アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、元祖天才バカボン51話B脚本―出崎統演出チームの絆が見える回

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話 今までの回についてはこちら togetter.com/id/makimogpfb しばらく演出側が多かったが今回脚本側に回り、演出コンテは、出崎統氏作品で高屋敷氏と演出をヘビロテし、対極の演出で2重人格演出をした竹内啓雄氏。二人の特性が同居・爆発

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話a 竹内啓雄演出・高屋敷氏脚本ジョー2や竹内啓雄監督・高屋敷氏脚本キャッツアイ等で感じたが、対極の演出特性でも両氏の仲良しぶりが非常に伝わる。お互いの特性を知り尽くし、それをうまく使いわける。高屋敷氏の可愛い人情と竹内氏のカッケーアクション同居

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話b 脚本の高屋敷氏側の特徴:ぼっち救済、疑似家族、生きがい、金より大事かもの、自然や物はキャラ、心理戦、煙草、可愛い、連呼など 演出の竹内氏側特徴:迫真のカーアクションや西部劇的決闘演出、本官推し、噴水、出崎統式3パン止めなどの出崎ブースター

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話c 金持ちお爺さんが可愛く、噴水の意味深アップ(特徴)。バカボンは最近学校から帰ると昼ご飯を食べずに外出。パパは二人分食べ喜ぶが、心配するママに怒られ尾行を命じられる。パパは交番で居眠り寝言の本官をからかい暇潰し。恥かいた本官は田舎に帰る決意

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話d 高屋敷氏の演出脚本とも、何かをごまかしたり皮肉を言いたい時、口笛を吹く描写があり、今回も出た。さらに煙草の扱いが高屋敷・竹内氏両方カッケーので、それを使った反復ギャグが絶妙。あと台詞に、高屋敷氏が大好きな寅さんop歌詞「奮闘努力」が入ってる

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話e 本官をからかってる間にパパはバカボンを見失う。「バカを相手にしてたら」とパパ毒舌。一方バカボンは子供のいない金持ち爺さんの相手をしていた(特徴:疑似家族・お年寄りに優しい・可愛い)。家が広いのでカッケー車で移動・カーアクション(竹内氏特徴)

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話f 個性的執事(高屋敷氏特徴)が屋内車でカーアクション後壁に激突(竹内氏特徴)。屋内なのに出崎式信号演出もあり。ご馳走を食べながらバカボンは、この家の子だったらなあと言い、お爺さん喜ぶの可愛い(特徴)。バカボンはパパに相談してみると言う。

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話g 公園の小さい噴水前でバカボンとパパは会う。この噴水と屋敷内噴水が心情と連動する重要キャラになってる(特徴)。バカボンがパパに事の顛末を相談→爺さんが金持ちという事でパパが欲を出すと、噴水の水がパパ側に大量に降り注ぐ(噴水が欲と連動)。

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話h バカボンと欲の塊のパパは金持ち爺さん家に乗り込む。何でも買ってくれると言う爺さんに、パパは自分が欲しい物ばかりねだる。すると噴水の水両側が勢いよく噴出。バカボンはパパがこの家の子になりたがってると看破、パパはバレたと察する(特徴:心理戦)

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話i バカボンとパパは爺さん家の子供になりたいと互いに主張。制止する爺さん可愛い(高屋敷氏特徴)。二人は決闘する。迫真の西部劇的演出→出崎統スロー・3パン止め・激しいアクション(竹内氏特徴)。そこへ田舎に帰ろうとする本官が通りかかり、パパを逮捕

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話j 本官がパパを逮捕したのは息子への暴行罪。本官は警官としての生き甲斐を取り戻す。出崎統式夕陽の下しょっぴかれるパパを見てバカボンは自分はパパの子だよと泣き、パパもお爺さんも泣いて反省。出崎スロー(竹内氏特徴)。夜、噴水から水が出てない(無欲)

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話k 月の意味深アップ、さらにバカボンが「お盆のようなお月様」と言い、パパが「月のように丸く収まってよかった」と言う(特徴)。だが二人の心理戦は続いていて、それぞれ、ちょい勿体無い話だから、今度は一人で爺さんの所に行こうと画策し腹黒く笑い合うオチ

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話まとめa 出崎統氏脚本・高屋敷氏演出も相当に演出傾向が対極な二人が同居してたが、竹内啓雄氏は、一般的な出崎統氏演出はこの人の貢献がデカイのではと思うくらいな出崎統氏より濃い出崎統演出。それを生かしながら自分の特性を生かす脚本を高屋敷氏が書く体制

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話まとめb 高屋敷氏の特徴的な、心情を表す無機物キャラである今回の噴水だが、竹内啓雄氏も噴水が大好き。ベルばら竹内氏コンテ疑惑(無記名)回や、出崎統監督になってから全て演出した後期ベルばら演出もよく出る。高屋敷氏もそれを理解した上で出したっぽい

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話まとめc 出崎統氏脚本回に続き、竹内啓雄氏演出回まで金持ちに対する皮肉や敵意がある。どちらも、高屋敷氏が演出や脚本側で、その金持ちを可愛く描いて中和。同氏アカギ・カイジシリ構でも、原作通りだが、何人も殺した金持ちである鷲巣・兵藤が結構可愛い

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話まとめd 「金では買えないもの」「生きる意味」についても高屋敷氏の主張が出てる。金で家族は買えないし、警官である意義を見失った本官がパパを逮捕し警官としての生きがいを取り戻す事にも出てる。パパとバカボンも父と子という存在意義がある事が描かれる

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話まとめe 馴染みの出崎統・竹内啓雄・高屋敷氏全員、金や拝金主義に問題提起をしている。ジョーは葉子の金持ち面には牙を剥き、竹内氏監督のキャッツアイは父の遺品を取り戻すのが本来の目的。高屋敷氏シリ構アカギ・カイジは若者や弱者の命を弄ぶ金持ちが出る

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話まとめf 高屋敷氏の場合、金持ちが結構可愛く一理ある面や可哀想な面も出る。今回の金持ちも、金で家族は買えないことを噛みしめ泣くのが可哀想。そこで、邪な理由であるがパパとバカボンが再度、爺さんの家を訪ねようと思っている救いが描かれる(ぼっち救済)

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話まとめg 出崎統氏脚本・高屋敷氏演出回と同じく、高屋敷氏脚本・竹内啓雄氏演出も、対極すぎる個性でカオスになってて笑った。なんで屋内車がカッケーデザインでカーアクションが出るのwただ高屋敷氏が脚本だと三者のカオスが中和されジョー2では上手く融合

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話画像編1 脚本の高屋敷氏と演出コンテの竹内氏の、馴染みであるのに対極の演出個性が混ざるカオス。お爺さんやパパ、本官が可愛い+煙草ネタが高屋敷氏側、カッケー車アクションやガンアクションが竹内氏側 pic.twitter.com/Eoy8g2HgVN

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話画像編2 高屋敷氏特徴の物や自然=キャラと、竹内氏得意の噴水演出が合体。欲望に連動し、無欲になると水が止まる。あと竹内氏的決闘演出、高屋敷氏的見守り型太陽・月と人情。夕陽は出崎兄弟・竹内・高屋敷合体 pic.twitter.com/EMixopL8jd

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B話画像3 高屋敷怪現象。めぞん一刻OP（後期シリ構）、バカボン脚本、カイジのシリ構・脚本。特にめぞんOPは怪。近年も異様に同氏の意向がOP、EDに反映。煙草や横断歩道も頻出。全て脚本、絵はいじれなry pic.twitter.com/rC9IiX6bnK

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エースをねらえ！演出や、ベルばら前期コンテ疑惑、ベルばら後期演出で、竹内啓雄氏の噴水演出は頻出。代表格は出崎統監督に変わって1発目の噴水狂気シーン。高屋敷氏はランプ演出が好きなんだと気が付いたのも家なき子演出から。この事からも出崎統氏が全工程の個性を柔軟に反映していたことが窺える

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元祖天才バカボン高屋敷氏脚本51B、圧巻は夕陽が出崎兄弟、竹内啓雄、高屋敷氏全員の要素があったこと。キャラや地平が横向きは出崎兄型、燃えるような描写は出崎弟型、駆け寄りがスローで出崎より出崎統演出なのが竹内型、不気味なほどの見守っている間が高屋敷型。互いに個性を知り尽くしてる