自民党衆議院議員、武藤貴也のトンデモ発言「基本的人権の尊重が日本精神を破壊した」
- KogaUjisato
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SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ。
2015-07-31 01:17:12武藤貴也(自民党衆議院議員 滋賀県第4区選出)
『日本国憲法によって破壊された日本人的価値観。』
http://ameblo.jp/mutou-takaya/entry-11937106202.html
http://megalodon.jp/2015-0802-1512-38/ameblo.jp/mutou-takaya/entry-11937106202.html
まず「国民主権」について。
「国民主権」とは「国家の政策決定権は国民一人一人にある」という民主主義の根本思想であるが、長谷川三千子先生によれば、そもそも「民主主義とは、人間に理性を使わせないシステム」である。
つまり民主主義が具体化された選挙の「投票行動」そのものが「教養」「理性」「配慮」「熟慮」などといったものに全く支えられていないからである。しかしながらこのことは、世界の歴史を見ると第一次世界大戦以前は常識であった。
第一次世界大戦前は、民主主義はすぐに衆愚政治に陥る可能性のある「いかがわしいもの」であり、フランス革命時には「恐怖政治」を意味した。民衆が「パンとサーカス」を求めて国王・王妃を処刑してしまったからである。
戦前の日本では「元老院制度」や「御前会議」などが衆愚政治に陥らない為のシステムとして存在していた。
しかし戦後の日本は新しい「日本国憲法」の思想のもとで、民主主義を疑わず、またその持つ問題点を議論することなく、衆愚政治に陥ることを防ぐシステムもつくらず、ただただ「民意」を「至高の法」としてしまった。
次に「基本的人権の尊重」について。
私はこれが日本精神を破壊した「主犯」だと考えているが、この「基本的人権」は、戦前は制限されて当たり前だと考えられていた。
全ての国民は、国家があり、地域があり、家族があり、その中で生きている。国家が滅ぼされてしまったら、当然その国の国民も滅びてしまう。
従って、国家や地域を守るためには基本的人権は、例え「生存権」であっても制限されるものだというのがいわば「常識」であった。
もちろんその根底には「滅私奉公」という「日本精神」があったことは言うまでも無い。
だからこそ第二次世界大戦時に国を守る為に日本国民は命を捧げたのである。
しかし、戦後憲法によってもたらされたこの「基本的人権の尊重」という思想によって「滅私奉公」の概念は破壊されてしまった。
「基本的人権の尊重」という言葉に表された思想の根底には、国家がどうなろうと社会がどうなろうと自分の「基本的人権」は守られるべきだという、身勝手な「個人主義」が存在している。
従って、国民は国家や社会に奉仕することをしなくなり、その身勝手な個人主義に基づく投票行動が政治を衆愚政治に向かわせ、政治は大衆迎合するようになっていった。
それは言うまでも無く「国民の生活が第一」を高らかに叫ぶ今の政治に如実に表れている。
自民党の武藤貴也議員は自分のブログに「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の三つとも日本精神を破壊するもの」と書いて、堂々と否定しているのがすごい。この三つの正反対が、彼が理想と見なす政治状況なのだという。首相の政策とも一致している。 pic.twitter.com/rfg7REpS4u
2015-08-02 13:26:18自民党の武藤貴也議員は「戦前の日本では『元老院制度』や『御前会議』などが衆愚政治に陥らない為のシステムとして存在していた」として、戦後の日本国憲法下の民主的な政治を「衆愚」と断じているが、自分が国会議員になれたのはその「戦後民主主義」のおかげという基本的な現実が全く見えていない。
2015-08-02 13:27:32自民党武藤貴也議員がブログ記事等に書いている内容は、完全に「戦前・戦中の国家神道体制」の思想と一致しており、神道政治連盟の「教え」に忠実な議員だと思う。『国体の本義』や『臣民の道』をよく勉強している。ただし、その路線で暴走した結果、日本が滅亡寸前になった歴史は全然勉強していない。
2015-08-02 13:28:57「国を守るため」だと錯覚して、実際には国を滅ぼす路線を爆走したというのが戦前から戦中、敗戦に至る流れであり、戦後の日本人の多くが戦前・戦中の思想を捨てたのは「あれは錯覚だった」と認識したからだが、神道系団体の一部は今でも、それが錯覚であったと認識せず、気づいても認めようとしない。
2015-08-02 13:30:321935年前後の「国体明徴運動」からわずか10年で、日本は勝算のない戦争を「自存自衛」の名目で博打的に始めた報いとして、国と天皇が滅亡の危機に瀕した。一方、戦後の日本では日本国憲法施行から68年間平和が続き、文化的にも経済的にも発展を遂げた。こうした現実を認められない人間がいる。
2015-08-02 13:31:58神道政治連盟など一部の神道系団体は、戦後の日本国憲法を「GHQの神道指令を恒久化するもの」と見なす固定観念に基づいて価値を全否定し、敗戦直後からその破棄を悲願としてきた。彼らの目には、戦後70年の平和も繁栄も全く映らない。ただ戦前戦中体制を壊したGHQへの怨恨だけが渦巻いている。
2015-08-02 13:33:18今もブラック企業は隷属を強いるばかりで従業員の権利を守らない。同様にどこのブラック国家も国民に隷属を強いるばかりで権利を守らないもんだ。そんな体制の下でブラック企業がどう振る舞って自分はどうなるか、ブラック企業に毟られて貧乏酷使様化しちゃったクラスタは少しは考えてみるべき。
2012-04-28 01:01:35自民党の武藤貴也衆議院議員(滋賀4区)は、神道政治連盟国会議員懇談会の所属議員で、メディア恫喝発言の「文化芸術懇話会」の一員。政府の政策を批判する市民のデモを「自分中心的」「利己的個人主義」と悪意で曲解して参加者を罵倒・誹謗している。 pic.twitter.com/8u5eL6V0dD
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