(箱根22)噴火した箱根山のリスク評価更新

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早川由紀夫 @HayakawaYukio

箱根カルデラの中にある学校は、登下校の子供たちにヘルメットかぶせたほうがいいよ。

2015-07-01 06:11:47
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ニノ平にある箱根中学校は大涌谷の東2.4キロにある。火山灰観測するには絶好のロケーションだ。これ、やらないかなあ。生徒の教育にも絶好の課題だと思う。 「湯のみ茶碗火山学 - Togetterまとめ togetter.com/li/836231

2015-07-01 07:29:44
早川由紀夫 @HayakawaYukio

▼火口から学校までの距離 (レベル5) ・口永良部島 3.0 km 金岳小中(避難) (レベル3) ・箱根山 2.4 km 箱根中 ・桜島 3.7 km 東桜島中 (レベル2) ・浅間山 7.8 km 軽井沢西部小 ・草津白根山 5.5 km 草津中 ・阿蘇 5.5 km 阿蘇小

2015-07-01 08:21:31
早川由紀夫 @HayakawaYukio

水蒸気爆発の警戒は、まずは大きな噴石の着弾距離が大事。いまのレベル3での警戒距離は1キロになっているが、これが社会的要請で決まっているのは、箱根山に異常が認められてからの気象庁と自治体の動きをここまで見てきたみなさんには、よくわかってもらえるだろうと思います。

2015-07-01 08:30:13
早川由紀夫 @HayakawaYukio

そういう世事とは無関係に、世間知らずの火山科学者がいまのリスクを評価すると、まあ2キロが妥当だと思います。じっさい、(水蒸気爆発で有名な)草津白根山のレベル3は2キロです。浅間山はレベル2で2キロ、レベル3で4キロです。これはブルカノ式で有名だから。

2015-07-01 08:31:53
早川由紀夫 @HayakawaYukio

箱根山でいま危惧されるリスクは水蒸気爆発です。ですから、いままでなかった異常が認められるなら、草津白根火山レベル3で警戒することになっている2キロと同じ警戒をするのが、世間知らずには妥当です。世間とうまくやっていきたいひとは、この限りではない。

2015-07-01 08:33:09
早川由紀夫 @HayakawaYukio

というわけで、 ・箱根山 2.4 km 箱根中 は、レベル3でも大丈夫だと思います。 学校は世間知らずで運営すべきところもあるから、特別に評価してみた。 湯のみ茶碗火山学やってね。

2015-07-01 08:35:13
早川由紀夫 @HayakawaYukio

なお、昨年9月27日の御嶽山噴火でもっとも遠くまで届いた「大きな噴石」は、1.2キロ。ニノ池山荘のトイレの屋根を突き破った直径30センチ。

2015-07-01 08:36:56
早川由紀夫 @HayakawaYukio

着弾距離内にいても、全員死ぬわけではない。運が悪くて当たった人だけが死ぬ。これが、」火砕流とは違う。火砕流はぜんぶ死ぬ。

2015-07-01 08:37:35
早川由紀夫 @HayakawaYukio

この大きな噴石被害とは別に、何の予告もなく火砕流が出て2.3キロ走ることが、昨年9月の御嶽山噴火と、昨年と今年の口永良部島噴火2回、合計3回立て続けに起こった。これは、噴火警戒レベル表をつくったときは知られていなかった新しいリスクだ。このリスクをいま箱根山でどう扱えばよいのか。

2015-07-01 08:41:05
早川由紀夫 @HayakawaYukio

今朝も出しとく。御嶽山2014年9月27日と同じ火砕流が箱根大涌谷から出たときの予想図。御嶽山の火砕流は、2週間前のちょっとした地震増のあと、何の前触れもなくいきなり出た。 pic.twitter.com/gPFkHWQ4Y5

2015-07-01 08:45:35
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