より短刀の演武と短刀の話
天心流の短刀の演武がTLにあったので他流の短刀の演武も。防具すら破壊する当身で有名な諸賞流ヤワラ。古い流派らしく小具足(短刀のこと)の技が豊富。1:30あたり、3、4つめが短刀を使いますtwitter.com/cefy_13/status… youtu.be/mBK9BS4LBS4
2015-06-22 12:14:04それから小具足(短刀)の技と言えばこの流派、竹内流youtu.be/afsub2UAg3Y 開祖竹内久盛から約500年、岡山県の竹内家に伝わった現存最古の柔術です。諸賞流も竹内流も座っていますが、これは短刀(小脇差)しか差せなかった座敷内での攻防を表しているとも言われています
2015-06-22 12:53:40柔術を名乗った嚆矢、関口新心流の小具足。4:40あたりから youtu.be/AyA8EepmR_U?t=… 真剣や木刀ではなく赤い棒を使っていますが、これは袋竹刀の短刀です。本気で突いても怪我をせず稽古する工夫でしょうか。他の流派の小具足と比べて自ら地面に転がる捨身技が特徴?
2015-06-26 12:09:50これまでの短刀を使う動画は全部両者もしくは片方が座っています。江戸中期頃までの古い流儀の資料をみると、多くの場合座った状態(武術では居合、居捕、座合などと言います)で敵味方のいずれかが短刀を使う組打技を小具足と呼ぶ場合が多いようです。
短刀よりやや長く、刀の分類としては脇差になると思いますが、総合武術として有名な立身流の短刀の技です。4:24あたり。最後は無刀捕も演武されています。youtu.be/GzFxaPcHi7E?t=… 相手の太刀の攻撃に対して、短刀を抜いて勝っています。逆手抜も使っていますね。
2015-06-26 12:26:14薙刀術の直心影流や天道流に薙刀を払い落とされた時に懐剣(短刀に分類されます)を抜いて戦う形が伝わっています。
あと現代に伝わる武術の自分が短刀を使う武術は鞍馬楊心流、扱心流(留めだけ)と薙刀の流派にある懐剣の技くらいでしょうか。ご存知の方がいたら教えてください。
2015-06-26 12:15:06短刀の拵えや鯉口のはなし
せっかくですので短刀よもや話。 これは海老鞘(えびさや)拵えと言いまして、文字通り、海老の姿を連想させる拵えです。 短刀はこのように鍔が無かったり、 喰出鍔(はみだしつば)という小さな鍔が用いられるものが多くあります。 pic.twitter.com/ENfAXUWPgz
2015-06-22 12:37:17特に鍔の無い短刀は、鯉口(さやの入口の部分)と柄(柄頭)がぴたりと合うので、合口(あいくち)と呼ばれます。 匕首とも書きますが、中国の暗器(あんきー隠し武器の事)である短刀を指す漢字を借字したものだとか。 pic.twitter.com/x9GZkaubbE
2015-06-22 12:43:52刀身の手元部分に嵌める金具をハバキ(鈨)と言います。 ここが鯉口の内側とピタリと嵌まる事で、簡単に刀が抜け落ちないようにしています。 武士でも思わず刀が抜け落ちるのは歓迎されません。 むしろ武士だからこそ抜き差しままならないなど恥です pic.twitter.com/MGmwgAqEUQ
2015-06-22 12:58:18うっかり刀が抜け落ちる事を、鞘走る(さやばしる)と言います。 江戸城内で鯉口三寸切れば(抜けば)切腹、家名断絶という掟があったと言われます。 公用の刀の鯉口はきつくしておくのが大事です。 とはいってもうっかり鞘走る事はあったようで、謝罪した記録なども残っています。
2015-06-22 13:09:05刀が鞘走る話とは逆に、鞘から抜けない話
twitter.com/tenshinryu/sta… 短刀と鯉口の話で。竹内流の短刀(小具足)の二本目は”清見(すましみる)”youtu.be/j0KIVAllAfY?t=… というらしいんだけど、この技の最初に短刀を前に出す動作があって、これが鞘ごと短刀を抜いてないか確認する動作らしい
2015-06-22 17:44:07続き)鞘ごと抜けないために鞘には返り角があるけど、組討の際に鞘ごと短刀を帯から抜いてしまう事はあり得る事らしく、鞘ごと抜いてしまった場合は首と肩で鞘を抑えて抜刀する”脇差鞘抜”の技になるとか。youtu.be/j0KIVAllAfY?t=…
2015-06-22 17:44:46