アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、あしたのジョー2・40話脚本─廃車＝壊れたボクサー説後押し。真実を映す無機物と自然の迫力

まきもgpfb @makimogpfb

ジョー2高屋敷氏脚本40話a 直近。全部伏線になってる 31 togetter.com/li/849258 35 togetter.com/li/848338 36 togetter.com/li/848784 今までの色々 togetter.com/id/makimogpfb

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ジョー2高屋敷氏脚本40話b 直近書いた31話 togetter.com/li/849258 で気がついた廃車=壊れたボクサーが決定的に。今回も出てくる。他も、同氏ポリシー、「物や自然はキャラ」本領発揮。紙、洗濯機、ボール、橋、太陽、月、自転車、レコード、蝶など大挙出て名演技。

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ジョー2高屋敷氏脚本40話c 同氏脚本36話、丈の野生を取り戻すため、葉子が野生的ボクサーを探せと言った。→その後、野獣すぎるハリマオとの試合の後の話。前回までのおさらい場面でハリマオ出てるがほんとスト2ブランカwただしこの試合を見に来たパンチドランカーのカーロスは重要になる。

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ジョー2高屋敷氏脚本40話d 同氏脚本36話の葉子の条件通り、ハリマオ戦をやったのでテレビ関東にホセと丈の試合の放映権を譲ると葉子が発表。ホセも異存はないと言ってると葉子が言い、その新聞記事(特徴)を見た丈は喜び、同氏脚本31話、また会おうとホセと約束した事を思い出す。伏線まみれ

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ジョー2高屋敷氏脚本40話e 試合後の検査を促す段平を無視し丈はパチに行くが、階段で転ぶ。→直後、葉子はホセの主治医でありパンチドランカーに詳しいキニスキー(同氏脚本30で葉子と対面)に電話。バックに巨大夕陽(特徴)。葉子は資料を送り調査を依頼。葉子パパ、葉子の意図に気づく

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ジョー2高屋敷氏脚本40話f 夕暮れ、景品を抱え歌う子供達→洗濯をする段平、渦巻く洗濯機の意味深アップ(特徴)。丈の行方を聞く段平に、サチは新装開店のパチ屋にいると返答。特徴のレバーや台のアップ。打ちながらパンチドランカーのカーロスを高速回想(特徴)。店に流行歌かかる(特徴)。

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ジョー2高屋敷氏脚本40話g 歌は「みちのく二人旅」。演出領域とは思うがカーロス回想で歌詞「たとえどんなに離れていても俺にはお前が最後の女」。段平が来る→意味深な台と上皿にこぼれる銀球のアップ(特徴)。段平が球が溢れてると指摘すると丈はこの台ほっといても出るからやれば、と言う

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ジョー2高屋敷氏脚本40話i 一転、月と雲アップ(特徴)。段平は、カーロスは葉子が手配した箱根の療養所にいると言う。段平が丈に試合希望日について聞くと、できるだけ早くしたいと答え、後輩をスパーに誘う。後輩コミカル(特徴)。段平は新聞を見てカーロスを回想。葉子はキニスキーと会う

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ジョー2高屋敷氏脚本40話j 葉子のパンチドランカーについての説明が早口長台詞名調子(特徴)。それに合わせカーロスが蝶(特徴)を追う姿、丈の兆候が映る。キニスキーは丈にも有り得ると言い、カーロスは手遅れだが周りが温かく見守る事が大切と語り(特徴:ぼっち救済)、研究続行を約束

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ジョー2高屋敷氏脚本40話k 丈はロードワークに出かけ、心配する段平。直後洗濯機が段平の心配を表し暴れ、不吉を告げる(特徴)。再び、最終回に来てた可愛いおっさんモブ。酒を勧め周りに咎められるが、一人飲みは淋しいと言うと周りのおっさんが一緒に飲んでやると言う(特徴:ぼっち救済)。

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ジョー2高屋敷氏脚本40話l 段平が洗濯物を干し歌う(特徴)。髪型を変えたのりちゃんと西が結婚の報告に来る。赤面段平可愛い(特徴)。心底祝う。だが後輩が丈がスクラップ置き場で倒れたと報告。丈は靴紐を締める際。駆けつけた段平に丈は目が見えて来たと言うが不気味な太陽アップ(特徴)

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ジョー2高屋敷氏脚本40話m 一転、レコードを聞きながらキニスキーの論文を思い出す葉子。読み手キニスキー名調子(特徴)。回るレコードのアップ頻出、高速回想。若い情熱により一時的に駆逐できても、繰り返せば破滅するとの論。レコード=繰り返すの暗喩。ジムでの記者達の会話が個性的(特徴)

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ジョー2高屋敷氏脚本40話l 段平はホセ対策としてカーロスを巡る心理的優位があると話す。同氏脚本ホセ戦3本の伏線。事実、ホセはカーロスが来ていることに戸惑う。夜、月アップ、段平は石を川に落とす。同氏コンテ演出によくある。大橋部長との試合日程の話を思い出す段平(特徴:時系列操作)

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ジョー2高屋敷氏脚本40話m 段平は丈の様子を思いだし日程を慎重に決めようと考える。心配を払うため体操→同氏演出・設定疑惑の新ど根性ガエルバンクと、チエ脚本に似る。丈のロードワーク中、鏡がそれを映す(特徴)。段平が呼んでると自転車で後輩が来るがチビのパチンコで転ぶ(特徴)。

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ジョー2高屋敷氏脚本40話n 段平はボールを避ける練習や橋の欄干を渡る練習をさせる。(ど根性ガエル演出、チエ脚本に似る)。段平はパンチドランカーではないと確信し大橋部長に日程を任せる。一方、丈はカーロスを見舞い、一緒に林檎を食べる。鳥が飛び、2隻のヨット交錯(特徴)。思い出に耽る

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ジョー2高屋敷氏脚本40話o 健在時のカーロスは、丈との試合まで日本を去らない、丈は本物で火薬の匂いがすると言い、丈はお前はナイフと返す。丈は二人で全力での試合をしようと誓った事を回想。丈はカーロスの分も背負い闘う決意をする。高速ボートのアップ(特徴)。カーロスはファイトネと呟く

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ジョー2高屋敷氏脚本40話p カーロスと丈の言葉を超えた会話。カーロスは去る矢吹に、無冠の帝王と呼ばれたワタシは力いっぱいファイトした…矢吹とファイトした力いっぱい…忘れられない…矢吹とファイトした力いっぱい…ワタシと同じヨ…ゴングが鳴ったヨ…カーンカーン…と語りかけ、丈は涙する

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ジョー2高屋敷氏脚本40話まとめa あまりの話の密度の濃さ、無機物や自然達の名演技に驚愕。同氏脚本35話、ジムでの日常→ベガスに飛びホセの試合観戦→カジノでホセがぼっち→ゴメスの死、を1話内に収めてるのも驚異だし、こちらも日常とパンチドランカーの話、カーロスの名長台詞も入れる濃さ

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ジョー2高屋敷氏脚本40話まとめb 新ど根性コンテ演出脚本すべてやった回、12分内くらいに日常、学校、自然の間、時系列操作、現在に戻る、バンクコンセプトを収めるのも凄かったし、元祖バカボン脚本35話は5～6重隠しメッセージがある。新ど根性の町田先生体操バンクは高屋敷氏の仕業と確信

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ジョー2高屋敷氏脚本40話まとめc ラストのカーロスのカタコト名台詞、相当な名シーンと思うし、この、カタコトならではの直球の想いは、同氏演出の、ジャングル黒べえからだと思う。断片見た際、同氏演出と思われる回で黒べえはヒトリサミシイ、ナカマイッパイ俺ウレシイ、など、カーロスに似る

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ジョー2高屋敷氏脚本40話まとめd 欄干を渡るのはど根性ガエル演出、石を川に投げるのは同氏コンテ演出に頻出。ど根性欄干渡り回はマッドハウス総出回で隠し作監は杉野氏(原画した○橋氏より)。今回も原画にど根性ガエル組いる。脚本なのに同氏演出時の可愛い絵柄になるのは馴染みだらけのためか

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ジョー2高屋敷氏脚本40話まとめe そう思うとまたまた脚本っていうよりD一人追加状態なんだが、脚本としての詰め具合、監督と演出陣のカッケー・耽美パートの見せ場を段階的に用意する、残り5分弱に泣ける場面を作る、などの秀逸な部分が見える。多分12分が30分、22分が50分強の濃さ。

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ジョー2高屋敷氏脚本40話まとめf 試合パートを演出作画陣に丸投げする代わり(書いても上書きされると熟知してるだろうし)、終盤のドラマパートの密度の濃さは本当に戦慄。これも適材適所？あとキニスキー博士って「気にしすぎ」のダジャレかもw後輩が読む漫画が「のたり松次郎」でちば先生ネタ

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ジョー2高屋敷氏脚本40話まとめg これもパンチドランカー予兆の、本流はシリアスな話なのにコミカルさや可愛さで中和している。だが自然や無機物の発する殺気や不気味さは強烈。元祖バカボン演出で無機物の怖さを描いたのを思い出すと怖い。特に丈がパンチドランカーの予兆を誤魔化した直後の太陽

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ジョー2高屋敷氏脚本40話まとめh 同氏脚本36話を見るうちに気付いた、「壊れたボクサー=廃車」、OP廃車場もボクサー達の骸？説の後押しとして、今回も廃車が出て不気味に見守り、スクラップ場にある鏡が丈を映すのも怖い。太陽、廃車、鏡が嘘を見抜く。背景名演技も男鹿氏ら名美術師が支える