マンハイム『変革期における人間と社会』読書メモ集

マンハイム『変革期における人間と社会』(『マンハイム全集』第五巻、杉之原寿一訳、潮出版社、1976)の読書メモをまとめました。K. Mannheim, Mensch und Gesellschaft im Zeitalter des Umbaus, 1935.
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荒木優太 @arishima_takeo

自省とは、観察または行動の光線を自己自身に向けて、しかも自己改造のために反転させることである。人間が自己について反省したり、自己の行動について反省したりするのは、多くの場合、自己を改造したり自己自身を再形成したりするためである。byマンハイム『変革期における人間と社会』

2015-07-25 10:36:58
荒木優太 @arishima_takeo

「分割して統治せよ」って元々誰が言い出したんだっけ? 後で調べるメモ。

2015-07-25 10:45:07
荒木優太 @arishima_takeo

スペンサーには「再野蛮化」というタームがある。メモ。 pic.twitter.com/cvYOCKrQe2

2015-07-25 11:15:46
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荒木優太 @arishima_takeo

「特別の職業のために訓練された夫は、一般に、一面的な合理化によって適応能力を阻止されている。これに反して妻は、きわめてしばしば、あらかじめ職業をもっていないということによって、社会的な自由領域においてもっとも必要とされる本来的な衝動形式と思考形式を保持している」(マンハイム)。

2015-07-25 16:42:39
荒木優太 @arishima_takeo

「人間はだれでも、可能的な事件を期待しながら生活している。この意味において、現在および将来の生活はすべて、期待の地平線によって取り囲まれている」(マンハイム『変革期における人間と社会』)。「期待の地平」入りましたー。

2015-07-26 17:29:15
荒木優太 @arishima_takeo

「或るメロディの全体は、直接捉えられるのであって、そのなかに含まれている音階や音程の単なる総和ではない、という有名な事例が思いだされるであろう」(マンハイム『変革期における人間と社会』)。ベルクソンっぽい(たしか講義受けてたんだよな)。

2015-07-26 18:02:52
荒木優太 @arishima_takeo

純粋に瞑想的であること、すなわちみずからに安んじて、生活や活動の手段を考えないことが、思考の本質であるかのように思われるのは、書斎に閉じこもって世俗を離れた生活を送っている人びとの場合だけである。byマンハイム『変革期における人間と社会』

2015-07-27 11:23:09
荒木優太 @arishima_takeo

マンハイム『変革期における人間と社会』読了。変革期社会では旧原理と新原理が共存し、大きな混乱が生じる。その否定的側面と肯定的側面を考察。丸山眞男が参照していることで有名だが、私はヤウス『挑発としての文学史』から知った。成程、「期待の地平」概念使ってはいるが、キーワードじゃないな。

2015-07-27 12:13:29
荒木優太 @arishima_takeo

マンハイムの文章は、タームの定義らしきものが最後の方になってから出てくるので、一読では中々理解しにくいと思う。一番アレだったのが「中間原理 principia media」。旧原理と新原理の中間として理解すればいいんだろうが、わかりにくい。試行錯誤的な話??

2015-07-27 12:18:53
荒木優太 @arishima_takeo

直観主義と対立し、「さまざまな活動系列の地方的状況と一回的発展から統合されるような具体的連結における普遍的な諸力」が考察の対象とかいわれても、よく分からん。只、変革期での「期待地平」との関係で、期待は正常の期待だけでなく、原理変化さえ期待する、という話は良かったので、文句はない。

2015-07-27 12:22:15
荒木優太 @arishima_takeo

「いずれの社会においても作用しているのではなく、一定の社会形態の特殊な性格を規定している合法則性や相互連関、すなわち「中間原理」」。定義っぽいの抜き出してみた…が…。

2015-07-27 12:27:58