(箱根25)現時点で箱根山の噴火についてわかっていること。

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早川由紀夫 @HayakawaYukio

気象庁に任せておくとろくなことにならなそうだから、現時点で箱根山の噴火についてわかっていることをこれから連続ツイートする。

2015-07-01 20:13:14
早川由紀夫 @HayakawaYukio

噴火は、6月29日12時ころ起こった。大涌谷から北に1キロ離れた地点に火山灰が降った。そのあと夕刻から夜にかけて早雲山駅に降った。30日は(消長はあっただろうが)一日中降った。それは1日の朝まで続いた。

2015-07-01 20:14:46
早川由紀夫 @HayakawaYukio

噴火の様式は水蒸気爆発。でも爆発音は弱くて何時間も継続するタイプだった。桜島なら灰噴火に相当する。出た火山灰は100トン。火口の周りには、噴出物が積み重なって小高い丘がつくられている。50センチくらいの岩石が火口から50メートルくらい飛んだ。

2015-07-01 20:16:49
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山灰は、3キロまで届いた。すなわちカルデラ内に留まっている。いま現在、噴火は収まっているとみられる。大涌谷から上がる蒸気の量はきのうよりずっと少ないし、地震数も激減した。

2015-07-01 20:18:01
早川由紀夫 @HayakawaYukio

おとといきのう出た火山灰はほんのわずかだったから、今日の雨でもうすっかり流された。箱根山の噴火は800年ぶりだと言われる。800年前は、火口から1キロ地点に火山灰が100ミリ積もった。今回は0.01ミリだ。今回程度の噴火は地層として残らない。

2015-07-01 20:21:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

今回程度の噴火は、800年前以降、きっと何度もあっただろう。800年前の噴火すら文字記録に残っていないのだから、そういう小さな噴火も文字記録に残らない。

2015-07-01 20:22:16
早川由紀夫 @HayakawaYukio

このあとどうなるか、はっきりしたことはわからない。火口から弾道軌道を描いて飛ぶ大岩と火砕流に注意が必要。昨年9月の御嶽山火砕流が、なんの前触れもなくいきなり出て、2.3キロ走ったことを忘れてはならない。

2015-07-01 20:24:23
早川由紀夫 @HayakawaYukio

今朝も出したが今晩も出しとく。御嶽山2014年9月27日と同じ火砕流が箱根大涌谷から出たときの予想図。御嶽山の火砕流は、2週間前のちょっとした地震増のあと、何の前触れもなくいきなり出た。 pic.twitter.com/ei6rWYE9g0

2015-07-01 20:30:08
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