【R-18】飼われる人間

家畜として飼われている人間のワンシーン。
1
かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

「もう、何度目かな……」 膨らんだ腹にはムカデのような傷跡がいくつも這っている。 「4、5、6……もうわかんないや」 彼女は産み女。魔界に捕らわれ、上級魔族に胎児の肉を提供するために子供を生み続けることを強いられた人間だ。 「始めるぞ」 「はい……」

2015-07-01 05:35:19
かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

魔族が指を向けると、腹が一文字に裂ける。 「うっ……なんどやられても、慣れないな……」 腹膜ごと開いた傷口に両手を差し込むと、子宮を掴む。 「ねぇ、いつもと違うじゃない」 「今回のリクエストは『胎児入りの臨月子宮』だ」 「それって」 子宮の喪失。生きている理由の喪失。

2015-07-01 05:37:42
かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

「何度も子を宿し、疲弊しきった子宮は受胎率が下がっている。そろそろ潮時ということだ」 「お願い、やめて」 「初めての時は子宮要らないって言ってたではないか」 「それとこれとは」 「なに、産み女じゃなくなったら今度は乳女になるだけの話だ」 ……青白い光線が、子宮を完全に切り離した。

2015-07-01 05:39:57
かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

「うっ……うう……」 縫合が終わり、臓器1つ分、軽くなった身体。 2mはあろうかというオークが、私を担いで連れて行く。 乳女、か。 連れて来られた頃、見たことがある。 このきれいなおっぱいが、ぶくぶくと太らされて、ミルクを出すだけのタンクにされちゃう…… ……キモチイイのかな?

2015-07-01 05:42:06
かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

「ココダ」 身体一つがようやく入るスペースに、私は押し込まれる。 「ふむ……これほどの上玉がまだ残っていたとはな」 白衣を着た魔族が私の胸を揉みしだく。 「これは育てがいがありそうだな、っと」 魔族は注射器を取り出すと、私の乳首に突き刺した。 緑色の液体が、乳房の中に入ってくる。

2015-07-01 05:45:36
かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

あれから……何日経っただろう? 二つの乳房はドクドクと脈打って、まるで心臓が3つあるみたい。 美しかった乳房は変わり果て、血管がのたうち、ぶくぶくと肥え、乳輪は黒ずんでいた。 自慢のおっぱいだったのにな……でも、もう見せる人間も居ない。 飼育されている人間以外は、絶滅したらしい。

2015-07-01 05:48:17
かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

牛のように張り詰め勃起した乳首から白い母乳が絞り出されて、搾乳器に吸い込まれていく。 この母乳も、魔族が飲んでいるのだろうか。 できれば、おっぱいをあげられなかった赤ちゃんの代わりに、誰かが飲んでくれてると、嬉しいな……

2015-07-01 05:51:36