従属人口指数についてちと語る

どうも世代間格差論とは、従属人口のうち高齢者の割合が高すぎる将来に希望が持てない、という話だと思いますが、歴史的に見れば、従属人口指数の長期平均は70%ぐらいのようです。
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伝左衛門 @yumiharizuki12

だから私は世代間格差なんてものは存在しないと言っている。今の若い人は、少子化のおかげで、親が自宅を所有してる場合はほとんど相続できる。金融資産、不動産を問わず、残ったものは次の世代に相続される。親が相続財産を残してくれなかった場合は、そういう親しか持てなかった世代内格差です。

2015-07-01 15:39:02
伝左衛門 @yumiharizuki12

子供にとって親はプット・オプションみたいなもの。遺産がプラスなら自分のモノにできるし、マイナスなら負債を相続する義務なし。

2015-07-01 15:42:24
伝左衛門 @yumiharizuki12

前も言いましたが、経済学的に意味ある資産概念は、個人の動学的予算制約式の右辺に来る人的資産と物的資産の和。年齢とともに人的資産の割合が減り物的資産が増えるが、合計がどう変わるかは一概に言えない。若い人が住宅ローンを組めるのは資産を持ってるということに他ならない。

2015-07-01 15:55:21
伝左衛門 @yumiharizuki12

知人の学者は高齢の親が杉並に一戸建てを持ってるのに、嫁が拒否したので同居せず一戸建てを購入した。事実上、二戸自宅を持ってる状態。住宅ローンを組んだ年齢は50ということでかなり高齢だが、返済能力に問題はない。どんなに窮地に陥っても二戸のうち一戸を売れば済む。これを世代内格差と言う。

2015-07-01 16:03:25
伝左衛門 @yumiharizuki12

従属人口指数の推移。面白いね。戦前はほぼ70%を超えており、それが40%台に低下したのは、戦後の1965年から2000年ぐらいまでの限られた時期だったことがわかる。今でも従属人口指数は63%で長期平均以下のようだ。 www2.cgu.ac.jp/kyouin/yamada/…

2015-07-01 16:26:03
伝左衛門 @yumiharizuki12

戦前との大きな違いは、今の従属人口の中身がジジババということ。子供なら未来への希望だが、ジジババは無駄メシと考えるから負担に感じるのだろう。

2015-07-01 16:27:56
伝左衛門 @yumiharizuki12

生産年齢人口の定義の取り方で従属人口指数はかなり変わるようだ。戦前は小学校出たら丁稚奉公という子供が多かったし、15歳以上は生産年齢と考えてよい。ところが今は22歳でも親のすねかじり。逆に昔の定年は55才だったが今は65才。「老年化指数」という言い方はジジババ=ゴミ扱いかw

2015-07-01 16:36:09
伝左衛門 @yumiharizuki12

確かに、従属人口指数は同じでもジジババの割合が高いのはムダと感じるかもしれない。面倒を見ても子供なら将来生産力になるのでムダと感じないのだろう。高齢者の医療費負担を3割まで引き上げるのは合理的に思うけれど、先進国で、高齢者の医療費負担上げるという制度を取ってるところもないからな。

2015-07-01 16:46:30
伝左衛門 @yumiharizuki12

結局、世代間格差論は、この高齢者人口比率が増えることを問題視したいのだろうね。それなら正直に「ジジババはムダ」と言ってくれた方が話がスッキリするように思う。具体的な政策も出てきやすい。

2015-07-01 16:49:56
伝左衛門 @yumiharizuki12

ここに主要国の人口推移がまとめてあるけれど、日本も生産年齢人口比率が他国に比べてそれほど大きく低下するわけではないんだな2015年で61%が2040年で54%。フランスは63%→57%。ドイツは65%→56%。 ecitizen.jp/Population/Cou…

2015-07-01 17:05:48
伝左衛門 @yumiharizuki12

実は従属人口指数の一時的な低下が戦後の高度成長の原因とするモデルを知っているのだが、著者のHPを見たところ掲載されてないので、引用は控えます。

2015-07-01 17:19:00