アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、あしたのジョー2・42話脚本─終末を見守る東京タワー、真実を映す鏡、医者は言葉を超える

まきもgpfb @makimogpfb

ジョー2、何か違和感があると思ったら懐アニ昭和スレで言われてたが最終回、原作では西がセコンドにつかない・泪橋の子供達がいない。確か原作の最終回、大人になってからあらためて読んだけど、思い出したわ、確かにいない。高屋敷氏脚本回の熱い西推し、殆ど好みの域というか西担当だったのか…

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ジョー2高屋敷氏脚本42話a 直近41 togetter.com/li/850247 40 togetter.com/li/849737 他一覧 togetter.com/id/makimogpfb 元祖バカボン・ジョー2まとめリンク集 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2015/07/…

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ジョー2高屋敷氏脚本42話b 初出15話から高屋敷氏の脚本は最終回への伏線まみれだった。最終回から逆算しているかのように準備を進めている。42話以降の脚本は45から最終回。今回も色々な物や自然が不気味に見守り、コミカルさを忘れずとも別れへの準備を進めている。あと何回言うねん精神

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ジョー2高屋敷氏脚本42話c 特徴として再び紙まみれ、かつ紙が重要な役割を果たす。自然や物=キャラ、手アップ、ランプや物の不気味な間、飯テロ、過去・未来作シンクロ現象、早口長台詞、同氏大好き寅さん的口調、可愛いおっさん、幼い、言葉を超えた会話、秀逸モブ、ぼっち救済など特徴沢山

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ジョー2高屋敷氏脚本42話d 夜明け前、朝もやの中ロードワークする丈・電車横切り。段平の読む新聞(特徴)でホセがキャンプを終え白木ジムに入ったことが解る。丈の記事の直後、時計のアップ。雲で霞がかる太陽が丈達を不気味に見守る(特徴)。段平はダッシュを促し、段平と丈が意味深にすれ違う

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ジョー2高屋敷氏脚本42話e 一方、晴天の白木ジムでホセが公開トレーニングを行う。秀逸モブ記者(特徴)、ホセのパンチの強烈さに驚く(伏線)。キニスキー博士、ホセの体調が万全と誉める。字幕なしだが顔で解るつくり(特徴)。葉子はキニスキーを夕飯に誘いキニスキーと車内(ポルシェ)で話す

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ジョー2高屋敷氏脚本42話f 葉子は何故、丈のパンチドランカーの調査結果に触れないのか博士に聞く。博士は推察では結論と言えないというが、不気味に夕陽が見守る(特徴)。葉子は推察でも何でもいいと促す→鏡に博士が映る(特徴)。葉子は車を路肩に寄せ、エンジンを止める手のアップ(特徴)

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ジョー2高屋敷氏脚本42話g 葉子は博士が何も言わない事で全てが解るし、あえて聞くことで現実と向き合いたいと博士に答えを促す。博士は、あなたにとって丈とは…と言いかけると他の車が通る→博士は理解し(特徴:言葉を超えた会話)、99%中1%、1%で全てが変わることがあると答える

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ジョー2高屋敷氏脚本42話h 博士は丈が99%パンチドランカーである疑いがあり、かつ重いと答える。外は日が沈み夜になり、何台も車が通り過ぎ、不気味な間(特徴)。葉子は博士に礼を言い、エンジン始動アップ(特徴)→口だけ映す。残り1%でできる事を問う。博士は診察の機会を作れと助言

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ジョー2高屋敷氏脚本42話i 丹下ジム、電話やシャワー口のアップ(特徴)。丈は葉子に呼び出され、ドライブに誘われる。丈はホセに会わせようとしてんのかと問うが葉子は只のドライブと言う。鏡に丈が映り、飛行機が上空を通り過ぎる(特徴)。空港のカフェで葉子は偶然を装い、博士と丈を会わせる

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ジョー2高屋敷氏脚本42話k 葉子と博士の棒演技を窓の外から映す(特徴)。棒演技の博士可愛い(特徴)。丈は博士を覚えてると言う(特徴:高速回想)。全て理解した丈は、アスパラガスと医者は食わず嫌いだ、ドライブごっこは楽しかったと一人で帰る。早朝、東京タワーの不気味な間の中ホセが走る

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ジョー2高屋敷氏脚本42話l 東京タワーを背にホセが走る(ジョー1最終回と対になる画)。それを見るジャーナリスト(須賀)。ホセ朝食ステーキのアップ(特徴)。須賀は、カーロスとの試合を避けていたという噂、カーロスが既に丈に壊されていたからホセは勝てたと言われてる件について取材

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ジョー2高屋敷氏脚本42話m これらの件はプライドを傷つけたのではと須賀は問うが、ホセはそんなもので傷付かないと否定。須賀は理解しホセも不敵に笑う(特徴)。博士と葉子は丈の試合ビデオを検証。緊張が解けた時症状が現れ、繰り返すと悪化するという論に合わせ何回もビデオが巻き戻る(特徴)

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ジョー2高屋敷氏脚本42話n 博士は一刻も早く丈を検査したいと言うがそれは99%の疑いが100%の疑いになるという事だと告げ、もう１つ報告があると言いカーロスのレントゲン写真を見せる。電話や丹下ジムのアップ。葉子から段平への電話だが察した丈が代わりに出て、バックで鐘が鳴る。

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ジョー2高屋敷氏脚本42話o 葉子のバックに不気味な巨大夕陽(特徴)。出崎分割で二人の対決を示唆。丈は博士との面会を拒否する。雨の夜、丈は外を見て、帰宅した葉子→ランプのアップ(特徴)。白木祖父(前父と書いたが訂正)は酒を勧め、ハリマオ戦を組んだことを反省する葉子を慰める。

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ジョー2高屋敷氏脚本42話p 葉子祖父、これからが大事と励まし、一方、ランニングに出た丈は子犬に会い、子犬を抱いてブランコに佇む(特徴:ぼっち救済)。その後何度も葉子から電話があるが丈は無視。段平を言いくるめる(特徴:名調子)。電話を取る後輩コミカル。遂に葉子は丹下ジムで出待ち。

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ジョー2高屋敷氏脚本42話q 雨の中待つ葉子を心配する子供達が幼く、サチはカイロをくれる(特徴)。葉子は去り、意味深落ち葉を車が踏みつける(特徴)。葉子祖父は手伝おうかと言うが葉子は拒否。晴天、洗濯物がはためく屋上で段平が葉子からの速達を見せる。段平宛でもあり、段平は先に読んだ

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ジョー2高屋敷氏脚本42話r 洗濯物アップ(特徴)。レントゲン写真と手紙。読み手の葉子名調子、レントゲン写真の不気味な間(特徴)。カーロス崩壊の原因はホセのコークスクリューだった。段平は心理的優位が無くなったと言うが丈は最初からその線は捨てていた。丈は再び葉子からの電話を無視

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ジョー2高屋敷氏脚本42話まとめa 同氏脚本全てがホセのパンチの威力の伏線と最終回への伏線だった。15話、カーロスのPドランカー悪化→20、21、丈は行き過ぎ減量→30、31:ホセの自信、キニスキー博士、ホセ相手を2発KO、35、ホセ、ゴメスを死なせる､36、ハリマオ戦準備

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ジョー2高屋敷氏脚本42話まとめb 伏線続き:40、丈はPドランカーの兆候を示し倒れ、カーロスを見舞う→41、子供達と楽しみ花火と自分を重ね、西の結婚式を見届け心置きなく旅立つ準備→一方ホセのコークスクリューの威力の示唆。しかしキニスキー博士大丈夫と言った直後にコレ。ヤブ…

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ジョー2高屋敷氏脚本42話まとめc 今回も40話も、鏡が嘘を見抜き真実を語るのが不気味。そして太陽の迫力。同氏演出や脚本の元祖天才バカボンでさえ、全てを見ている太陽・月・物が怖いのに、シリアスものでは威力が倍増。カイジでも間違いなく全ての無機物や自然が見ているというかキャラである

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ジョー2高屋敷氏脚本42話まとめc 今回の名シーンはキニスキーと葉子の会話。葉子は事実の前に立ちたいと言い、博士は「あなたにとって丈・矢吹とは」→車→「わかりました、そうとは知りませんでした」。2重3重の意味がある。葉子の言う事実のもう１つは、丈への恋心。博士は葉子の心も診断した

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ジョー2高屋敷氏脚本42話まとめd 博士の日本語はカタコトであるので、言葉を超えた会話の凄みが増す。同氏演出の元祖バカボン41話、言葉が通じなくなった世界でパパがやっと言葉を通わせた相手は易者。易者は自然や手を読む。医者は言葉でなく体を読む。だから言葉を超えた意味が通じるのかも

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ジョー2高屋敷氏脚本42話まとめe 脚本としての名調子のほか、自然や物の無言の台詞が名台詞という特徴が面白い。演出経験の豊富さが確実に後押し。無言の腹の探り合い、胸の中のモノローグが激しく長いアカギやカイジといったギャンブルものに最適。複数の意味を持たせるのもダジャレ好きから？

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ジョー2高屋敷氏脚本42話まとめf 今回、前回とサチの成長が見られる。浴衣で暴れるサチを丈がレディのすることじゃないとなだめ、今回、サチは葉子にカイロを渡す時、レディは腰を冷やしちゃいけないんだって、と言う。女の子になりつつあるサチと、女であると意識し始めた葉子の交流でもある