金木犀 @kin_mokusei さんによる、日本の気象衛星の歴史 +α自分の

自分用まとめ
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おばた @sho1_oba

今日の11時から、#ひまわり8号 の写真になってるらしいけど、実際に10:30と11:00の写真を比べると、後者の方が雲の形が細かく出てるように見える。 黄海あたりの雲の形、それっぽくね? jma.go.jp/jp/gms/

2015-07-07 11:46:45
おばた @sho1_oba

可視画像表示にすると、11:00から突然本物のカラー画像になっとる。 すげー。 #ひまわり8号 jma.go.jp/jp/gms/smallc.…

2015-07-07 11:49:51
おばた @sho1_oba

そして、全球画像が11:00以降は30分ごとになってる。 全球画像の10:00と11:00の比較。これは感動物やで。 #ひまわり8号 pic.twitter.com/AMk7ZigPtM

2015-07-07 11:57:14
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金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

ありがとう「ひまわり7号」、これからよろしく「ひまわり8号」。2015年7月7日午前11時より、衛星画像は「ひまわり8号」に切り替え。 pic.twitter.com/ICcJNFZGNw

2015-07-07 12:26:30
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金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

ひまわり7号からひまわり8号に無事にバトンタッチしたところで、日本の気象衛星の歴史についてつぶやいていきます。

2015-07-07 12:34:29
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

日本の気象衛星の最初は、1977年7月14日、ケネディ宇宙センターよりデルタ2914型ロケット132号機で打ち上げられた「ひまわり」に遡ります。直径216cm・高さ270cm・重さ669.5kg(打ち上げ時)でした。 pic.twitter.com/4I5UncTgQp

2015-07-07 12:43:25
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金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

日本の気象衛星計画は、1959年の台風15号、すなわち伊勢湾台風をきっかけにスタートしました。

2015-07-07 12:46:30
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

死者 4,697名、行方不明者 401名、負傷者 38,921名、全壊家屋36,135棟・半壊家屋113,052棟、流失家屋4,703棟、床上浸水157,858棟、船舶被害13,759隻。ものすごい被害です。

2015-07-07 12:46:54
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

これを機に、台風対策、とりわけ事前観測と予報を重視する計画がスタートします。その結果として生まれたものは2つ。1964年運用開始の富士山の気象観測レーダ、そして気象観測衛星「ひまわり」です。

2015-07-07 12:48:43
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

補足。現在のH-IIA/Bにつながる科技庁のロケットも、伊勢湾台風への対応の結果として始まっている。当初構想は弾道ロケットで台風を上から撮影し、海上にカメラを着水させて回収するというものだった。 twitter.com/kin_mokusei/st…

2015-07-07 13:21:02
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

この構想そのものは「台風の荒天の海でカメラを回収できるのか」という欠陥を抱えていたが、その後、世界初の気象衛星タイロス1 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF… の成果などを見て、気象衛星が欲しいという話に発展していく。

2015-07-07 13:23:02
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

「ひまわり」は初代以降今に至るまで地球大気開発計画(GARP)( WCP(世界気候計画)に発展解消)に参加し、全球監視システム(GOS)の中の東経140度付近の東アジア・西太平洋域の観測を受け持っています。

2015-07-07 12:57:31
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

「ひまわり」シリーズはとても優秀な衛星でした。2号・3号・4号・5号まで、失敗なく打ち上がって、無事に任務に就きました。

2015-07-07 12:59:16
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

なお、初代以外は全て種子島宇宙センターから旅立ちました。

2015-07-07 12:59:42
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

そんな「ひまわり」が危機を迎えるのは、1999年11月15日のこと。この日、運輸多目的衛星MTSAT(仮称「みらい」)を乗せて打ち上げられたH-II F8は打ち上げに失敗、衛星もろとも海の藻屑と消えてしまいました。

2015-07-07 13:01:18
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

後継となるMTSAT-1R(後の「ひまわり6号」)は2003年夏、H-IIA F6での打上げが予定されていましたが、気象観測用カメラの部品の一部に不具合が発生した上に製造メーカーのSS/R社が親会社とともに破綻したため、打ち上げ延期となりました。

2015-07-07 13:04:38
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

H-IIA F6は、その後情報収集衛星を載せて打ち上げられましたが、失敗。もしかしたら「ひまわり」は危機回避能力が高かったのかもしれません。

2015-07-07 13:05:57
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

H-IIA F7の打上げは、この、2003年のF6の事故を受けて大幅に延期となりました。1995年に打ち上げられた「ひまわり5号」は、設計寿命5年を大幅に超過しての運用を迫られることとなりました。

2015-07-07 13:07:36
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

しかし、5号はついに力尽きます。搭載カメラの老朽化と、静止軌道を保つための姿勢制御用の燃料の残りが少なくなったため、2003年5月22日に待機モードに移行、米国の気象衛星「GOES-9」による代替運用が行われました。

2015-07-07 13:10:17
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

けれど、「GOES-9」も不具合を起こし本運用を終え軌道上待機中。これを西経105度から東経155度まで持ってくるという、大移動を経てのレンタルでした。

2015-07-07 13:12:26
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

GOES-9移動開始の告知はこれ>jma.go.jp/jma/press/0212…(気象庁:米国の静止気象衛星「GOES-9」の西太平洋への移動開始について)

2015-07-07 13:13:33
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

GOES-9に気象観測が引き継がれたと同時に、ニュース番組での「今日のひまわりの画像です」や、新聞の「ひまわりの画像」の告知が「衛星画像です」「気象衛星の画像です」に変わりました。以来マスコミでは今に至るまで「ひまわりの画像です」の言葉は復活していません。

2015-07-07 13:15:21
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

レンタル中のGOES-9には「パシフィックゴーズ」という愛称もありましたが「E電」と同じく広まること無く終わりました。

2015-07-07 13:16:05
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

さて、そんな危機的状況の中、およそ1年半にわたる「ロケット総点検」を終え、H-IIA F7がMTSAT-1Rを載せて打ち上げられました。 時に2005年2月26日、10年ぶりとなる気象衛星の打ち上げは無事に成功しました。 pic.twitter.com/BbZuigrMwN

2015-07-07 13:20:47
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金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

3月8日午前中に所定の静止軌道に投入された>jma.go.jp/jma/press/0503… MTSAT-1Rは、「ひまわり6号」の愛称が付けられました。

2015-07-07 13:22:33