気象庁のシングルボイスが崩れた日

いま桜島に厳重な警戒が必要なのか、注意深く監視で十分なのか。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

「桜島では、現時点では、規模の大きな噴火が発生する可能性は8月15日時点に比べて低下していますが、今後の活動の変化を注意深く監視する必要があります。」気象庁21日16時。警戒の文字が消えて、注意になった。 jma.go.jp/jp/volcano/inf…

2015-08-21 16:05:45
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「厳重な警戒」が「注意深く監視」に置き換わったのにレベル4が維持されている不思議。そのことを誰も不思議に思わない不思議。

2015-08-21 18:29:42
早川由紀夫 @HayakawaYukio

1630に車中で聞いたNHKラジオニュースでは、「厳重な警戒」てまだゆってた。とりあえず、おおげさにゆっとけばOKだとする風潮が存在するようにみえる。現地住民の生活はないがしろにされてる。命を守るのきれいごとだけがのさばってる。

2015-08-21 18:33:35
早川由紀夫 @HayakawaYukio

NHKニュース nhk.jp/N4Kq4HIQ 「気象庁は」「噴火に伴う大きな噴石や火砕流に厳重に警戒するよう呼びかけています。」 いいえ、気象庁はそんなこと言ってません。指定公共機関は災害情報を正しく伝達してください。

2015-08-21 21:19:18
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ああそうか。噴火警報レベル4がいまでも有効だから、「厳重に警戒」も生きるのか。しかし、最新の今日16時の解説情報は「注意深く監視」だ。気象庁、シングルボイスが崩れたね。どしようもないていたらくだ。

2015-08-21 21:21:42
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「厳重に警戒」と書いた噴火警戒レベル4をそのままにして、解説情報で「注意深く監視」と書いた気象庁は、本日重大な過誤をした。レベル3に下げるか、あるいは解説情報でも「厳重に警戒」と書かなければならなかった。この矛盾は、すみやかに解消されなければならない。

2015-08-21 21:31:44
早川由紀夫 @HayakawaYukio

これは、防災情報はシングルボイスでなければならないといい続けてきた気象庁の伝統に泥を塗った。

2015-08-21 21:33:35
早川由紀夫 @HayakawaYukio

いま桜島に、厳重な警戒が必要なのか。それとも注意深く監視でよいのか。どっちなんだ。これでは、地元自治体は行政できない。

2015-08-21 21:35:46
早川由紀夫 @HayakawaYukio

よく読んだら、ひとつの解説情報の中でシングルボイスが崩れてた。 ・噴火予知連の検討結果「注意深く監視する必要があります。」 ・気象庁の見解「厳重な警戒(避難準備等の対応)をしてください。」 data.jma.go.jp/svd/vois/data/… なんのための予知連。

2015-08-22 07:20:21

火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報 第82号
平成27年8月21日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(本 文)**
<噴火警報(噴火警戒レベル4、避難準備)が継続>

1.火山活動の状況
火山噴火予知連絡会拡大幹事会見解
 本日(21日)、火山噴火予知連絡会拡大幹事会が開催され、桜島の火山
活動について検討を行い、結果を以下のとおり取りまとめました。

 桜島の火山活動に関する検討結果

 桜島では、現時点では、規模の大きな噴火が発生する可能性は8月15日
時点に比べて低下していますが、今後の活動の変化を注意深く監視する必要
があります。

 桜島では8月15日から16日にかけて、南岳直下を震源とする火山性地
震の活発な活動と、山体の膨張を示す急激な地殻変動が観測されました。こ
れらの活動は、南岳直下の海面下1から3kmを中心とする領域にマグマが
ダイク状に貫入して、圧力が増加したことにより発生していると考えられま
す。干渉SARとGNSSを用いた解析では、地下の体積膨張量は約200
万立方メートルと見積もられています。 
 これまでのところ、今回貫入したマグマがさらに火口近くまで上昇してい
ることを示す兆候はみられていません。現時点では、規模の大きな噴火が発
生する可能性は8月15日時点に比べて低下していると考えられます。再び
マグマ貫入がある場合などには、桜島の火山活動の活発化は避けられないも
のとみられ、引き続き火山活動の変化を注意深く監視していく必要がありま
す。

2.防災上の警戒事項等
 昭和火口及び南岳山頂火口から3km以内の有村町及び古里町では、噴火
に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に厳重な警戒(避難準備等
の対応)をしてください。
 風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注意して
ください。降雨時には土石流に注意してください。
 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあ
るため注意してください。

<噴火警報(噴火警戒レベル4、避難準備)が継続>

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「注意」と「警戒」が火山監視におけるキイワードであって、どちらであるかがクリティカルであること、どちらか一方であって並立しないことを気象庁は30年も前から知っていたはず。

2015-08-22 07:22:05
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(わかりやすくいうとこういうこと) 噴火予知連は桜島の噴火警戒レベルを4から3に下げてもよいときのう判断したが、レベルの上げ下げ権限を握っている気象庁が、面子だか結果責任だかにこだわって4のままに留め置いた。その結果、合理的に説明できない矛盾が1枚の解説情報の中に生まれた。

2015-08-22 07:51:24