憲法学者 小林節氏がかつて「集団的自衛権は合法」「法廷局の人事権は政治家が持っているので解釈変更できる」と言っていた件

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とりあえず小林節氏には、かつて集団的自衛権は合法だと主張し、90年代には「法制局の人事権は内閣が持ってるのだから解釈変更でもなんでもやればいい」と主張していたのを、近年になって違憲説に切り替えた理由を、「娘が生まれたから」だけで説明するのはやめてもらいたい

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小林節「私は以前、集団的自衛権の行使を認めてもいいとの考えでした。歴史の中で戦争はいっぱい起きていて、それは歴史の力学、天の意思だと思っていた。人口一億人のうち一万人が戦争で死んだとしても、誤差の範囲だと思っていました。 （続く）

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（続き） 　しかし、自分に娘が生まれて、ひとつの命の大切さを思うようになった。戦争で死ぬ兵士も、その家族にとっては一人しかいないメンバー。そのことに気が付かずにいたんです。 （続く）

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（続き） 　私はかつて、「集団的自衛権を持っていても使えない」という憲法解釈はおかしいと思っていたし、海外派兵も追求していました。ただ、勉強した結果、現在の憲法解釈は正しいと思うようになりました。 （続く）

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（続き） 　憲法九条は一項で侵略戦争を放棄していますが、自衛戦争は放棄していない。だけど、二項で戦争当事国として海外で振る舞う資格をなくしている。このように読むべきなんです。間違っても自衛隊を海外に出さないというのが憲法上の条件。 （続く）

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（続き） 海外派兵は、必要最小限度の自衛権の行使を超えるものです」 （以上、2014年6月3日付中日新聞「『われら』の憲法　集団的自衛権を考える　慶大名誉教授・小林節氏（６５）　米について行く「３軍」」より）

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「小林節慶応大教授は『法制局が許さないから、という政治家がいるが、法制局の人事権をもっているのは政治家であり、求めれば解釈変更はできる。すべては政治の判断だ』と強調する」（1996年5月1日付産経新聞「【集団的自衛権】（４）“解釈変更”　安保条約改定で初めて政治問題化」より）