のる氏によるMeteoroiD5/23鹿鳴館ワンマン「塵積もり蚕産まれ」レポ

♯MeteoroiD
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ヴィジュアル博士のる@オムニバスCD3種発売中🥑 @vr_noru

5/23 18:06。 心をかきむしるようなSEに合わせてフロアーの手拍子が鳴り響く。 新衣装を身に纏った5人が厳かに登場し始まったのは、最新シングルより「背徳者に敬礼を」。 pic.twitter.com/FkxDuDuX2w

2015-07-04 01:04:03
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続く「racrimosa」では、いつもより激しく、狂ったようなシャウトを吐き出す幻鬼。 フロアーのほぼ大半の人間がヘドバンを繰り広げるという、非常に荒々しい光景が広がる。 pic.twitter.com/OSAd75CUxb

2015-07-04 01:06:50
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「タランチュラ」では更に激しくヘドバンを巻き起こすフロアー。開始3曲で、熱さは頂点にまで達したかのように見えた。 もの悲しげなアルペジオから始まったのは「三丁目の神隠し」。 金切声のようなシャウトを繰り出す幻鬼、腹の底に響く重低音、そして冷たさと熱さが同居するような不思議な感覚。

2015-07-04 01:09:42
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アカペラに混じり、ノイズにまみれた赤子の泣き声が響く。 幻鬼が本を片手にポエトリーリーディングのように歌を紡ぎ出す「醜い家鴨の仔」。 さっきまで激しくヘドバンを繰り出していたフロアーが佇み、楽曲に聞き入る。 聴き入るフロアー、というより、聴き入らざるをえない空気感がそこにあった。

2015-07-04 01:12:12
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朋夜のドラムが響き、オリエンタルな音色を奏でながら始まったのは、5人の音で生まれ変わった「いばら姫」。 絡みつくような帝と真蜘のギターがより叙情的な雰囲気を醸し出し、MeteoroiDの叙情的な部分を見せる。 pic.twitter.com/shjx6LLoGd

2015-07-04 01:15:31
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この日初めてのMC「さあ、狂っていこうぜ」と幻鬼が叫ぶ。 昔から大切に演奏され続けてきた「BALLERINA」では、イントロと同時にファンから悲鳴が起こった。 歌詞に合わせて舞い踊り、暴れ狂うファンたちの姿。 pic.twitter.com/j4O9YP4gHb

2015-07-04 01:19:15
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古き良きV系たる姿と、現代のV系の姿をマッシュアップさせたスタイル。 この日5人が見せた、新しいV系のスタイルを継承するかのように続いて演奏されたのは「Mr.famous」。 ファンの拳の荒波の中、螺琉の野太いシャウトが木霊する。 pic.twitter.com/jUXGgmSqrp

2015-07-04 01:21:48
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「祈りなさい」の呟きに導かれ始まったのは「慟哭の間」。 幻鬼の扇動に合わせてフリを繰り広げ、土下座ヘドバンを見せるフロアーの姿は圧巻の一言。 宗教のようなライブがそこにあった。 pic.twitter.com/j5wvkjaZHI

2015-07-04 01:24:30
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『鹿鳴館ラスト、この曲を共に』と届けられたのは、彼ら5人が、そして幻鬼が、大切にしていたナンバー「リトルボーイ」。 この5人になってより重低音が響くアレンジがなされたこの楽曲で、音に乗せて彼らの想いが会場の隅々まで届けられた。 pic.twitter.com/AHVVy8Qxx7

2015-07-04 01:28:16
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それと同時に、これぞ現代の日本が求める、ヴィジュアルロックの形なのかも知れない、と自分には感じられた。 本編が終わり、まだ暴れたりないかのようにアンコールの声を口々に叫ぶフロアー。 流れてきたSEと共にこの日の発表が告げられ、再び幕の空いたステージに再び鳴り響く怪しげな音。

2015-07-04 01:31:52
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朋夜のドラミングに合わせて、5人の中で最も熱いロック魂を持ったBa.螺琉がフロアーを煽る。 コール&レスポンスに手拍子と叫び声で応えるフロアーは再び熱を取り戻す。 メンバーが次々にフロアーを煽り、始まったのは「chocolate」。 pic.twitter.com/jrvwTgjr2Q

2015-07-04 01:35:12
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続けざまに間髪入れず「ice world」を披露。 儚いイメージが増し、まったくの別物となったこの曲。 激しさの中にしっかりとしたメロディー。これまでの活動を経て、MeteoroiDの5人が掴んだものの答えが見えたような気がした。 pic.twitter.com/l6sHNz5rNO

2015-07-04 01:37:45
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続いては彼らの中で一番の変貌を遂げた楽曲「この愛を手放せば自由だろう」。より攻撃的になった楽曲も最早ファンの身体にはすっかり馴染み、熱いヘドバンを繰り広げる。 サビでは豪快にタオルを振り回し、ファンもメンバーも全身で楽しんでいた。 pic.twitter.com/bxat9LnE2Z

2015-07-04 01:41:09
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ボルテージが最高潮に達した目黒鹿鳴館。 『さあ蚕共、狂った声を聞かせてくれ』と幻鬼が何度もフロアーを煽り、この日の最後の曲「呪殺」が演奏される。 最凶の熱さを残したまま、ライブは終了となった。 pic.twitter.com/Raf0X3Ig5f

2015-07-04 01:44:23
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MCらしいMCを取らず進められたこの日のライブだったが、最後に幻鬼が何度も何度も『ありがとう』を繰り返し叫ぶ姿が印象的だった。 目黒鹿鳴館というV系の『聖地』とも呼ばれる場所で、その歴史に新たな1ページを刻んだ一夜は、最高の盛り上がりで幕を下ろした。

2015-07-04 01:46:58
ヴィジュアル博士のる@オムニバスCD3種発売中🥑 @vr_noru

MeteoroiDというバンド。 2012年に始動し、現在に至るまで数多くの話題を残してきたバンドだ。 そして昨年末に見せたその変貌は、見る者すべてに大きな衝撃を残しただろう。 pic.twitter.com/qjW5AqFUV8

2015-07-04 01:50:10
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視覚面、聴覚面、全ての面で大きな変革を迎えた5人を、待っていたのは、決して温かい目だけではなかっただろう。 けれど、人が何かを始める時、そこに賛否両論はつきものである。 彼らの場合もまたそうだった。しかし、その考えを覆すものがこの日の目黒鹿鳴館にはあった。

2015-07-04 01:53:37
ヴィジュアル博士のる@オムニバスCD3種発売中🥑 @vr_noru

デジタルサウンドを武器に活動してきた緑のエイリアン。 そして、漆黒を身に纏った攻撃的な現在の5人。 まったく正反対のように思える現在と過去が、この日のこの空間で一つになる。 それはさながら、古くからのヴィジュアル系と、現代のヴィジュアル系が、新たな形で「融合」を見せた瞬間だった。

2015-07-04 01:56:06
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多様化するシーンにおける様々なカラーを混ぜ合わせ、マッシュアップさせた本当の意味での「黒」。 彼らが纏うのはこれまでのバンドが纏っていたものとは明らかに違う、全ての色が混ざった「黒」だ。 時間軸を越え、突き進む5人が目指すものは。その答えは10/10、高田馬場AREAにて。

2015-07-04 01:59:09