【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】

島薗進 @Shimazono

１【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】木村草太氏「6月4日、衆議院の憲法審査会で「3人の憲法学者が…「安保法案は違憲」との判断を示しました。お三方は安保法案の内容、とりわけ政府の答弁を見て「違憲のラインを踏み越えた」と…」daisanbunmei.co.jp/3rd/

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２【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】木村草太氏「衆議院の憲法審査会…3人の憲法学者…3人とも「安保法案は違憲」との判断を示しました…私も同意見です」「閣僚や、与党の担当者である高村正彦・自民党副総裁、北側一雄・公明党副代表らは」昭和47年見解で集団的自衛権正当化。

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３【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「昭和47年見解は、存立危機事態なら自衛の措置がとれると言っているわけですが、形式的には（高村・北側）お二方の言う通りでしょう。ただし、昭和47年見解は、存立危機事態を認定し「我が憲法の下で武力行使を行うことが許されるのは、」

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４【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】木村草太氏「我が国に対する急迫、不正の侵害に対処する場合に限られるのであって、したがって、他国に加えられた武力行使を阻止することをその内容とするいわゆる集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」と明言しています。」

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５【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「昭和47年見解と矛盾しないというなら、「外国が武力攻撃を受けた場合でも、日本自身が武力攻撃を受けていない場合には存立危機事態だと限定できません」と明確に述べるべきでしょう」。しかし、高村さん北側さんら与党幹部はそう言わない。

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６【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「しかし、高村さん北側さんら与党幹部も、安倍首相ら閣僚も、どのような場合に存立危機事態だと認定できるのか、基準を明確にしようとしません。さらに、石油の値段が上がることも存立危機事態に含まれるかのように言うこともある」

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７【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「存立危機事態という言葉の概念をあいまいにし、日本が武力行使できる範囲をなし崩し的に拡大しようとする意図が感じられます」「また、公明党の北川代表は、6月4日の憲法審査会の席で、日本近海の公海上で米艦が攻撃された場合にも」

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８【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「存立危機事態として反撃に加わるべきだと言っています。確かに、もし米艦と同時に日本船へもミサイルが発射されれば、そう言えるかもしれません。しかし、日本自身は攻撃を受けておらず、相手国がまだ引き返せる可能性が残されているときに」

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９【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「「日本の自衛」を目的に攻撃を加える。これは先制攻撃です。相手国が「米艦の次は日本を攻撃する」と宣言していたとしても、具体的作戦行動に入っていなければ、個別的自衛権は発動できません。攻撃宣言されたとしても、武力行使以外に」

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１０【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】木村草太氏「日本を守るための手段として外交交渉も残されている場合もあるでしょう」。「日本が武力攻撃を受けていなくとも存立自体と認定できる」という説明は、禁煙の貼り紙をしながらタバコを堂々と吸うようなものです。」

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１１【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月】「政府が必要と考るのであれば、憲法も法律の文言も無視して武力行使しても構わないとする態度は、憲法9条に違反するしないという以前に、「法の支配」や「立憲主義」といった国家の基本原則まで否定しています。かなり恐ろしい議論を進めて…」

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１２【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「日本は今こそ、盧溝橋事件の教訓に立ち返るべきではないでしょうか」。「もしアメリカ軍が誰かから散発的に攻撃されても、そのときは自国の責任で正当防衛すればいいのです。「中国軍がアメリカ軍に一発の銃弾を撃った。そのときたまたま」」

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１３【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「「たまたま近くにいた海上自衛隊は、中国の海軍基地へ本格的に攻撃できる」―これは違憲ですし、平和を守るうえで大変危ういことです」「合計11本もの安保法案が国会で一括審議され、国会会期も延長されることになりました。」

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１４【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月】「安保法案は、拙速に成立を目指すのではなく、国民にとってわかりやすいかたちで議論をすすめるべきです。もし法案を取り下げないのであれば、昭和47年の政府見解と矛盾しないように「日本への武力攻撃がない段階での武力行使はできない」と」

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１５【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」…】「昭和47年の政府見解と矛盾しないように「日本への武力攻撃がない段階での武力行使はできない」という趣旨を法文に書きこむなどして法案を修正するぐらいしか、現実的な選択肢はないと思います」「安保法案を合憲とする憲法学者は殆どいません」

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１６【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】木村草太氏「わずかにいる合憲派の憲法学者も、その主張を見ると、“政策上必要である”という程度の話で、稚拙すぎてとても憲法解釈どと呼べるものではありません」「公明党の皆さんには、今こそ原点に立ち戻っていただきたく思います。」

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１７【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「「個別的自衛権を超えた部分は憲法違反である」という解釈は、日本が第三国として武力紛争に介入せず、集団戦争の引き金を引かないために死活的に重要です。公明党の皆さんには、今こそ原点に立ち戻っていただきたく思います」。

島薗進 @Shimazono

１８【創価学会系『第三文明』「安保法案は違憲」8月号】「また、なぜ違憲なのかがわからないなら、安全保障特別委員会に憲法学者を片っ端から呼び、徹底的に議論するべきです。そのときには、私も憲法学者の1人としていつでもご協力します」編集後記にもあるが、木村草太氏の安保法制違憲論は明快。