ブラタモリで東京駅の地下にトンネル発見 ※ネタバレあり #未成道 #ロリ鉄 #東京駅 #ブラタモリ

ブラタモリ東京駅地下トンネル発見のニュースに沸く都市計画・交通計画クラスタ
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まっこうくじら @mkokujira

これって営団東西線建設時の建設省か東京都からの委託工事だろうし、東北本線の真下で今のJR東に交差協議資料あるはずだし、単に職員の代替りで記憶になく書庫行きだ、では。タイトル煽りすぎだなあ『東京駅地下に謎の巨大空洞 地下トンネルの一部か』www3.nhk.or.jp/news/html/2015…

2015-07-19 20:36:35
まっこうくじら @mkokujira

NHKにより謎の巨大空洞にされたアレは、やっぱり「将来の自動車道路」と「東西線建設史」に明記。国鉄委託工事だそうな。公刊物で分かるのはここまでだが、これで旧営団と旧国鉄と委託者(本資料では不明)に図面があるはずだ。#nhk_news pic.twitter.com/Q219ahHERM

2015-07-19 21:08:43
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まっこうくじら @mkokujira

謎の巨大空間で東西線建設史から。P.268の昭和39年6月24日付工事施工認可の条件に「9.国鉄呉服橋架道橋下の地下1階部分は、将来東京都において計画中の地下自動車道の一部として利用できるよう、別途細目について道路管理者及び東京都(首都整備局都市計画第二部)と協議すること。」と。

2015-07-19 22:52:51
まっこうくじら @mkokujira

そして土木工事「路線の選定」P.328に「国鉄呉服橋架道橋下では…地下1階は将来計画の自動車道路の空間とし、地下2階は通路、地下3階は軌道部として縦断(引用者注:高さ方向の線路のルート)を決定」とあり、(つづく)

2015-07-19 22:53:03
まっこうくじら @mkokujira

「各駅の構想」P.338の大手町駅のところに「電々公社ビル前(注:現在の大手町ファーストスクエア)から東京ガスビル前(注:現在のTGビルディング)までの道路は、都で地下自動車道路をつくる計画があったので」と。真実はきっと東京都庁の書庫にある!

2015-07-19 22:53:10
まっこうくじら @mkokujira

東西線建設史で全線や各駅の縦断面図を見る限り、都の計画道路の構造物があるのは呉服橋架道橋下の約50メートル分だけで、あとは導入空間だけみたい。これがなければ東西線大手町駅はもう少し浅かった。でも首都高速八重洲線と、地中でどうやって交差しようとしたのだろうか。

2015-07-19 22:53:24
【運用終了】takuya870625 @takuya870625

地下鉄に関しては完成後の拡張が容易でないから「将来計画」という名目で造られた袋小路は結構たくさんあるんですよ。

2015-07-19 22:06:19
【運用終了】takuya870625 @takuya870625

呉服橋架道橋付近で東京メトロ東西線は総武快速線と交差しているんだが、その交差部は総武線の軌道を浅くするためにトンネル天井を東西線の床で兼用している。ということは、総武線東京駅が地下5階という深さになった理由として、東西線一体の自動車専用道路計画は無縁ではないということになるのか。

2015-07-19 23:18:44
【運用終了】takuya870625 @takuya870625

東西線のトンネルは2層構造で上が丸の内側と八重洲側を繋ぐ通路でその下が線路階。総武快速線はその下で東西線の床で天井を兼用している。自動車専用道路は東西線の上に計画されていたので、それが無ければ全体をもう少し浅くできた可能性がある。 pic.twitter.com/TmzBHFCU47

2015-07-19 23:51:28
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【運用終了】takuya870625 @takuya870625

ただし、東西線を浅くするにも限度がある。理由は東西線の大手町駅の中央で丸ノ内線が上を交差していること(これは通路の形状を工夫すれば克服できる?)、隣の日本橋駅で上を別路線が交差しているが、線路の深さを変えるには距離が短すぎるため。

2015-07-19 23:53:42
【運用終了】takuya870625 @takuya870625

というわけで推測でしかないが、自動車専用道路が無かった場合浅くできた分量はせいぜい数メートル程度ということか。(それでも東京駅総武地下構造物は1層減らせた可能性はあるが。)

2015-07-19 23:54:35
よお @yookud

東京駅北側、永代通り地下の未成自動車道のものらしきトンネルについて、「東京メトロ建設と開業の歴史」掲載の図版だとこんなかんじですね pic.twitter.com/lZrPWGH3Fv

2015-07-20 09:49:42
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よお @yookud

もうひとつ「東京メトロ建設と開業の歴史」より、東西線の断面図にも大手町駅から日本橋駅にかけて地下1階の位置に自動車道が確認できる pic.twitter.com/HUfqq4qsFE

2015-07-20 09:53:16
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革洋同/革命的横浜大洋主義者同盟 @kakuyodo

【ブログ緊急更新】ブラタモリに出てくるという「東京駅地下に謎の巨大空洞 地下トンネル」 kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/p… pic.twitter.com/MH5qHs6KlO

2015-07-19 23:18:06
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まっこうくじら @mkokujira

東京駅「謎の空洞」はやはり番宣上の表現で、縦断面図を使い自動車道計画を紹介。で、謎はその空洞への経路。10日前発見という地下2階からの穴は、明らかに平成以降のコア抜きで、未知とすれば施工記録の不備。妻壁か上床の打設後に型枠を解体搬出した穴が、別にどこかにあるはずだ!?#ブラタモリ

2015-07-20 20:06:31

というわけで、決定的な資料もすでに調査済みだったようで…

革洋同/革命的横浜大洋主義者同盟 @kakuyodo

@ntfiv 様の御教示に基づき、いろいろ調べてブログに書いてみました。 「ブラタモリに出て来た幻の地下道の正体が分かった」 http..「ブラタモリで東京駅の地下にトンネル発見 ※ネタバレあり #未成道 #ロリ鉄 ..」 togetter.com/li/849555#c205…

2015-07-27 22:08:17

上記の資料に関しては詳しいことをブログにまとめて下さいました 
[[: http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-ee75.html]]

東京メトロ要町駅の場合

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

ブラタモリで発見された地下空間って、何の工事で作ったものだろう。地下道路計画を見越して作ったものだそうだけど、おそらく地下鉄工事のときについでに作ったのだろう。実はそういうのって意外にあちこちにある。今回は、入口がわからなくなっていたというだけ。

2015-07-19 19:34:05
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

こういうことが起きるのは、開削工法の場合。開削工法というのは地表から穴を掘って、穴の底にコンクリートの箱を構築し、土で埋め戻してトンネルを作る工法。このとき、トンネルの真下や真上に別の計画がある場合は、ついでに作っておくことがある。ついでのトンネルは長い間放置されることもある。

2015-07-19 19:36:02
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

中でも豪勢なのは、東京メトロ要町駅。ここが最初に開業したのは、1983年の有楽町線開業時で、地下2階レベルに改札口、地下3階レベルに有楽町線ホームができた。実はこのとき、もう現在に至る構造物が一緒に作られ、埋まっていた。

2015-07-19 19:38:32
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

要町駅のさらに下、地下4階レベルにもトンネルが構築済みだった。1994年に、有楽町新線として開業(駅は通過)。2008年、副都心線開業に合わせて駅部分も使用開始。有楽町線ホームの床の蓋が外され、階段が姿を現した。でも、要町駅の埋没トンネルはこれだけではなかった。

2015-07-19 19:40:41
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

2007年、要町駅と交差する方向に、首都高速中央環状線が開通。このトンネルは要町駅の地下1階に相当するが、何とこれも要町駅建設時に既に構築済みだった。ただ、当時は首都高は高架の計画で、トンネルは山手通りの立体化用だった。一般道規格で幅が狭いので、拡幅のうえで転用された。

2015-07-19 19:42:55
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

つまるところ、要町駅付近では1970年代に着工したトンネルが30年も経ってようやく使われたことになる。東京にはあとどれくらいこういうトンネルがあるか、見当もつかない。調べてみると面白そうだ。

2015-07-19 19:44:06