古河市教育ICTフォーラム講演実況中継(午後)/パネルディスカッション編

2015/7/25に古河市で行われた教育ICTのイベントにて、午後に行われた教育ICTのキーパーソンによるパネルディスカッションの模様をお送りします。
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

ここからは午後の部の実況中継です。モデレータとして業界ではおなじみ?教育ICTコンサルタントの小池先生と、iSIDの関島さんが登場。ここからはパネルディスカッション形式で進みます。まずはパネリストの紹介から。 pic.twitter.com/OBzLFW8XWo

2015-07-25 13:05:04
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

トップバッターは新潟教育大学附属新潟小学校の片山先生。片山:「ICTは道具に過ぎず、なくても授業はできる」は、自分には「新幹線がなくても古河に来れる」と同じ感覚。ICTはあると、とてもよい授業ができる。楽しく早く、よい学力がつく。 pic.twitter.com/F7B0KlWEnQ

2015-07-25 13:07:39
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

片山:ICTにはお金がかかる。公立は安いものを使う?でも私立はiPadを使っている。格差社会?公立も、お金はないけどいいものを使いたい。企業とタイアップするか?BYODにするか?というところで、古河の取り組みは革新的な取り組み。よそよりちょっとお金を出すけど結果も出す。

2015-07-25 13:09:26
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

片山:2015年は一つのターニングポイントだと思っている。2010年にiPadが出て、デジタル教科書の有志グループができ、DiTTができ、2015年を目標に整備を進めてきた。2012年には(自身が会長を務める)デジタル教科書学会もできた。この5年でできることをやってきた。

2015-07-25 13:11:18
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

片山:次の5年はどこに向かうのか。アクティブラーニングやICTも重要だし、情報リテラシーを育成することも重要。古河市の取り組みも踏まえながら、これからの5年間はターニングポイントになる。 pic.twitter.com/z2FpR9F5d9

2015-07-25 13:15:21
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いて京都の長野先生が登場。公立小学校の勤務8年目で、決してiPadが整備されているというわけではないが、ロイロノートを中心とした教育へのICTの活用を行っている。 pic.twitter.com/Tzquj04Vqp

2015-07-25 13:17:14
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

長野:これからの時代に求められるキーコンピテンシーはこうした能力。ただし教育基本法にも記述があるように、主体性や協働性などを踏まえた教育を進めていく必要がある。これらをICTにマッピングすると(2枚目の)スライドのようになる。 pic.twitter.com/H22nR5QdOz

2015-07-25 13:19:20
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

前ツイート修正、教育基本法ではなく学校教育法でした。失礼いたしました。

2015-07-25 13:21:39
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

長野:たとえばパフォーマンス課題とロイロノートスクールの組み合わせ。ロイロノートの中にあるカードという機能。このカードに要素を集め、パフォーマンス課題の要素を整理、分析。ここでメタ認知として振り返りを行い、課題の解決(表現)を行う。 pic.twitter.com/jipfeCWOjF

2015-07-25 13:27:26
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

長野:さらに原稿用紙に200文字程度の文章を構成していく。これらをポートフォリオ化していくことで、自分の成長を客観的に見つめることができる。なお、子供達は半年程度かけて10分で200文字入力できるようになっている。 pic.twitter.com/VanHgDZmfm

2015-07-25 13:29:46
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

長野:ロイロノートスクールを使うことで、紙では難しい学びが実現する。特に学びの連続性が担保され、ポートフォリオの中でメタ認知が進む。結果として自ら学ぶ、ともに学ぶという形を実現していくことができます。 pic.twitter.com/z81BrjLtUR

2015-07-25 13:31:18
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いて同志社中学高等学校の反田先生。同志社系列の4校のうちの一つで、キリスト教主義の教育を行っており、iPadを昨年から中学1年生から一人1台の順次導入しています。学校内にはWiFiを完備。コンセプトは学びのNextStage。 pic.twitter.com/cX5WTymn9k

2015-07-25 13:34:34
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

反田:本校のiPad導入は学びのABC、Active、Blended、Collaborativeというキーワードを掲げ、主体性を育む思考のツールとして、デジタルとアナログ(書籍や辞書)との違いを意識しながらの活用を目指しています。 pic.twitter.com/kAOeveZbCr

2015-07-25 13:36:44
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

反田:利用しているのはiBooks Authorで作ったデジタル教材、ロイロノートスクール、Skypeを使った遠隔でネイティブの先生と話せる英語授業、古河市でも導入予定のポータルサイトなど。常にiPadがそばにある環境整備を推進中。 pic.twitter.com/kKHMkOijg3

2015-07-25 13:38:42
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

反田:これらの環境を通して生徒の姿が変わってきた。より生徒が主体性を持ったActiveな学びに進みつつある。10年、20年先の子供達のためにいつ、この環境整備を今やらないといけない。そしてこうした新しい力を育んでいきたい。 pic.twitter.com/bJ16kr5BxR

2015-07-25 13:41:10
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いて古河市内から、古河第五小学校の菅原先生。同校の研究主任でもあります。菅原「この会場にいる皆さんに、教育ICTをつかってみたい、やってみたい、という思いになってもらい、難しい、コミュニケーションが希薄になるという不安を解消したい」 pic.twitter.com/qPd678SPsF

2015-07-25 13:44:40
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

菅原:ICTのCはコミュニケーション。コミュニケーションの促進に使うべきもの。また、紙とICTの良さを両立する必要がある。特に効果が高くても負担が大きいものはなかなか浸透しない。また、板書やノートは授業のテンポを上げることで増える。 pic.twitter.com/v9VOiOVc4p

2015-07-25 13:47:00
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

菅原:ICTの効果として見える化や、思考活動の充実化、相手に伝わる説明と発表、板書・ノートの充実といったものが挙げられる。また、私たち技術者ではなく教育者なので、機械に振り回されてはいけない。子供達を成長させるプロでなければならない。

2015-07-25 13:50:10
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いては多摩市立愛和小学校の松田先生から。松田:今日は古河市教育委員会と学校への行政・校長経験者からのアドバイスのようなお話ができればと思います。 pic.twitter.com/n02TlVai2G

2015-07-25 13:55:27
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

松田:2015年、学校は社会で必要な時代と技術を学ぶ場になっているでしょうか?今の1年はDogYearどころじゃない速度でテクノロジーが進んでいる。子供が教育を受け社会に出るまで20年、その親とはさらに20年のギャップがある。 pic.twitter.com/N8aH1tp3Gv

2015-07-25 13:58:31
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

松田:タブレットはその間を埋める一つの要素になり得ると思っている。私は45分の授業で50分間タブレットを使えと言っている。そうでないと使わない。古河市のみなさんにとってはXデー、9.1まで少し。タブレット利用が目的化という批判があるが、使ったことのない人がそれを言ってはいけない。

2015-07-25 14:01:08
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

松田:キーポイントは、校長がボトルネックにならないこと。また議会の皆様には、タブレットの導入を免罪符にしてはいけないとお伝えしたい。すぐに導入の成果は出ない。仮に1週間30コマで18クラスあれば週1.6コマ。市議の人は是非エバンジェリストの成果に注目してあげてください。

2015-07-25 14:03:41
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

松田:保護者の皆様には、ノスタルジーで学校を見ないでほしい。2035年を生きる子供に責任を持つ教育をするのが学校である、という目線で古河の取り組みを応援してあげてほしい。

2015-07-25 14:05:33
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

ここからはパネルディスカッションです。事前に保護者へのアンケートなどから12のテーマについて一つずつ、先生に選んでもらってコメントをもら雨方式で進めます。 pic.twitter.com/PMC3ec4z96

2015-07-25 14:09:46
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

質問1:ICTにより書く力が衰えていないか?(保護者より) -> 古河市菅原:むしろうちの場合は増えた。 新潟附属小片山:うちもむしろ増えた。タブレットが入って掛け算で増えたと思っている。 pic.twitter.com/6e6QApEWjS

2015-07-25 14:11:40
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