アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、元祖天才バカボン50話B演出コンテ―作品をまたぎ共通する「偽の神」への怒り

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出コンテ50B話について。 今までの分は一覧から togetter.com/id/makimogpfb 今回のテーマは同氏シリ構カイジでも描かれた人為的で俗世にまみれた神や宗教批判。 脚本は前回と同じく金子裕氏。ど根性の頃からブラック脚本多いが、これもブラック

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出コンテ50B話1 冒頭、テルテル寺のアッカン坊が弟子に逃げられてしまう。弟子は地獄や極楽なんてあってたまるか、と言うが、アッカン坊はあると言い、直後穴に落ちたので、地獄はあると主張。弟子は落とし穴だと言い去る(特徴:知略)。信心が無いとアッカン坊は嘆く

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話2 そこへパパが歌うたいながら(特徴)通りかかり、アッカン坊の頭を散々ネタに。怒ったアッカン坊は坊主をバカにすると地獄に落ちると言い、地獄は舌を抜かれ、釜ゆでにされ、針山に刺さると脅すが、パパは馬の耳に念仏。だが帰宅するとそれっぽいことが発生

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話3 パパの味わった地獄は、風呂の湯加減が熱湯(釜茹で)、コーラの瓶に舌が引っ掛かる(舌を抜かれる)、画鋲の山に刺さる(針の山)、ママが包丁向ける(鬼に切り刻まれる)。この度に坊主の丸ワイプが出て高速回想(特徴)。すっかりパパは地獄を信じてしまう

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話4 すっかり宗教にハマったパパは、ナンマイダを連呼(特徴)し、頭を丸めアッカン坊の弟子になるため寺を訪ねるが、アッカン坊は木魚と位牌でボーリング遊びしていた(結構可愛い)。 アッカン坊は弟子入りを歓迎、町を回りお経をあげて金を貰って来いと言う

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話5 アッカン坊がパパに教えるお経も、ダジャレだらけ(特徴)の上必ず「金が欲しい」が入る。パパは町へお経の押し売りに。アッカン坊は寺の存亡とワシのご飯はお前にかかってると送り出す。パパは民家にお経押し売りで10万請求するが値切りに負け8円になる

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話6 本官が交通整理中、パパは信号無視し、三途の川を渡れと言い放つ。本官は車にひかれそうになり酷い目に。パパは更に、父が死んだからお経をあげてくれと言う子供の嘘にひっかかり、ただ昼寝してたおっさん(特徴)を死んでると言い、おっさんに投げ飛ばされる

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話7 今度は、パパはお爺さんが死んだばかりの一家に遭遇。前に高屋敷氏演出回に出た役立たず医者(特徴)再登場。死亡判断すらヤブ。パパがお経でザマーミロと言うとお爺さん復活、薙刀を持ち、死んでも死にきれんとパパを追い回す(特徴:お年寄りに優しい)。

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話8 あまりのブラックユーモアにウナギ犬が「フィクションです」とフォロー。後日、雨の日。バカボンは、パパが変なものになるから神様が怒って雨にしたんだ、明日遠足なのに、と泣く。可愛い(特徴)。 パパは自身がテルテル坊主になり晴れを祈るオチ

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話a 前に金子裕氏脚本のど根性ガエルで瀕死設定で結婚式をあげる際、手っ取り早いからと霊柩車で新郎新婦を寺に運びこむ話があるが、高屋敷氏演出のための金子裕氏版ブラック話w地獄の怖さを聞き、それが現実に起きたと信じこみ宗教にハマる恐ろしさが描かれる

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話b お経をあげて高額な代を請求したり、死人が出ると喜んだり、信心を無くすと地獄に落ちると脅したり、お経には「金が欲しい」の意が込められている、など、新興宗教や宗教で多く見られる極悪な詐欺描写の連発。同氏ルバン脚本もインチキ泥棒教団の話がある

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話c 同氏脚本赤ルバンのインチキ宗教は、信者から巻き上げた宝石を腹の中に貯えた神像が出て、終盤五右衛門が像を斬る。最後は宝石と共に敵が自爆。ルバン達は死んだら宝石とか意味ないよなと見守る。同氏シリ構カイジでも帝愛の女神像に不気味な間がある。

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話d 同氏脚本カイジ1期9話、カイジが怒りをぶちまける時も偽の希望の女神像が延々映る。 俗悪なインチキ宗教への怒りがどれもあり、だから原始である太陽・月を重視するのかも。また、どの話も人の善意につけこむ・裏切る行為が最悪な事が描かれる

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話e そして今でも問題になっている、宗教にかぶれて家庭が崩壊する話すら入ってる。バカボンの言う「パパが変なものになっちゃったから神様が怒って雨が降った」は、泣き方の可愛さもあり迫真。最後にパパがちゃんと家族のためのテルテル坊主になるのも意味深

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話f 師匠？かつ馴染みである出崎統氏も、神や運命へのロックな反逆を描くが、高屋敷氏はブラックなエセ宗教をユーモアを混ぜて描き、カイジのシリ構ではカイジの熱さもあり、自力で苦境を乗り越え、後押しをした本当の天には感謝しろと激しいメッセージを発した

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話g 同氏脚本演出コンテで頻出のヤブ医者も何かありそう。結構いい人も多いが。運命を握る医者ですら人間なんだから信じすぎるのもよくないということ？ジョーのパンチドランカーについても実例>医者の予見ということでラスト→元気に旅するOPへ繋がる？

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話h 宗教詐欺の実態を暴きすぎてウナギ犬に「フィクションです。本当のお坊さんとは関係ありません」と言わせるのが凄いwアカギ発砲なんてまだジャブだったのかw演出コンテ脚本すべて、小学生喫煙とかやるし。金子裕氏がポリス好きなのも、正義感が強いのかなw

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話 画像編 悪質な坊主が出るけども、もとはパパが散々からかったのが原因→太陽アップ→パパが散々な目にあう流れで意味深。そして詐欺宗教、ヤブ医者。宗教かぶれで家庭崩壊の危機→家族を大事にしろという話 pic.twitter.com/tAhgELsJh2

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話 画像編2 インチキ宗教への怒り。 今回の元祖バカボン演出コンテ、赤ルパン・カイジ脚本。元祖バカボンはお経に「金が欲しい」が入り、ルパンでは五右衛門が偽神像の首を斬る。カイジも机を神像の方へ蹴飛ばす pic.twitter.com/fBw7vE02Jb

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元祖天才バカボン高屋敷氏演出50B話 画像編3 シンクロ編。元祖バカボン同氏演出でよく地図が出る。家なき子や赤ルパン演出も出て、チエ脚本ともシンクロ。パパが宗教にかぶれ泣くバカボンと皆が帝愛に騙され泣くカイジ（脚本）がちょっと似てたw pic.twitter.com/F230E5zxTs

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高屋敷演出回のキャラの泣き方が凄く可愛いのは、純真さを重視しているからだろうし、特にこの50B演出はバカボンの泣き顔が可愛いからこそ宗教にかぶれで大事な家族を失ってはならないと強く訴えている。カイジの泣き方が可愛いのも純真だからこそ視聴者の心に訴えるということかwでも脚本である怪

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元祖天才バカボンの他の回、御厨恭輔氏も結構脚本を書き続けている。御厨氏は赤ルパンやチエ演出など、演出主体なので結構レア。そして高屋敷氏のように、脚本と演出、やることが同じ傾向がある。御厨氏演出、高屋敷氏脚本のチエで一心同体の意思疎通があるのは、互いの立場を熟知してるからかも