今鏡ワンドロ 第八回「崇徳天皇」 2015年9月5日(土)
崇徳天皇
没年:長寛2.8.26(1164.9.14)
生年:元永2.5.28(1119.7.7)
平安後期の天皇。諱は顕仁。鳥羽天皇の第1皇子。母は待賢門院璋子。
保安4(1123)年父鳥羽天皇の譲りを受けて5歳で践祚。この即位は当時院政主であった曾祖父白河法皇の意によるものであるが,崇徳天皇は実は白河法皇が自分の猶子である璋子に生ませた子で,鳥羽上皇は崇徳天皇のことを「叔父子」と呼んでいた,との巷説もある(『古事談』)。
初め法皇の執政下でその庇護のもとにあったが,大治4(1129)年法皇が崩じて鳥羽上皇の院政が始まると情勢は一変して厳しくなり,保延6(1140)年源雅定左大将着任をめぐって上皇と対立。翌永治1(1141)年鳥羽上皇の意思によりその寵妃美福門院所生の異母弟体仁親王(近衛天皇)に皇位を譲らざるを得なくなった。
譲位後は新院と呼ばれ本院鳥羽との対立が激化,そのようななかで近衛天皇が久寿2(1155)年に17歳で急逝すると,崇徳上皇はわが子重仁親王の即位に望みをかけた。が,結局同母弟の雅仁親王(後白河天皇)が即位し,その子守仁親王が立太子するにおよんでその願いも空しく破れた。
次いで翌保元1(1156)年鳥羽法皇の死去を機に,当時摂関家で政界から疎外されていた左大臣藤原頼長と共に源為義,平忠正らを召集して挙兵するに至った(保元の乱)。
しかし天皇側に敗れ,配所讃岐国にて失意のうちに崩じた。ために世に讃岐院と呼ばれ,また天皇の火葬所が山陵とされた(白峯陵)。
崇徳上皇の配所での生活は様々な説話集にみえるが,『吉記』にも「五部大乗経」を血書した由が記されている。
死後怨霊として世人に恐れられ,為政者はその慰撫に努めた。すなわち治承1(1177)年崇徳院の諡号を贈り,さらに保元の戦場跡には粟田宮を建立した。
和歌に秀で,『詞花和歌集』編纂を命じており,もとより風雅を愛する繊細な人物であったように思われる。
<参考文献>橋本義彦『平安貴族社会の研究』
(木村真美子)
朝日日本歴史人物事典
https://kotobank.jp/word/崇徳天皇-84312
千人万首
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/sutoku.html
「題しらず
瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ(詞花229)」
が有名。
しゅとく新院の命日なので~~! 描き下ろし絵は今日のバイト帰ってから描きます!!! pic.twitter.com/fuzFU53ldA
2015-08-26 00:20:46以上、崇徳天皇の命日絵で、まとめ許可を頂いた方々のイラストでした。どなたも崇徳さんへの愛が溢れていて、見ていてにやけてしまいます。
以下は、『今鏡ワンドロ』当日の投稿です!
西行法師「すーさま、京から遠く離れた直島に来られておさみしいでしょうから、ワタクシの抱き枕なぞを… ^ω^)ドーゾ」 崇徳天皇「………… ;^ω^)」 #今鏡ワンドロ pic.twitter.com/AxoNZgXGRu
2015-09-05 13:52:26崇徳天皇 『今鏡』「すべらぎの中 第二 春の調」より 幼少期と青年期の4コママンガを2本描きました。 セリフが見えるかな・・・? #今鏡ワンドロ pic.twitter.com/q9Yi9yLAF3
2015-09-05 19:04:11歌人泣かせの幼少期、百人一首の歌、その薄幸で儚い生涯、怨霊伝説、ピュアな恋愛模様…と、崇徳新院はどんな面も大好きですが…個人的には、京の御廟近くにある安井金毘羅宮に祀られた「縁切りの神様」としての新院が一番好きです!#今鏡ワンドロ pic.twitter.com/HWv59GttOT
2015-09-05 22:35:15崇徳院ワンドロで院政期コピペbotさんのツイートを雰囲気漫画にしました twitter.com/inseicopipe/st… #今鏡ワンドロ 雅仁「たまに、ちょっとこわい」 pic.twitter.com/AuqGOCauGR
2015-09-06 01:03:13崇徳院「お前はいつも、なんでそうやって自分のことは棚…棚に……棚に、よいしょって…」 雅仁「棚に上げて」 崇徳院「そう、それ!」
2015-09-05 08:54:49崇徳天皇に参加&まとめ許可ありがとうございました!
次回は9月19日(土)に「近衛天皇」を予定しております。
せんりさんが描いてくださった崇徳上皇! まとめの為にせんりさんの許可を頂いてツイートさせてもらっています。 儚げな色使いが素敵です! #今鏡ワンドロ pic.twitter.com/Em80VCKKUg
2016-03-06 15:36:00以下、命日絵です。
まとめの許可を下さった皆様、ありがとうございました!