元広島大学救急医学・谷川攻一先生の2011年11月の講演「福島第一原子力発電事故災害に学ぶ:緊急被ばく医療体制の現状と課題」
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発端
広島大学救急の谷川攻一先生は福島に赴任されたようだ。 →Reading:原発事故の健康影響まとめた論文発表 NHKニュース nhk.jp/N4KV4Get
2015-07-31 19:14:23(NHK)原発事故の健康影響まとめた論文発表 nhk.jp/N4KV4Get (論文はこれかな?"Nuclear disasters and health..." thelancet.com/journals/lance…)
2015-07-31 23:18:53(以下2件はまとめ公開後に追加しました)
これは疑いなく今回の事故の貴重な教訓だな「今後、各地の原発で防災計画を見直す際には、放射線以外の健康影響にも長期にわたって対応できるようにすべき」/原発事故の健康影響まとめた論文発表 NHKニュース nhk.jp/N4KV4Get
2015-07-31 23:54:43【AFPBB News】 福島原発事故、精神的打撃が尾を引く 研究 afpbb.com/articles/-/305… 【Lancet Aug 01, 2015】 thelancet.com/journals/lance… thelancet.com/journals/lance…
2015-07-31 23:56:39(↑このAFPの紹介記事は論文の掲載雑誌名Lancetを明示した上、UNSCEAR 2013報告とも対比して論文の内容を紹介。NHKの紹介記事とぜひ読み比べてみてください。
Lancetの2015年8月1日号はFrom Hiroshima and Nagasaki to Fukushimaと題して3件の論文をシリーズで掲載しましたが、NHKニュースがとりあげたのはその2番目の論文で、上のツイートの最後にリンクされています)
原発事故直後から福島入りした谷川攻一先生のこの講演は、資料としても価値が高いと思う。 →特別講演「福島第一原子力発電所事故災害に学ぶ :緊急被ばく医療体制の現状と課題」PDF hicare.jp/lecture/pdf/sy…
2015-07-31 19:17:50それにしても、明石昇二郎さんと広瀬隆さんが、谷川攻一先生を含む8人を 東京地検特捜部に告発したんだよなあ。時はほんと無慈悲だ。 PDF rupoken.jp/indictment/Ind…
2015-07-31 19:21:24本編ここから
承前) 平成23年度以降の開催状況~放射線被曝者医療国際協力推進協議会 : j.mp/1hampaO 2011 HICARE 国際シンポジウム 特別講演動画: j.mp/1MycJ5M 講師:広島大学救急医学 谷川攻一教授(当時)
2015-07-31 20:26:33この国際シンポジウムは2011年11月23-24日に広島市で開催されました。
上のページの「報告書」リンクをクリックするとプログラムが開き、そこに講演や討議ごとに日本語の文字起こしとその英訳を左右に並べた記録PDFファイルがリンクされています。
同じページの「動画」の項にはこの講演とパネルディスカッションの2本の動画がリンクされています。
谷川攻一氏・広島大学救急医学教授(当時) 特別講演「福島第一原子力発電所事故災害に学ぶ :緊急被ばく医療体制の現状と課題」 文字お越し→ j.mp/1OSPVx3 アーカイブ→ j.mp/1MycJ5M
2015-07-31 23:42:22承前) 谷川攻一氏「放射線プルームの影響を避けるために,屋内待機は極めて有効な手段です。これも今回,私が非常に痛感したところです。緊急避難しようとして無防備のまま屋外へ出て,逆に汚染・放射線に曝露されてしまうことの方が有害。放射線は測定器さえあればとても簡単できます」
2015-07-31 20:33:02承前) 谷川攻一氏「放射性物質の塵が,20km圏内から避難された方の衣服や頭部等に見受けられました。塵そのものが体の外側に付いたとしても,健康に大きな影響を与えるものではありません。」
2015-07-31 20:36:40承前) 谷川攻一氏「ただし,内部に入った場合,例えば,放射性ヨウ素が空気中から吸入によって体内に取り込まれたり,ミルクや乳製品を介して体内に入ったりした場合には,特定の臓器に障害を起こす可能性があります。」 pic.twitter.com/lt9jsRFujl
2015-07-31 20:38:07承前) 谷川攻一氏「原子炉に関連する臨界事故は,今回の福島を除くと,過去60年間の中で6件しかありません。臨界事故自体も19件しかなく,実は圧倒的に多いのは,放射線発生装置による事故です」 pic.twitter.com/dIvgZn5Lir
2015-07-31 20:41:49承前) 谷川攻一氏「2003年以降,原子力事業所事故,個別の高線量被ばく傷病者に対する医療体制を中心に整備が進められた。ただ,自然災害,特に大地震や津波,それに引き続く原子力発電所事故などのいわゆる複合災害に対しては整備されてきません。これは今回の福島事故における最大の反省点」
2015-07-31 20:46:26承前) 谷川攻一氏「原子力発電所が全国に54か所ありますが,それぞれの周囲に被ばく医療機関が整備。初期被ばく医療機関は,初期対応,特に除染を行います。二次被ばく医療機関は入院が必要な加療を行います。」 pic.twitter.com/8bUXufogYF
2015-07-31 20:50:08承前) 谷川氏「担当都道府県を中心にした緊急被ばく医療体制の整備が基本的な役割。平時におけるネットワークの整備,研修・教育・検証が,三次被ばく医療機関の大きな役割。広島大学と放射線医学総合研究所が協同しながらこの体制を整備していく」 pic.twitter.com/bklS1A2m6t
2015-07-31 20:54:34