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英語はリズム言語。 リズムを体得しないと個々の発音だけでは話せるようになりません。 英語の基本リズムは「バナナ」と「バスケ」の2パターンです。 ⇒goo.gl/gp3WrI fb.me/1UeQh6Nuq
2015-08-26 15:05:23言葉にはリズムとメロディー(音程、またはイントネーション)というのがあって、これが体になじむかどうかがその言語を習得する上で大きなカギとなる。何となく相性の良い言語とそうでない言語と言うのはあるもので、往々にして母語に似たリズムやメロディーを持つ言語はなじみやすい。
2015-08-26 16:18:51日本語は関西方言を除いてイントネーションが平坦。そのため、英語を話す時に音程の取り方に苦労する人が多い。アクセントを意識する際、音程を意識することが大事。これを強弱だと習うことがそもそもの間違い。アクセントのある部分を強く言ってはダメ。アクセントは強弱ではなく、音程(高低)。
2015-08-26 16:26:37たとえばバナナと言う単語はba-na-naで3音節。第2音節の“na”にアクセントがあるので、baからnaで音程が上がり、最後のnaで下がる。関西弁ではバナナは真ん中のナで音程が上がるが、共通語圏やその他ほとんどの方言においてバナナは頭にアクセントがある。
2015-08-26 16:28:52アクセントを音程として意識すると英語が英語らしくなる。これは歌を歌う時にメロディーを取るのと同じでそれほど難しくはない。音読練習の際に必ず意識したいところ。もう一つのリズムに関しては、これは英語と日本語が写真のネガとポジのように正反対なので私たち日本人はみな一様に苦労する。
2015-08-26 16:31:10英語はシラブル(音節)が重要。この音節というものは母音がベースの日本語母語者には非常になじみにくい。ヨーロッパ言語や中国語のような子音がベースの言語を母語とする人にはどうということのない“シラブル”だが、日本語ネイティブにはハードルが高い。一部の音感の良い人は例外として。
2015-08-26 16:33:35AOIUMIと書かれた文字を私たち日本人は「あおいうみ(青い海)」と苦もなく読めるが、英語ネイティブには読めない。母音が連続する組み合わせは英語にはないから。Ei-yoy-u-mi(エイヨゥイユゥミ)と読んでしまう。日本人がstreetをsutoriitoと読んでしまうのと同じ。
2015-08-26 16:38:17リスニングで苦労している人、またはリスニングはそうでもないがスピーキングで苦労している(ネイティブに英語が通じない)という人は、1つは音程が原因。もう一つがリズムで、このリズムはシラブル(音節)と密接なかかわりがある。音節を意識しろと言ってもピンと来ないという人が多い。
2015-08-26 16:41:29メロディー(歌)でいうと音符一つが1音節。日本語は1文字1音符(音節)。以前アナ雪主題歌の「Let It Go」でも解説したけれど、この歌のサビの音符は3つ。だから日本語は「ありの~」と3文字が入る。英語はle-di-goで3音節。ここで重要なのがリダクションが起るということ。
2015-08-26 16:45:28Let it goを、let-it-go のようにリズムを取っているとメロディーに乗らなくなる。エンディングのTは常にリダクション(音の脱落、省略)が起るためledigoとなる。こういう基本ルールを知らないとリズムを正しくとれない。リズムを取れないと聞けないし通じない。
2015-08-26 16:47:15音感の良い人はこのリダクションルールを自然と身につけている。そうでない人はもう一度ちゃんとやり直したほうがいい。余計な音を発音するということはつまり、不必要な音符が増えるという事。音符の数が変わると別の曲になる。別の曲を歌っているから「それ何の歌?」となって通じなくなる。
2015-08-26 16:49:24音節と文字の関係やリダクション、リズムについては「Let It Go」を使ってこちらの動画で解説しています⇒youtu.be/XIUyLsv3wCs
2015-08-26 16:54:29英語のリズムの中で最も日本人が苦労するのがいわゆる“裏拍”、up beatです。裏拍というのは1拍目から入らずに一瞬間を置いてから入るリズム。パン、パン、パン、というのが日本語のリズム。英語はンパッ、ンパッ、ンパッで、この最初の「ン」の部分の間(休符)が日本人を苦しめている。
2015-08-26 16:58:30本来日本の歌には裏拍はない。童謡でも民謡を見るとわかりやすい。「桃太郎」は♪も~もたろさん♪で「も」から入るし、「チューリップ」は♪さ~い~た~♪で「さ」から入る。英語は「サンタが街にやってくる」だと♪You better watch out♪で、“be”から入る。
2015-08-26 17:02:21日本語のポップス(歌謡曲)も70年代くらいから裏拍が増えてきた。昔学校のクラス会でみんなで合唱することになった時、誰が決めたのか当時流行っていたマッチ(近藤真彦)の「ハイティーンブギ」を歌うことになった。この歌のサビがまさに裏拍で、当時このリズムが取れない男子生徒がいた。
2015-08-26 17:04:28「ハイティーンブギ」のサビ、♪ハイティーンブギ~♪のところには休符が入っている。フライングして一足先に「ハ」と言ってしまう子がいて、指揮を執っていた女子に罵倒されていた(笑) ハイティーンブギを知らない若い人はこちらをどうぞyoutu.be/uMnk5sqU460
2015-08-26 17:07:32ともあれ、この裏拍を体得することが英語を流暢に話せるようになるための大きなポイント。発音は悪くないと思うのにネイティブに聞き返される、ノンネイティブには通じるけどネイティブに通じないという人はリズムを意識してみよう。かなり違ってくるはず。
2015-08-26 17:09:13